いろいろなところで たのしい教育の日々

初めて出逢う方たちへもしかすると一度しかない授業する。
そしてそれに全力を投球する。
それがたのしい教育研究所の日々です。

教師をしていた頃よりもずっとエキサイティングです。

教師は「今日の授業の反省をして同じ子ども達への次の授業に活かす」ということが普通にできるのですけど、たのしい教育研究所では、◯月◯日に授業を、という様な依頼に答えてでかけるわけですから、まさに一回しかない授業、という気持ちで臨むのです。

最近、ある学校で授業をした時、
「いっきゅうハカセ、まえに先生の授業を受けました(^^ 」
と嬉しそうに寄ってきてくれた子がいました。

街づくりイベントに呼ばれて授業した時に受けてくれたそうです。

何年か飛び回るうちに「教え子」的な子どもたちが育っていくのだと思って、嬉しく思いました。
これは2年前の写真です。
低中高に分かれて授業させてもらった時の一コマです。
スクリーンショット 2015-06-21 8.21.27 この子たちはもう高学年になったのですね。
またどこかで授業できる日をたのしみにしています。

教え子の皆さん、前に授業をうけたことがあったら、ぜひ声をかけてくださいね。

沖縄の、たのしく元気で賢い学力の向上、たのしい実力のある先生方の育成、実践型カウンセリング、その他、たのしく学ぶ方たちを本気で応援する「たのしい教育研究所」です。

偉大なる まど・みちお@たのしい国語

以前、このサイトに「まど・みちお」について書いた(⇨過去の文章)のですけど、それより前、まどさんが生きていた頃に書いた文章が出てきました。

教師をしていた頃、週報にかいていたコラムです。

いろいろな方に読んでもらいたいので、ここに再録したいと思います。

———

私にとって、まど・みちおは「偉大なる人間」です。

ダウンロード2「ぞうさん」

「やぎさんゆうびん」

「ともだち ひゃくにん できるかな」

など、子ども達に親しまれる歌を世に送り出した人物でもあるけれど、それ以上に、年を重ねてもなお創作意欲を失わずに歩き続ける姿に感動するのです。

そして、その作品を生み出す彼の心が、子どものように純真である事に感動するのです。

何より、自らの行動に対しても偽らず、まっすぐに前を向いて生きて行こうとする姿勢に感動するのです。

最近、まど・みちおの訃報が届くのではないかという気がしてなりません。
偉大なる人物と同じ時を生きているうちに、この文章を書いておきたいと思います。
私がまど・みちおを心底尊敬するようになったのは、
「あなたの全作品集を出版したいのです」
と申し出た出版社に対して,彼が語った言葉に触れてからです。

「私は生涯で、戦争に賛成する詩を二編書いてしまいました。
 私がそんな不完全な、弱い、ごまかしをする人間だという事を明らかにする意味
 で、必ずその作品を探り当てて掲載してほしいのです」

 

「まど・みちお全詩集 伊藤英治編 理論社」の「あとがきにかえて」にこうあります。696ページからです。

まど・みちお全詩集スクリーンショット 2015-06-15 14.34.57

 

 じつは私には戦争協力詩を書いたという記憶が全くなかったのですが、この二編のうちの一編「はるかなこだま」を、昨年三月初めて目にしました。

 梅花女子大の谷悦子さんが、原本とは別の印刷物に転載されているのをみつけて、そのコピーを送って下さったのです。
まぎれもない拙作で、大ショックでした。

 しかし考えてみますと、私はもともと無知でぐうたらで、時流に流されやすい弱い人間です。
こういうのを書いていても不思議ではないと思われてきました。

 

が、にもかかわらず私は戦前から、人間にかぎらず生き物のいのちは、何ものにも優先して守られなくてはならないと考えていました。
戦後も、戦争への反省どころかひどい迷惑をかけた近隣諸国にお詫びも償いもしない政府のやり方に腹を立て続けてきました。
また地元の「核兵器廃絶、軍縮をすすめる区民の会」だけでなく「アムネスティ・インターナショナル」や「キリスト教海外医療協力会」やその他この種のいくつもの会にも、誘われるままに参加しています。
詩作のうえでも身辺の動植物を多くとりあげ、かれらのいのちの美しさをほめ、かれらに対する人間の横暴残虐を憤ってきました。

