たのしい教育の発想法「失敗した時にシンプルに考える」-たのしい教育メールマガジン最新号から

 久しぶりにたのしい教育メールマガジンの内容をお届けしましょう。メルマガにはたくさんの記事が入っているのですけど、その一つ「たのしい教育の発想法」のはじめの部分を紹介しましょう。

 これはトップラインです。

 目次はこれです。

 

いっきゅう

 科学の実験で予想通りの結果が出ないことはよくあります。

 社会的な実験でもそうです。社会的な実験というのは例えば、コロナ感染者を減らそうと日本全体で取り組んだ結果がうまくいかないというようなものです。

 たとえば〈たの研〉の研究会では「こうすれば水中シャトルがもっとたのしくなる」と予想してためしたのにうまくいかないというようなことがいっぱいあります。

 予想が外れたとき「あのとき自分は別なことも考えていたんだよ、そう考えをすすめておけばよかったのに残念だ・・・」と考える人はたくさんいます。

 たとえば珈琲に代表されるカフェインの量について、最も多いものから1位2位を選んでみてください。

 眠気に負けずに仕上げなくてはいけなもいのがある時など役立つと思います。

 

 ア.玉露(緑茶)
 イ.珈琲
 ウ.レッドブル
 エ.紅茶

 

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予想してからね

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予想してからね

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 こういう予想は、外れても「あ、そうか、それはすごい。覚えておかなきゃ」という様にできるでしょう。

 ところが、対人的なもの、仕事上のこと、もっと重要なものについて予想が外れた時に、それを悔やんで、どうしてそういう予想を立てたのか、後悔し続ける人がいます。

 メルマガにはそういう時にシンプルに考えて行く流れを書いたのですけど、さっそくいろいろな反響が届いています。
 悩み続けることが解決につながることはほとんどないと思います。

 PEALカウンセリングのスローガンが「人生深刻になることは何一つない」です。
相談などがあれば気軽にお問い合わせください。

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カウンセリング・スーパーバイズ の場所の変遷

 緊急事態宣言というのは飲食業だけでなく、いっきゅうofficeのカウンセリングやスーパーバイズにも変化を与えています。

 PEALカウンセリングの実施ガイドに従って、カウンセリングやスーパーバイズは二人だけになる場所では実施していません。
〈たの研〉は実験中の教材が広がっている時も多く、マクドナルドやスタバなどを利用することがあります。

 ところが最近は「コロナ感染が心配なので不特定の人たちが近くにいるところは避けたいです」という方も出てきました。そういう場合は屋外でカウンセリングやスーパーバイズをすることにしています。

これは最近実施した公園のベンチの写真です。

 周りでウォーキングなどをしている人たちがいても、あまり気にならないものですよ。

 コロナでも問題や課題は待ってくれません、希望する方はお問い合わせください。

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心は細部にこそ宿る という話/PEALカウンセリング〈優先目標〉

先日、若い先生たちに語った話からはじめていきましょう、「心は細部にこそやどる」という話です。

 何か?

「人間は頭がよいから、言葉で理想的なことを語ることができるけれど、本当にそう考えているかは、何気ない行為や言葉に現れるものだ」ということです。

 たとえば保護者会で「子どもたちが一番大切だ」と語った先生が、職員室の茶飲み場で「あの子たちは同じとを何度教えてもぜんぜん学力がつかない」とグチをいう。
 自分が日頃語っていることと違うことが〈行動〉や〈つぶやき〉として出てしまう、それが〈心は細部にこそやどる〉ということです。
 もしも子ども達が一番大切だということが本当なら、教え方はいくらでも変えたらよいと思うのです。

 そういう不具合が起こるのは自分の語る〈言葉〉と、その奥にある自分の〈優先目標〉をはっきり認識していないからです。
 それをほっておくと、しだいに苛立ちや不安が増えていく。
 自分の努力の結果が出てこないといった結果にもつながります。

 自分が日頃発している言葉や思っていることと、心の奥でうまく言語化されていない優先目標を、自分だけではっきりさせるのは困難です。

 そういう時にPEALカウンセリングはとても有効です。

 PEALカウンセリングで自分自身が気づいていない〈優先目標〉をはっきりさせる、必要に応じてその優先目標に修正を加えていくことで、不具合の少ない向きに行動をかえていく。
 そうやって楽に生きていったり、元気になったり、努力の結果が現れたりetc.
 プラスの面が見えてきます。

 PEALカウンセリングを受けたい方は、お問い合わせください。
 問合せ➡︎こちら

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おすすめ小説 小川糸さん「ライオンのおやつ」

 最新版のメルマガに「2020年にメルマガで紹介した映画・小説の中から」というテーマで10本くらいの作品を選んだところ、年末年始にたのしみましたというお礼の便りがいろいろ届いています。

 選んだ中の一本に〈小川 糸:おがわ いと〉さんの「ライオンのおやつ」があります。
 今日はその本についてのお礼が届きました。

 私はもともと活字中毒といってよいほどの〈本好き〉で、たのしい教育研究所(RIDE)を設立してから、絵本や図鑑、科学本などはたくさん読んでいるのですけど、それまで趣味で読んでいた〈小説類〉はほぼ手にしなくなりました、年間に10本も読んでいないと思います、たぶん。
 ライオンのおやつは、その私が2020年に読んだ中で最もおすすめの作品です。

 主人公は33歳女性・海野雫(うみのしずく)。
 物語は、海野雫が、病で〈余命〉を宣告され、自らの最後の日々を過ごすために、瀬戸内の小さな島にあるホスピス(看護施設)に向かうところからはじまります。
 そのホスピスが「ライオンのいえ」です。
 〈ライオンのいえ〉には入居者がもう一度食べたいという思い出の食べ物をリクエストできる「おやつの時間」がありました・・・

 「死」が扱われていても、不思議なさわやかさを感じさせる作品です。

 誰にとっても死は大きなテーマです、けれどそれは実は〈生〉がテーマなのだということです。

 私いっきゅうはスマホに〈寿命時計〉というアプリを入れてあって、たまに「あなたの寿命は残り・・・・秒です」と刻一刻と減っていく予測寿命を見ながら「今確実に生きているなぁ~」という実感を得ています。

 生きているこのときを豊かにたのしく、それが〈たのしい教育〉のテーマです。

 2000年以上前に「ありもしない天国や地獄などに惑わされて今この時を無駄にせず豊かにいきていこう」と語ったエピクロス、その後、本格的な科学の発展と共に確実に増えてきた〈原子論者〉の一人が私いっきゅうです。

 とはいえ宗教を信じている人たちの人生を否定する気持ちは全くありません。〈今この時を豊かにたのしく過ごしていく〉それは宗教を持つもの持たないもの、誰にとっても大切なことでしょう。

「ライオンのおやつ」は、〈死があるから生を豊かに〉、そう考えるきっかけになる気がします。
 おすすめします。
毎日たのしい教育に全力投球、たのしい教育研究所(RIDE)です。みなさんの応援クリックが元気のバネです➡︎一緒に〈たのしい教育〉を広げませんか。簡単な方法があります。ここのクリックで〈応援している〉の一票入ります!