たのしい授業 JAXA 宇宙教育指導者セミナーin沖縄 並木先生大活躍!

今日は「JAXA」と「たのしい教育研究所」共催の「宇宙教育指導者セミナー」でした。

講師は「並木義道先生」、ファシリテーターはたのしい教育研究所のきゆなが務めました。

並木先生 皿回し

わたしは宇宙が好きなので、今までいくつもの宇宙教育指導者セミナーを受講してきましたが、今回の様に中身が濃く、しかもたのしい講座は初めてでした。

並木先生は観測用気球打ち上げの第一人者で、かつオーストラリアの砂漠に落下した探査衛星ハヤブサのカプセル回収を指揮もしています。

指導者セミナーのプログラムの合間合間に出てくる話が実に興味深い。
南極の話もとても詳しくてたのしい話の数々でした。

たのしい授業 はやぶさ回収

たのしい授業 JAXA宇宙教育指導者セミナー2

宇宙教育指導者プログラムは「コマ」と「スポイトロケット」です。たのしい授業 JAXA宇宙教育指導者セミナー

あっという間に時間が過ぎて、ラスト私が、コマの授業を引き継いで「牛乳パックごま」と「皿回し」。
ほぼ初めての方たちばかりでしたけど、かなりの割合で成功しました。
並木先生も成功して笑顔。
はじめの写真は、この時のものです。

並木先生 皿回し

たのしい教育が宇宙教育を育てる
「たのしい教育研究所」です

たのしい授業 地図教材づくり|なんで日本を「極東」というのか ②

世界地図では日本のあたりを「Far east」、それを「極東」と訳しています。
「北極」「南極」と似た様に「東の果て」というイメージです。

その「極東」のイメージは、日本人が見ている日本中心の地図ではピンときせん。
「どうして真ん中にある日本が東の果てなの?」
果てというなら「アフリカの西側」や「アメリカの東側」が果てですよね。

日本中心世界地図

それを World Map で見てみましょう。

ヨーロッパを中心とした地図で日本のあたりを眺めてみてください。
もう、その向こうには海しかないくらいの、東のずーーーっと果てですね。

たのしい授業 地図教材2

ちなみに、インドやイラン、アフガニスタン、パキスタンなどの地域を「中東」と呼びます。「東の中ほど」ということで名付けられました。

この地図から、まだまだ広がる世界があります。
・イギリスの清教徒がメイフラワー号でアメリカ大陸に渡った
という歴史上の事件も、どのあたりに上陸したのかがイメージできます。

・アメリカがアフリカから奴隷を引き連れてきた
という事件も、日本中心地図よりもずっとイメージがはっきりとしてきます。

・日露戦争の時に世界最強のバルチック艦隊に負けなかった
ということも、この地図からよみとけます。

それだけではなくて「大陸移動説」も、世界標準の地図からイメージしやすくなるのです。

世界標準地図が良くて、日本中心地図が悪いということではありません。

日本は果てではない、という意識も見事ですからね。

両方の地図から広がる世界を伝えることできっとたのしく賢くなることにつながると思います。

またいづれ、地図から広がるたのしい授業について、書きたいと思っています。

ご意見、おたより、お待ちしています。

たのしい教育で沖縄中を元気に賢く
「たのしい教育研究所」です

たのしい授業 地図教材づくり|なんで日本を「極東」というのか ①

地図は、たのしく賢くなる魅力満載の教材です。
ちなみに私は「地図」がとても好きで、財布やノートなども地図柄のものを利用したものです。

さて、私たちが目にするのはこういう感じで、「日本」がほぼ真ん中に位置している地図ですね。
日本全国で利用されている地図です。

日本中心世界地図

日本の子午線(世界を360度で区切った線)は東経135度ですから、その半端な数字を中心とした地図になっているわけです。

もちろん、西洋の国々では「ヨーロッパ」が中心となった地図を見ています。
もともと子午線もイギリスのグリニッジが出発地点の0度、ヨーロッパが中心なのです。

ヨーロッパ中心地図

アメリカはアメリカが中心の地図かというと、そうではなく、やはりヨーロッパ中心の地図を利用しているのが普通です。
ちなみに、世界地図を表す「World map」という単語でweb上を検索してみてください。上の地図と同じ様に、ヨーロッパが中心の地図がたくさん出てきます。

以前、ヨーロッパを旅した時、そこで利用されている地図を入手してあったのですけど、利用しているうちに傷んでしまい、残念な思いをしたことがあったのですけど、ところがそれは簡単に作ることができます。

これから「ヨーロッパ中心の地図・世界標準の地図」を作成してみましょう。

古い地図でよいので一枚準備してください。
研究所には授業書「世界の国旗」をたのしむために、国旗が表示された世界地図をたくさん揃えてあります。本屋さんが宣伝用に作成した地図です。

たのしい地図教材

1.まず日本のもう少し東側の東経180度、日付変更線でカットしましょう。
まっすぐではなく、横にズレたりする線になっていますけど、その日付変更線どおりにカットしてください。
二枚になりましたね。

2.右だった部分を左に、左だった部分を右にもっていって後ろからテープで張り合わせましょう。たいていの地図はグリーンランドのあたりで重なることになると思います。こうです⬇️

たのしい地図教材3
3.子午線0度のところに蛍光ペンで線を引きましょう。イギリスのグリニッジ天文台を通る線です。
線なしだと、さっき切り張りしたところが目立ってしまうので、ラインがあった方が見た目によいと思います。

たのしい授業 地図教材
これで出来上がりです。
これがヨーロッパの人たちが見ている地図です。
この地図は、世界の歴史をイメージする上でも、地理上のイメージも、時差の問題をイメージする時にも、とても役立つ優れものの教材となります。

たのしい授業 地図教材3

世界を旅したマルコポーロも、地球一周に挑戦したマゼランも、アメリカ大陸を発見したコロンブスも、みんなこの地図でイメージした方がずっとよいのです。

次回、この地図で見る世界のことを書かせていただきます。

熱心な教師なら誰でも可能な、楽しい授業・たのしい授業の
教材開発はたのしい教育研究所が得意とするものです

たのしいレイアウト「熊出没注意」プラス

たのしい教育研究所の廊下教材がいろいろ置いてあります。
そこを抜けると授業や講座をする部屋があるのですけど、そこにはのれんが掲げられています。

わたしが北海道でキャンプをした時に手に入れた「熊出没注意」です。
熊の皮をかぶった羊
理科を担当していた時には、「あぶないですよ」という意味で、薬品などの置いてある部屋の前に掲げてありました。

なかなかの迫力ですよね。

熊の皮をかぶった羊2

 

さて、そののれんをよく見てください。
「没」の文字のあたりに何やら影がみえませんか?

めくってみましょう。

⬇︎
⬇︎
⬇︎
⬇︎
⬇︎
⬇︎

熊の皮をかぶった羊3

 

左側をめくると・・・

熊の皮をかぶった羊4

たのしい教育研究所の羊さんです。とても可愛いと人気です。

熊の皮をかぶった羊5

 

「羊の皮をかぶったオオカミ」という言葉がありますが、わたしは「熊の皮をかぶった羊さん=くま羊さん」と呼んでいます。

玄関では「たのちゃん」が、室内では「くま羊さん」がウェルカム担当です。

もちろんスタッフ全員、みなさんを歓迎します。

 

毎日の工夫もたのしく元気でフレンドリー
「たのしい教育研究所」です