こども達にたのしい教育〈惑星ゴマで感じる目の不思議〉

 今週もたのしく元気に〈こども未来キャラバン-出前児童館〉が実施されています。

 たの研のディスプレイに「やったやった!」と、たくさんのこどもたちがやってきてくれます。

 このキャラクターを知らない子もいます、でも可愛い可愛いと人気です。
みなさんはご存知でしょうか?

 宮里公民館の二階で実施されたのは〈惑星ゴマ〉です、一本の棒を回転させると、棒にはられていたシールが浮き上がって、まるで惑星の様に見えてきます。

 たの研のものづくり名人〈マッキー先生〉が丁寧に教えてくれますし、他のメンバーももちろんマッキー先生並にくわしく教えてくれます。

 きょうだいで仲良くものづくりしている子ども達ほか、たくさんの笑顔がうまれる〈こども未来キャラバン-出前児童館〉です。

 いよいよ今月で今年度のプログラムが全て終了、あと二週間です。
 まず来週のスケジュールです。

3/9(水)越来公民館
3/10(木)池原公民館

 ぜひご参加ください。
 時間は4~6時を基本にしていますけど、学校の下校時間の変動にあわせて全体時間が早まる事もあります。子どもたちの安全等に配慮した措置ですので、ご了承ください。

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ミツバチの羽は小さすぎると思いませんか? ②

 クローバーの花の開きに見とれていて気づかなかったのですけど、ミツハチが一生懸命花に頭を寄せていました。

 ミツバチを見ていて気になっていることがあります。

 体に対して羽がとても小さいと思いませんか?

 一年くらい前にこのサイトにも書いたのですけど、何度見ても、この小さな羽で自在に飛び回るというのがとても不思議です⇨ https://tanokyo.com/archives/31268

 羽は小さくても蚊の様に体が細いならいざ知らず、結構ぼっちゃりしている。

 さてみなさん、ハチが飛んでいるときってどれくらいの速さで羽ばたいているのだと思いますか?
 一秒で何回羽ばたいているのか、予想してみてください。

 ちなみにカラスは一秒に3~4回、モンシロチョウが10回くらいだといわれています。

 ハチは一秒に〔  〕回くらい
 ア.10
 イ.40~50
 ウ.100~120
 エ.その他〔    〕

 どうしてそう思いましたか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 昆虫の飛翔には羽ばたきの回数だけでなくけいじょうや動きなど複雑に関わっていることがわかっています。この研究はとても面白いので高校生以上で興味がある方は読んでみませんか⇨https://www.nagare.or.jp/download/noauth.html?d=21-2-t05.pdf&dir=90

 さて上で挙げた研究の様にしっかりしたデータを探りたかったのですけど、なかなか見つかりません、正確なのかどうかやや心配なのですけど、マルハナバチなどの羽ばたき数など、別な研究結果とあまり差異がないので、大丈夫でしょう。この一覧をみてください。

羽ばたき数(毎秒)
トキ
1~2
ペリカン
1.3
コンドル
2
コウノトリ
2
アオサギ
2.7
コブハクチョウ
2.7
ノスリ
3
ウミネコ
3
セグロカモメ
3
カササギ
3
シチメンチョウ
3
ハクチョウ
3.5
ハイイロガン
3.8
カラス
3~4
キョクアジサシ
4.1
ハヤブサ
4.3
ハシボソガラス
5
ガン
5
マガモ
5
フクロウ
5
ホシムクドリ
5.1
アビ
5.5
シギ
5.5
ハト
3~8
クロウタドリ
5.6
ミヤコドリ
5.7
モリバト
5.8
オオバン
5.8
ヒドリガモ
6.5
ニシツノメドリ
6.7
アマツバメ
6.8
ケワタガモ
7
ツバメ
7
ウトウ
8
カワラバト
8
ハマシギ
8.1
キジ
9
ズアオアトリ
9.8
ウタツグミ
10.1
ウミガラス類
11
ムクドリ
11
マヒワ
11.2
ヨーロッパアマツバメ
12
スズメ目
12~16
ホシムクドリ
12~16
イエスズメ
13
ツグミ
14
スズメ
15
ハチドリ(大型)
ハチドリ(小型)
22
~79
昆虫
カイコガ
8
モンシロチョウ
10
バッタ
20
カマキリ
25
ゴキブリ
30
カワゲラ
33
セミ
35
カブトムシ
40
ギンヤンマ
40
マルハナバチ
150
ミツバチ
200
イエバエ
200
大きい蚊(10mg)
260
520
アカイエカ
600
ブヨ
1,000
ヌカカ(昆虫で最多)
1,046
哺乳類
キクガシラコウモリ
15
~20
羽ばたきの周波数が大きいものほど翼幅は小さい
http://akaitori.tobiiro.jp/simpleVC_20101030161209.html
 
