たのしい初夏の講座のご案内 こども達との関係がよくなる、こどもたちがもっと学びたくなる、教師自身がたのしくなる講座

 講座担当のさくら先生から案内がとどきました、公式サイトにも掲載させていただきます。このサイトを読んでくださっているみなさんから「学力問題」や「こどもとの関係づくり」などいろいろな質問も届きます。この機会に、たのしい教育を体験して(可能な方はこどもも一緒に)、どういうものが本質的な学力につながるのか、こどもがたのしいといってくれる授業とはどういうものかを体験してみませんか。

みなさん、こんにちは。
暑い夏の訪れを感じる日々、その夏の暑さに力をもらい元気にすごしたいですね。
 
今回は、5月に予定されている「さわやかな初夏のたのしい講座」のお知らせです。
いろいろお問い合わせいただきましたが、やっとご案内を差し上げることができることとなりました(´ー`
大人気のたのしい教育研究所の初夏の講座の開催が決まりました。
今回も「こどもたちとたのしく賢く笑顔で授業できる!」というプログラムを紹介します。学校だけでなく家庭でもたのしめる内容をたっぷり体験し、そのまま持ち帰って学校や家庭ですぐにまねできる様に教材や解説書などもパッケージしてプレゼントします。人気の〈たのしい教材販売コーナー〉では、バージョンアップした教材がいくつも並びます、ご期待ください。
 今回も看護師の国家資格をもつメンバーが安全対応のリーダーとなり感染症対策を万全にして、大人だけではなく子どもたちも一緒に楽しんでもらえるように実施します。定員は25名程度で、親子でも参加できます。
 早目に定員に達することが予想されます、参加希望の方は早めの申し込みをお勧めします。
 
日時:2022年5月28日(土)9:10受付/ 9:20〜12:40
 
会場:うるみん〈3階〉視聴覚室AB
 
対象:たのしい教育に興味関心のある方なら教育関係者以外も参加可能です ※小学生以上なら子どもと一緒の参加も可能です(子どものみの参加はできません)
 
<予定プログラム>
①みんなで仲良く<リズムあそび>
②たのしい読み語り
③〈休み時間に笑顔で賢くたのしめる教材〉の紹介
④社会の教科書・タブレットを使って〈歴史クイズ〉を授業化しよう
⑤バージョンアップしたたのしい教材の紹介
⑥体育で非接触型のたのしいたのしいプログラム〈ものづくり&本格ゲーム〉
⑦新作たのしい教育ブック「ふりこから広がる世界」〈理科が苦手な先生ほどたのしめる〉
 
参加費 ※参加者への教材プレゼント、資料、会場、教材開発等の費用にあてられています
 大人3000円、大学生・高校生2400円、子ども(小・中学生)1600円、 ※子ども一緒に参加する方はそのペアで1set
★早割り:5/13(金)17:00受付まで 大人 2600 円,大学生・高校生2200円、子ども 1400円
★RIDE会員・メルマガ会員(本人のみ)2800円 、早割併用で2400円
 
持ち物:筆記用具、飲み物、教材持ち帰り用のバッグ等 ※服装は動きやすいもの
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★★ お問合せ メールか電話で⇨ office@tanoken.com 090-1081-7842 (平日 18:00まで)
★★ 申し込みはメールのみ ⇨ office@tanoken.com 
件名に「2022初夏の講座申し込み」と書いて ①名前 ②所属(会社・団体・学校学年など) ③ 電話番号(緊急連絡に利用)  ④有料版〈たのしい教育メールマガジン〉を購読している方は「RIDE会員」と明記してお申し込みください。
添付リーフの右Q-Rコードからも申し込みできます(3段目に講座名を書き、本文欄に上記の必要事項をご記入ください)
 
※申し込みから2日程度(休日を除く)で受講可否メールを返信しています、返信がない場合は連絡ください

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絵本から広がる世界(たのしいブックレビュー)「あっ、ひっかかった」オリバー・ジェファーズ作・絵 青山南訳 (徳間書店)by Mie.

 学校でも、こども未来キャラバンでもとても喜ばれる絵本の一つに「あっ、ひっかかった」オリバー・ジェファーズ作・絵 青山南訳 (徳間書店)があります。

 その絵本をたのしんでくれた子どもたちのお母さんから最近、素敵なお便りをいただきました。

 休日に本部町の海洋博記念公園に行ったらしいのです。
 すると子どもが「あ、ひっかかったの絵本 だ! 」と木を指差したのだそうです。

 たしかに、似ていますね。

その子は「わた毛がひっかかったら何になるかな?」とか「◯◯投げたらどうだろう」という様に、絵本の世界から飛び出して自然の中でたくさんのことを感じ、想像を膨らませ、親子でたのしい話の花が咲いたとのことでした。

「一冊の絵本からうける子ども達の感性はすごいですね」と話していました。その感性を一緒にたのしめる大人がいることもとても素敵だと思います。

 絵本はこどもだけでなく大人のたのしさも広げてくれます。みなさんもぜひ近くの絵本を手にとってみませんか。

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カニとたわむるーたのしいアウトドア経験は本質的な学力(魅力ある学力)につながる