 つまり、一方で戦争協力詩を書いていながら、臆面もなくその反対の精神活動をしているわけです。
これは私に戦争協力詩を書いたという意識がまるでなかったからですが、それは同時にすべてのことを本気でなく、上の空でやっている証拠になりますし、またそこには自分に大甘でひとさまにだけ厳しいという腐った心根も丸見えです。
そしてとにかく戦争協力詩を書いたという厳然たる事実だけは動かせません。

 動転した頭でどうすべきか考えましたが、昔のあのことの読者であった子供たちにお詫びを言おうにも、もう五十年経っています。
懺悔(ざんげ)も謝罪も何もかも、あまりに手遅れです。慙愧(ざんき)にたえません。
言葉もありません、と私は私の中のはるかなところから、母のように私に注がれている視線に掌を合わせ、心を落ちつけました。

 そして結局この「はるかなこだま」を公表して、私のインチキぶり世にさらすことで、私を恕(じょ)していただこうと考えました。
本当に慙愧(ざんき)しているのなら、詩作の筆も絶って、山にでもこもるところでしょうが、あとで記しますように、私の中にはかすかながら私を庇いたい思いもあって、このような虫のいい対応を考えついた次第です。

 そこで私は、かねて詩稿が揃いしだい詩集に具体化の約束を頂いている童話屋さんに頼んで、「はるかなこだま」を同詩集に収録させてもらう了解をえました。
…続く…

こういう人物が、同じ日本人である事をとても誇りに思います。

まど・みちおは、日本人の良心を代表する人物だと思います。

その意味で、わたしにとってのまど・みちおは「偉大なる人間」なのです。

最近は、よく、まどさんの「百歳日記」を開いています。
名作です。

まどさんの命が、まだまだ続きますように。

———

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プリンタインク折り染めでブックカバー たのしい折染め

 前に紹介した「新染料(プリンタインク)の折り染め」は、おかげさまで好評です。

https://tanokyo.com/archives/5887

https://tanokyo.com/archives/5903

 染めたものをそのまま飾っておくだけでもよいのですけど、工夫すると、いろいろなものに利用できます。 今回は、ブックカバーにしてみました。
 仕上がった折り染め作品を折って表紙をはさみこむだけです。
 わたしは淡いパステル系の色彩が好きなので、とても気に入っています。

スクリーンショット 2015-06-14 23.36.27

〈世界で一つだけの〉という形容は使い古されているとはいえ、間違いなく二度と作ることができないたったひとつのブックカバーです。

スクリーンショット 2015-06-14 23.36.36

 沖縄のこども達の学力が高まったという話をよく聞きます、全国学力テスの点数が上昇してきたそうです。

 それならなお、こういうたのしさ、自分の好みをベースにした偶然的なデザインをたのしんでいく経験をたくさん味わって欲しいと思います。
 たのしい学習、快感としての学習が、テストの点数を補完することは間違い無いでしょう。

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論文ドクターの仕事/定型を教えるのではなく熱意と能力を引き出す

これまで、世話をした論文が数千件となり、わたしの特訓後にいろいろな目標を到達した人たちが90%を超えたあたりから「論文ドクター」と名乗ることがあります。

論文ドクターの仕事は、いろいろな人が書いた論文に手を加えて直してあげる、ということではありません。
それでは単なる添削と変わりありません。

私の手法はカウンセリングによく似ています。

論文は全体として繋がっている生き物のようなものですから、そのうちのどこかを簡単に直してしまっても、前の部分や後の部分とのつながりがうまくいかないこともあります。
また、何か定型を与えるということではなく、その人が言わんとして来た論文に、その人の能力と熱意がより表現できるようにしてあげること。
そして、もしかすると、論文が途中からコースアウトしているとしたら、そのコースアウトしはじめたところはどこからか、本人が早めに気づいて手直しできるような力をつけてあげることです。

昨日も遅くまでいろいろな人たちの論文に手をいれていました。
力がついてくるのが目に見えてたのしい仕事です。
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