『いわんこっちゃない』スギヤマカナヨ  (少年写真新聞社)

いわ

今日、紹介するたのしい絵本は『いわんこっちゃない』
スギヤマカナヨ(少年写真新聞社)です。

おじいちゃんと男の子のやりとりがおもしろくて
ほのぼのとしてくる絵本です。

おじいちゃんの言うことを聞かない男の子は、
いたい目にあったり、かなしいことになったり、がっかりしたり・・・
そのたびに「いわんこっちゃない」といわれます。

「おじいちゃんはさ、どうして、わるいことは、よげんできるの?」
と男の子が聞くと、
「そりゃ、おじいちゃんも、おんなじめに あってきたからさ」・・・
昔の失敗談をするおじいちゃんがまたいいんです。

塀の上を走って骨を折ったり、ねるまえに水を飲みすぎて、
オネショしちゃったり、・・・イラストもおじいちゃんが小さいときの
懐かしい絵になっていてよかったです。

「だから、おじいちゃんは おまえの“ころばぬさきのつえ”ってわけさ」
といった後に、最後のオチは、孫に「いわんこっちゃない」
といわれるところなど笑ってしまいます。

おじいちゃんの優しさと暖かさが伝わってきます。
「だからいったでしょ」と注意されると、なんとなく素直になれず
反発したりするけど「いわんこっちゃない」と言うと柔らかい感じがしていいですね。

ことわざもいろいろ出てきてたのしい絵本です。
表紙をめくると、男の子の、『ぼくの「いわんこっちゃない」ことわざ人生』が
四コママンガで書かれているし、最後のページには
「ことわざをしらべる」が載っています。

ことわざもたのしく興味をもって親しめそうです。
( by hina )

わたしの本棚|たのしい教育関係の書籍紹介

研究所のメンバーが
「古紙を売ってたのしい教育の普及に利用しよう」
という案を出してくれて、研究所が少し片付きつつあります。

今まで捨てていた印刷物や古本などが、沖縄の子ども達、そして教育関係の方達の明るい未来につながるのですから、すばらしい提案です。

ということで、わたしの部屋の古紙や資料、書籍などを整理しています。

すると必然的に後ろの方にあった本が前に出てきて、いい感じです。

たのしい教育に興味のある方には、どれもたのしくておすすめです。

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熱と火の正体―技術・技能と科学 (サイエンスシアターシリーズ―熱をさぐる編 温度と原子分子編)

煮干しの解剖教室 (オリジナル入門シリーズ)

コマの力学―回転運動と慣性 (サイエンスシアターシリーズ―力と運動編)

たのしい授業の思想

特別支援教育はたのしい授業で (-)

 

小さな島の沖縄から世界につながる「たのしい教育活動」を

沖縄の教育に全力投球「たのしい教育研究所」です

星野道夫の作品

星野道夫は大好きな写真家です。
ブックレビューを兼ねて、このサイトにも幾つか書いています。

アラスカ/クマが歩く大地 「アラスカたんけん記」

星野道夫「クマよ」/かがくする心の絵本

さて、10月某日、一日が終わろうとする頃、愛機Macのメンテナンスをしていて仕事ができないので、書棚の整理を始めました。

すると、星野道夫の2013年カレンダーが出てきました。

星野道夫の写真は、人間がきぐるみを着ているのではないかと見間違うかのような瞬間を切り取ってくれます。

 

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写真に添えられている言葉も、とても好きです。

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いつか彼の写真集を手にしていただきたいです。

たのしい教育にまっしぐら
それは心安らぐ人生です!

モチモチの木をみつけた!

某月某日、名護の小学校で授業することになり、その打ち合わせで学校を訪ねました。
授業の話はいずれ書くこととして、その学校の校庭にそびえている木に見とれてしまいました。
さいとうりゅうすけの「モチモチの木」にそっくりに見えたからです。
「モチモチの木」はわたしが教師になった1年目に絵本の好きな先生に紹介してもらって買った本です。

何度も何度も読みました。

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実際に絵本と比べてどうだということではなく、豆太が眺めたモチモチの木はきっとこんな感じじゃなかったのかな。

この向こうの海のあたりに23夜の月が沈む頃、遠くからこの木と重ねてみたいものです。

51VEBHJ1CYL._SX449_BO1,204,203,200_モチモチの木 (創作絵本6)

 たのしい教育の広がりがたのしい秋の日々です。