旧盆だって仮説・実験! いろんな国の高校生たちと たのしい授業!

今日は旧盆の最終日。
沖縄ではエイサーでとても賑わう一日。
わたしは慶良間諸島(最近、国立公園に指定された島々)の渡嘉敷島に渡って、自然の家で科学の授業でした。
何でこういう休みの日に授業?
と思うかもしれません。
海外からやってきた高校生への授業でした。
テーマは「豊かさとエネルギー」…主催者の方達から「現在の地球規模の問題を取り上げながらすすめてほしい」というオーダーがありました
私が伝えたのは
⭕悲観的に「どうしよう」とオロオロしていてもしかたがない。私たちがたのしく学び賢くなっていく事でしか解決できない…つまりは解決できる
⭕という事で科学をたのしく学ぼう
という流れです。
そして「地球」&「吹き矢で科学」
お陰様で盛り上がりました。
それにしてもミャンマーやネパール他、いろんな国々から参加してくれていました。
もちろん日本各地からも参加しています。

スクリーンショット 2014-08-10 21.12.58

顔を見ても国籍はよくわからなくて
「Why do you thing so?」
とマイクを向けて初めて
「あ、ジャパニーズじゃないのね」
とおどろいたり…
頭巾をしている子もいます。スクリーンショット 2014-08-10 21.12.40でも、どの国の子も、やっぱり大盛り上がりでした(^^

スクリーンショット 2014-08-10 21.12.31夕方研究所に戻ってホッと一息。
すぐに明後日のカウンセリング講座の原稿〆切に間に合わせようと、頭を切り替えてメンタル系モードです。
さぁ〜、今度は、カウンセラーを目指す人達を盛り上げるぞ!
たのしき日々。

大きすぎて見えない地球小さすぎて見えない原子―科学新入門〈上〉

続アドラー心理学 トーキングセミナー―勇気づけの家族コミュニケーション (マインドエージシリーズ)

達人の言葉 :島田省吾

何で聞いたのか読んだのか定かでないけれど、書いておきたい言葉があります。
映画評論家で格技家の私の琴線に触れた言葉です。

既に他界した方ですが、新国劇の島田 正吾(しまだ しょうご)という俳優をご存知でしょうか。スクリーンショット 2014-08-09 22.40.36映画にも数々出た方です…私の記憶に最も残っているのは「映画 八甲田山」でした。
その島田さんが舞台練習の時、師匠から怒鳴られたときの言葉が忘れられません。
記憶の違いもあると思いますけど本意は違いません。

島田さんが殺陣(たて:切り合い)をしている時に、師匠がこう言ったというのです。
「主役だからといって、そんなにばったばったと切って行くものじゃない!
 今お前が切る相手にはかけがえのない親が居て子が居て、
 そしてこれからの人生があるという事を知っているのか。
 その人生をお前が、自分の手で断つのだぞ。
 その覚悟を持って、刀を振りなさい」
鳥肌が立つ言葉でした。

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八甲田山死の彷徨 (新潮文庫)

たのしく本を味わう一つの方法(たのしい読書法)

私は活字中毒で、どこでもいつでも本が手放せないのですけど、今回は、その私の読書法の一つ「たのしく本を読む方法①」を紹介します。

0.準備するもの…イス、そしてもちろん読みたい本+飲み物(無くてもよい)
事前にトイレにいっておきましょう

1.それらを持って外にでます
夏の沖縄は、暑い… 熱い…
今の時期なら陰の場所を探しましょう。
今回、私は車で少し離れた湧き水の場所を選びましたazimuth:0.000000||elevation:0.000000||horizon:0.0000002.そこにイスを置いてセッティングOK
こういう時に一番じゃまするのは「照れとか恥ずかしさ」です。azimuth:0.000000||elevation:0.000000||horizon:0.000000
「透明人間」になりましょう…あ、気持ち的にね。
そこであなたが本をたのしんだからって誰かが損する事はない。
それどころか「あ〜、本を読むっていいなぁ」と何人かが思ってくれて、不況だという出版業がほんの少しもりあがる。

3.さぁ、リラックスして本を読みましょう…ほらいい気持スクリーンショット 2014-08-05 20.40.11初めての人は誰かに見られている感があって集中できないこともあるかもしれません。心配しないでください…必ず慣れます。

しばらくそうやって本を読んでいると、親子で公園に来ていた人が
「いいですねぇ〜、私もやりた〜い」と、おしゃべりしに来てくれました。
次第に増えてって、列になったりして…
いっきゅう記

とりあえずイスは何が良いかな、本は何がよいかな、という方へ…
わたしの大好きなガリレオについて板倉聖宣が書いた名著
ぼくらはガリレオ (岩波現代文庫)

気軽な読み物として
大人問題 (講談社文庫)

イスは安くて軽いものからスタート

書簡:りゅうたろう様「理想を掲げて妥協する」について

りゅうたろうさんへ

前回の丁寧な返事をありがとうございました。
やはり同じ事を考えていたのだと理解することができました。
思いはズレているけれど、表面上やっている行動は一緒だという事もあるので、こういう確認できたことを喜んでいます。

考えてみると、なかなかこういう事を話する機会はないので、とても貴重だと考えています。わたしにとっても貴重なだけでなく、このサイトを見てくれる方達の数が急に増えていることからすると、周りの方達にもそう感じてもらえているのかもしれません。

たのしい教育の思想が伝わる事はよい事だなと思うので、続けて書かせて頂きます。
時間のある時に返事をください。

今月の琉球新報紙に私が書いた「沖縄とガリレオ」というコラムを読んで頂けたでしょうか。
スクリーンショット 2014-08-01 9.15.08
「命どぅ宝」という、沖縄の根底に流れる思想は、ガリレオの偉大な行動と一致するという話です。
文字数の関係でふれられませんでしたが、私が板倉聖宣に影響を受けた「理想を掲げて妥協する」という発想があります(板倉聖宣「新哲学入門」に綴られています)。もしもとは板倉先生の講演の中の「理想を掲げて昼寝する」というものが原点ですけど、それは売られていませんね
話を戻して、その発想・思想はつまり、私が新聞に書いたガリレオの事でもあるのです。

「理想を掲げて妥協する」という言葉は、理想を掲げて一歩も妥協せず、原理主義者の様に突き進む事ではなく、
「理想を捨てないためにも妥協しつつ、その理想を追求する生き方」が大切だと理解していますし、そして、かくありたいと考えている言葉でもあります。

ところで、りゅうたろうさんが、たのしい教育という理想に向かって進んでいる、その思いを大切にできているのも、もしかしたら、いろいろな妥協をしつつなのだろうと考えているところです。

教育現場にさらに「たのしい教育」という思想や発想や技法が伝わっていくためにも、こういう言葉を広めていく必要もあると考えているところです。

ちょうど今日がメルマガの発行日なので、私が大切にしている、その思想・発想について綴っているところです。その手を休めて、りゅうたろうさんが、このことについて考えている事があれば、聞かせていただけたらと、この公式サイトに綴ってみました。

いっきゅう 記す
新哲学入門―楽しく生きるための考え方 (ものの見方考え方シリーズ 1)