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たのしいファーブル研究

 ファーブル昆虫記で有名なファーブルについて、師の板倉聖宣から何度か話を聞いたことがあります。いずれメルマガにしっかり書こうと思っているので、ここではその触りをのせておきます。


 ファーブルは教師をしていました、しかしその頃の教師は薄給です。ファーブルは子だくさんの生活苦から〈科学読み物作家〉として歩き始めたのだ、という話には驚いて自分でも調べてみました。ファーブルは結婚再婚で10名の子どもがいたのです。

 いろいろ話を聞かせてもらった中で「ファーブルは昆虫が好きだからではなく、害虫として昆虫の研究をはじめたのだ」という話には素直にうなづくことができませんでした。

 今持って信じられないので「本当にそうなのか」というのが、私が解決したいテーマの一つです。

 というのは、ファーブルが〈昆虫を研究している学者たち〉に向かって、こういうことを書いているからです。

 あなた方は虫の腹を裂いておられる。だが私は生きた虫を研究しているのです。あなた方は虫を残酷な目にあわせ、嫌な、哀れむべきものにしておられる。私は虫を愛すべきものにしてやるのです。

 

 あなた方は研究室で虫を拷問にかけ、細切れにしておられるが、私は青空の下で、セミの歌を聞きながら観察しています。

 あなた方は薬品を使って細胞や原形質を調べておられるが、私は本能の、もっとも高度な現われ方を研究しています。

 

 あなた方は死を詮索しておられるが、私は生を探っているのです。(ファーブル昆虫記 第二巻第一章)

 

 最近、私のファーブル研究に迫る二冊の本が手に入りました。一冊は電子データです。
 「ファーブル昆虫記」は何冊にもわたっているので、手に入れるにはけっこうな額を出して購入しなくてはいけません、しかしアメリカではすでにパブリックドメインとなっているファーブル昆虫記が一般公開されています、うらやましい。

➡︎こちら

 

 もう一つは、ファーブル自身と息子との共著「ファーブルの写真集 昆虫」です、偶然出会って即購入しました。

 ファーブル昆虫記は挿絵版です。ファーブルの頃にはすでに写真があったのです。開くのがもったいなくてまだ数ページしか見ていません。

 その二冊をきっかけにして、生身のファーブルに迫ってみたいと思います。
 私が書物や資料を元に研究していく方法は、その人物の見方考え方を自分の肌感覚として体感できるような迫り方です。
 今からわくわくしています。

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