雪とみぞれ(霙)の違い|質問に答えて

沖縄に雪が降った日、外部から要請された仕事に向う途中、熱いコーヒーが欲しくて、近くのコンビニに車を停めました。

私の上にも降るといいのだけど・・・
外を眺めていましたけど、そう都合よく天気がいうことを聞いてくれるわけはありません。

さてこの冬一番の寒気団が沖縄上空を覆ったここ数日、研修所にもいろいろな方達から
「いっきゅう先生、雪とみぞれってどう違うんですか?」
という質問が届いています。

「雪」は個体です。
「みぞれ(霙)」という場合には
1) 雪と雨が一緒に降っている状態
2) 雪がとけはじめて液体まじりになった状態
の二つの場合に使われています。

気象観測上はどちらも「雪」に分類されます。今回の寒波の様子をweb上にUPされた動画などからみると、あきらかに1) の状態に見えます。

上空で雪が降っても、暖かい地上では 2)の状態、つまり「雪がとけはじめた」ように見える場合も多いと思います。
車に落ちた雪はすぐにとけますから、ふわふわの雪にはみえないと思いますし、それに雨粒がぶつかってすぐに液体まじりになってしまいます。

しかしそれも、高い位置では明らかに「雪」の状態でしょう。

たとえば今回、少しだけ地上から高い位置、ラグナガーデンホテルの上階から見た動画では、横に流れていく雪の状態が見えていますね。

私の祖父が「若い頃に沖縄でも雪を見た」と言っていました。
もう聞くことはできませんが、祖父はこのラグナの映像のような雪ではなく、きっと、ひらひら舞い落ちる一面の「雪」を見たと私は思っています。

沖縄にも雨交じりではない雪がふってくれれば、その答えを知ることにもなります。

 ちなみに「あられ(霰)」は5mm未満の氷の粒(つぶ)、「ひょう(雹)」は5mm以上の氷の粒をいいます。
わたしはアラスカでキャンプしているときに、何度も「ひょう」に出会いました。

  機会があれば書きたいと思います。

本質的な学力は
たのしい教育方法・教育技術で育つ
「たのしい教育研究所」です

応援団の方から新鮮なジャガイモが届きました|研究所に来てくださった方にお分けします

たのしい教育を学びに来ている方達に講義をしていると、研究所のチャイムがなりました。
行ってみると、応援団のCさんが段ボールが3つに入った新鮮な野菜を持ってきてくれました。

いつもあたたかく研究所のスタッフを気遣ってくれる方です。

「先生、旬のもの食べて、ますますがんばってよ!」
そう言って、それぞれの段ボールにいっぱい入った、ジャガイモ、玉ねぎ、大根をプレゼントしてくれました。

ありがたく頂戴して、いろいろな方達に分けても、ジャガイモがこんなに残っています。研究所に来てくれた方達にお分けします。

たのしいジャガイモ

美味しい野菜と応援してくださる方達の気持ちに、気力も充実する今日この頃です。

たのしく賢くなる教育方法と教育技術を広め
沖縄からノーベル賞を!
「たのしい教育研究所」です。

 

 

沖縄の科学教育|ハデでない方の科学・巨人たちの科学の重要さ

NPOたのしい教育研究所ロゴいろいろなところから科学教育に関する相談や依頼が届きます。
そういう時「最先端の科学や技術などをとりあげることが、より望ましい科学教育である」という考えをお持ちの方がとても多いことが気になります。
もちろん、それも大切な科学教育です。
そしてわが沖縄は、県を先頭にして、その点に関しての取り組みは決して劣っていないと思います。東京などのトップ集団と比べると、まだまだというのが実情かもしれませんが、全国的に劣っているとは思えませんし、沖縄県の科学教育に対する力の注ぎ方は、とても心強いものを感じます。

それでももっと最先端のものを、という場合には、10年以上前から私が提案しているように「沖縄にNASAと連携した宇宙ロケット基地を!」の実現を目指しませんか。まさに世界最先端の科学が、これでもか、というくらい集積していきます。