 沖縄の学力についての話、「小学生の学力テスト得点が全国的に平均レベルに達してから伸び悩んでいる状況をいかに突破するか?」という話をしたことがあります。テスト得点をどうするか、というより「こども達の本質的な力をどうのばしていくか」がカギです。具体的には全国でまだ取り組んでいない〈たのしさ〉へのシフトです。「学校に行くのがたのしい」「先生ともっとこういう勉強をしたい」そういう子どもを増やしていく、そうやって子どもたちの本質的な力が高まっていくことで時間はかかっても着実に沖縄県全体の〈力〉が高まっていきます。それはたとえば政府との交渉力とか、基地の問題をどうしていくかという大きな問題の解決にもつながるでしょう。

 という大きな話だけでなく、具体的にどうするかという方法論がセットなのが〈たのしい教育〉です。

 たとえば海に行った時、そこでたのしむ事のできる題材をこども達にどんどん伝えていくことです、そのためにもまず大人がたのしむことです。

 これは以前撮った写真です。

 足を海の中に入れて食べ物を波にのせ、しばらく静かにしていると〈カニ〉がやってきました、30分くらい待つ気持ちがあれば必ずなにか生き物たちと会うことができます。

 アウトドア用のナベにすくってみましょう。
 みているとカニを中心に波打っているのがわかります。

 この波の模様(波紋)は、カニの口から発生していることがわかります。

 カニはエラ呼吸なので、水を取り入れて吐き出しているのでしょう。

 そうか、陸上でカニがアワをぶくぶく吹いていることがあるけれど、それはつまり呼吸しようとがんばっているということなんだろう。特別なことではなく常日頃から口から水を吐き出しているわけだ。

 ところで食事中にはこの波紋は立たないのでしょうか、どう思いますか?

 食べ物を前に置いてみましょう。

 ハサミをのばしてパッととり、食べ始めました。
 食べながらも波紋は続いています。
 私たちも食事しながら呼吸もしますから、わかってしまうとそれはそうだということなのですけど、こういうことも予想チャレンジしなくてはハッキリしません。


 この波紋、吸い込んだ水を口から出しているのはわかるのですけど、水鉄砲の様にシューッと出しているわけではありません。

 プップッというように断続的に出している様にみえます。

 15分くらい観察していたので、そろそろ自然の中にかえしてあげることにしました。

 こういう時間を、〈たの研〉の先生たちはとてもたのしんでくれました。中には「はじめてカニに触りました」という人もいました。

 大人がこうやってたのしめる教材を少しずつ増やしていく、そのたのしさは子どもにかなりの確率で伝わります。

 準備された答えを知ることを超えて、たとえばこの様に、出会ったカニと戯れながらいろいろなことを学んでいく先生たち、大人、そしてこども達が育っていく。そういう姿がいろいろなところでみられるように、たのしい教育研究所は今年度も元気にたのしく活動していきたいと考えています。

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板倉聖宣(仮説実験授業研究会初代代表)「創造より模倣の方が難しい」/たのしい教育の発想法

 久しぶりに〈たのしい教育メールマガジン〉から抜粋して紹介します、板倉聖宣(仮説実験授業研究会初代代表)が語った「模倣と創造」についての発想法を「創造より模倣が難しい」と題して保健授業作りセミナー1998.8で語ったものから再編集しました。メルマガで人気の発想法の

板倉聖宣

「日本人は創造性がない」などといわれます。
 それを聞くと普通の人は

「そうだよな、模倣性ばかりだよな」

と思ったりしますが、実は日本人は全体として模倣性がないのです。
 もちろん〈歴史的に模倣性があった人たちがいた〉というのは事実です。
 たとえば聖徳太子の時代「中国の文化を徹底的にマネよう」と思った人たちと、それに反対する人たちとの間でいろいろな争いがあったことは有名なことです。
 江戸時代末から明治時代にかけては「西洋の文化を全面的に学ぼう」という人たちがいて、それに強い抵抗があったのもよく知られた事実です。
 そうした抵抗に負けず全面的に模倣を進めたことは日本人が成し得たのは、最も創造的な仕事でもあります。
 しかしそれらは日本の歴史の中で特異なことだったのです。
 日本人は今でも創造性がないのは〈徹底した模倣性〉がないからだと私は思っています。

 私は四十年近く、板倉聖宣の発想法や仮説実験授業を真似尽くすほど真似るという勢いで学んで来ました。そういう中でオリジナルの教材もたくさん作ることができました。「真似尽くす」という勢いがあったからここまでこれたと思います。真似尽くすより、自分のオリジナルを出していくことの方が楽だということも、これだけ真似してきたからこそしみじみ感じることができます。

 仮説実験授業より長く学んできた琉球空手も〈先人の技を真似してきた伝統の塊〉だといえるでしょう、それもそろそろ看板を掲げなくてはいけない時期に来ています。真似し尽くして自分の形となりはじめる、今年はそれを意識した年になりそうです。

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