小学生からの質問「原子より小さな物質はありますか?」前半

某日、N小学校で授業をしてきました。
授業のはじめに

「このN小学校からノーベル賞を出したい、と本気で思っています。みなさん真剣に聞いてくださいね」

と語りました。

子どもたちはとても熱心に授業をたのしんでくれました。
そして、全員の評価(たのしさ度・理解度)もとても高い数値となりました。

それを裏付けるように、原子に関する具体的な質問がたくさん寄せられました。
その一つがRくん(中学年)の

「いっきゅう先生、原子より小さな物質もありますか?」

と真剣な問いでした。

キミはどう思う?

と問い返すと

「あると思います」と答えてくれました。

公式サイトに図を入れて書くから見てね、と伝えてお別れしたのですけど、その時のRくんの質問について、書いてみたいと思います。

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 原子のことを「アトム」といいます。

スクリーンショット 2016-01-18 23.07.55 大きさについては、前に書いた記事 https://tanokyo.com/archives/9008 を読んでください。

 

 話はそれますが、以前「アトム・ボーイ」という回転ずし屋さんがありました。そのまま訳すと「原子少年」という、まるで寿司とは似つかわしくない名前になってしまいます。
アトムとは「これ以上、分割できないもの」という意味で名づけられました。
そのことを、「溶けたものの重さ」に目をつけて科学的に予想したのはエピクロスでした。

今から3000年くらい前のことです。エピクロス その後の研究で、たしかにエピクロスたちの考えは正しいことがわかりました。

酸素や窒素といった、これ以上分割できないと思える物質が発見されたからです。
そこで現代の科学者は、酸素や窒素など、約100種類の物質を「アトム」「原子」と名付けました。

この宇宙にあるすべての物質は、これらの原子が結びついてできているのです。
ですから、あなたもわたしも、体育館も、風も、雲も、花も木も、すべて原子が組み合わさって出てきているのです。

 ところが、話はそこでは終わりません。
続きをおたのしみに。

沖縄からノーベル賞を
学力向上にたのしく本気で取り組む
「たのしい教育研究所」です

 

 

 

感想は宝もの|小学生からの贈り物|科学教室

沖縄もとても寒くなりました。
着膨れしつつ飛び回る日々です。

そんな中、以前授業した学校の子ども達から「授業の感想・評価」が届きました。

たのしい教育研究所の評価は、「たのしさ度」と「理解度」そして自由記述の三つで書いてもらっています。
そして、ここが肝心なのですけど、先生方に「マイナスの評価も全部含めて送っていただきたい」と話しています。
あたりまえだと思う方達もいるかもしれませんが、学校での講演や講座などでは、各クラスから、よくかけている子ども達を選んで届けるということも多いからです。

ですから、研究所で集計する評価は、かなり正確な評価になっていると思います。この評価が、たのしい教育研究所を強くたくましくしてくれます。

今回の評価を一人一人丁寧に読んでいます。

少し紹介させていただきます。

内容は原子論を中心とした、かなり本格的なものです。
子ども達からの感動の言葉は、「すごいことを教わった。すごいことが理解できた」という様な、内容の深さも大きく影響していると思います。

 いっきゅう先生は、とてもすごいと思います。
「ひらりん」という、とてもすごいもので授業してくれたからです。
あんなすごいものをプレゼントしてくれたので、ぼくはとても嬉しかったです。
しかも「予想を立てて自分の手で実験をして判明させることが本当の科学だ」ということがわかりました。とてもたのしかったです。

たのしく学力向上

 

ひらりん、というのは
空気中の原子・分子をイメージしながらたのしむ教材の一つです。
海を泳ぐマンタのようにフワリフワリと空中を漂います。

スクリーンショット 2016-01-13 17.18.14
寒い沖縄で気持ちが温まる言葉にあふれています。


今年も元気いっぱいの「たのしい教育研究所」です。

本格的な学力向上に、教育現場の先生方と取り組んでいます。

イラストレーターの力を借りて、たのしい教材づくり快進中!

たのしい教育研究所専属のイラストレーターさんと打ち合わせをしました。

「クイックごま」と「クイックたけとんぼ」のつくり方のイラスト作成です。

写真と言葉による説明ですませることもできるのですけど、それよりずっとイラストの方が、うまく伝わるのです。

「たのしいグッジョブ授業プラン」の内容を理解していただくことに時間をかなり割いて、そのあとペンを走らせてくれました。

イラストレーター

「こういうイラストはどうか」
「こういう角度はどうか」
という様に、たくさんの下絵を描いていただきました。
その時の一枚がこれです。

クイックゴマ・クイックたけとんぼ

これらをもとに、また次回、さらに改良を加えることとなります。

沖縄の子ども達がたのしく賢く元気に育つための教材づくりに全力を注いでいる日々です。

学力問題、教育事情、いろいろありますが、それに正面からたのしく元気に取りくむ「たのしい教育研究所」です。

 

空気の原子・分子のスピードについて|小学生Sくん達の質問から

某日、ある小学校に呼ばれて授業をしたあと、中学年のSくん達がわたしの元に来て、授業の内容について質問をしてくれました。

授業は、ガリレオが
「物体の落下に差が出るのは、空気がじゃまをしているからだ」と予想した。
実際に、月面で実験するとどうなるのか?

という内容です。
つまり、本格的な物理実験です。

子ども達は、とても真剣に授業に取り組んで、そしてとてもたのしんでくれました。

Sくん達は、授業の中で「空気の原子・分子のスピード」が気になったようです。

みなさんは、空気の原子・分子が、どれくらいの速さで飛び回っていると思いますか?

予想
ア.小学生がかるくキャッチボールするくらいのスピード
イ.野球選手が試合でなげるくらいのスピード(時速120km〜150km)
ウ.ジェット機(超音速)のスピード
エ.光に近いスピード
オ.その他

どうしてそう予想しましたか?

 

調べてみると!

前に紹介した
板倉聖宣「もしも原子がみえたなら」(仮説社)
に こういう文章があります。

もしも原子がみえたなら

 これらの(空気の)分子は,速いのもおそいのもありますが,平均(へいきん)1秒間に600~700 m進む速さで動きまわっています。
音が空気中を進む速さが1秒間に約340mですから,音の進む速さのおよそ2倍(マッハ2)の速さで動きまわっています。

 

空気の原子・分子は ウ)超音速ロケットの速さです。
それが私たちの顔にもどんどんぶつかってきているのです。

信じられないかもしれませんけど本当のことです。

みなさんも、興味をもっていろいろ調べてみましょう!

たのしく賢く「たのかしの木」を育てよう
学力問題に明るく元気にとりくむ「たのしい教育研究所」です