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単にロケット工学だけではなく、「宇宙で人類が生活する」ということが必然的なテーマになるわけですから、移動手段、食生活、衣料、医療、健康、安全、空気浄化、エコシステムその他の研究がどんどんすすめられていきます。

わが沖縄は、海に面しているので発射場所にも適していますし、地球の遠心力を利用する視点からも経度が低い地域よりずっと適しています。
宿泊施設もたくさんありますから、その発射に合わせて、観光を兼ねてたくさんの人たちが集まることでしょう。

日米の平和協力のシンボル的存在にもなると思います。

科学教育は、そういうような、ある意味「ハデ」な力の注ぎ方と、これから書きたい「地味」な力の注ぎ方があります。
この地味な方の教育は、地味なだけに、一見スルーされそうなきらいがあるのですけど、実は、とてもとても重要です。
そして、とてもとてもたのしいのです。

いろいろな科学者たちが「基礎科学が重要である」というような話を耳にすることがあると思います。その「基礎科学」につながるものでもあるのです。

ニュートンが語った言葉があります。

私がかなたを見渡せたのだとしたら、それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです。(英語: If I have seen further it is by standing on ye sholders of Giants.[注 1]

ニュートン
その「巨人たちが発見してきた科学」を味わうことは、とても胸躍ることで、感動的な教育となります。そして、その巨人たちはスーパーコンピューターを使ったわけでも、電子顕微鏡を利用して発見したわけでもありません。
自らの予想をもとにして、身近な材料でいろいろな実験を重ねてきているのです。

最近わたしが、ある小学校で実施した「原子・分子」の存在をテーマにした授業も、運動場にある石や、教室にある紙、そして家にあるだろうハンマーを利用したものでした。
子どもたちは、その授業の中でとても賢くなっていきました。科学が好きになったという子どもたちも、たくさん生まれました。

最先端の科学に、わが県は、とても力を入れて、たくさんの方達がそれに取り組んできています。きっと成果もゆっくり上がっていくことでしょう。それを讃えつつ、もう一方の地味な方、ガリレオやフックやファラデーといった科学の巨人たちが、身近なもので、この宇宙の法則を見出してきた科学を、子どもたちに伝える努力も大切だと思っています。

そしてそれは、地味なままでは終わりません。
先月、ある自治体で授業させていただきました。
「こま」を作って回転をたのしむ授業でしたが、人工衛星がコマの力を利用して微妙な位置コントロールをしているところまで発展する内容です。

子どもたちは「コマと科学のつながり」にとても喜んでくれました。
その中である付き添いで来た大人の方が
「コマの勉強が宇宙にまでつながっているということに、ぞくぞくしました。自分でももっとたくさん作ってみます」
と話していました。
子どもたちへの授業なのに、大人も熱中してしまっていたです。

巨人たちの科学を伝えることにも、もっと力を注ぎたいと思っています。
授業を実施したい、企画したいという方は、御相談ください。

このサイトの右側(パソコン画面)に送信できる場所があります。

沖縄の科学教育にも全力投球
「たのしい教育研究所」です

飛行の研究|たのしい教育研究所の人気教材「ひらりん」改良

たのしい教育研究所の人気教材に「ひらりん」があります。
飛行の研究をするにはもってこいです。
また、空気中の原子や分子をイメージする時にもとても有効です。

ひらりん 明日、本島中部の学校で保護者と子ども達とに授業することになっていて、空気の原子分子のイメージを生き生きと描いてもらうために、利用します。

以前から、間違ってはねを破いてしまう子をどうしようかということで、考えていたのですけど、今回、素材の厚みを1ランク上げて飛翔について調べている時に、その問題も一緒に解決しました。

この厚みの素材だと、セロテープで修正することができます。
もちろんひらひらと滑空します。

あす利用する教材にも挿入しておきました。

ひらりん2
修正したひらりんはしっかり滑空します。

スクリーンショット 2016-01-13 17.18.14

教材がどんどん進化していくことは、研究所が一歩ずつ成長していることです。
笑顔が広がる方向に成長することって、とても嬉しいことです。

沖縄中をたのしく賢く!
学力問題を明るく解決する「たのしい教育研究所」です