 あの小さな羽を一秒に200回羽ばたかせて、ミツバチは飛んでいるのです。
 ミツバチよりさらに速いスピードで羽ばたいている昆虫は数種しかいません。
 ますますミツバチが愛らしく思えてきました。

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たのしいアウトドア〔殺虫剤を使わないで蚊を追い払〕

 新しい合格SVなどを含めて、たの研の大切な話し合いがあって、感染症対策も兼ねて近くの公園に移動しました。なんとびっくり、こんな寒い日にも蚊がいるんですよ。植物がいっぱいだから蚊も生きていけるのでしょうね。それにしても不思議です、家の中からは12月前あたりからすでに消えてい流のですけど、こういう公園には生存しています。家の中よりずっと寒いのにね。

 虫除けなど持っていないので、どうしようかと思ったのですけど、外用のケースにはコンロと鍋があります。

 いい方法があるんですよ。

 ヨモギを茶碗一盛りほど入れてグツグツ湯がく。ヨモギの香りがあたりに立ち込めて蚊はいなくなります。
 これはその時の様子です。

 

 これは鍋の中でグツグツにえたぎっているヨモギです、暖も取れて両得でした。

 本当かなぁ?

 という人がいたらぜひ試してみてくださいね。

 痒い思いをすることなく話し合いがしっかり進み、楽しいミーティングの時間になりました。
 また忙しくなりそうです。

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君死にたもうことなかれ

 与謝野晶子が生みだした詩が、今の言葉でいう炎上騒ぎとなったことは高校の国語で学んだけれど、その時には歴史の感覚が記憶一辺倒の薄ぺらいものだったので、社会の状況とうまく結びつけることができませんでした。

 明治の頃の日本は〈日清、日露〉と10年越しに戦争が続きました。

 大国〈中国〉に勝った後、今度は〈ロシア〉という大国を撃破しようと、日本が過剰な熱を帯びていた頃に「君、死にたもうことなかれ」と弟に手紙を書いた。それは私信ではなく雑誌に発表され、いろいろな 人たちの目に触れるものとして。

 第日本帝国憲法で〈天皇の地位は神聖なもので、侵すことはできない〉とハッキリ記された明治天皇に「すめらみこと(天皇)自身は、自ら戦いにはでませんよね」と書いた。
 そのすごさに鳥肌がたったのは教師になってからでした。

君死にたまふことなかれ
 (旅順の攻囲軍にある弟宗七を歎きて)

ああ、弟よ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ。
すえに生れし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親はやいばをにぎらせて
人を殺せと教へしや、
人を殺して死ねよとて
廿四にじふしまでを育てしや。

さかいの街のあきびとの
老舗しにせを誇るあるじにて、
親の名を継ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ。
旅順の城はほろぶとも、
ほろびずとても、何事なにごとぞ、
君は知らじな、あきびとの
いへの習ひに無きことを。

君死にたまふことなかれ。
すめらみことは、戦ひに
おほみづからはでまさね、

かたみに人の血を流し、
けものみちに死ねよとは、
死ぬるを人のほまれとは、
おほみこころの深ければ、
もとより如何いかおぼされん。

ああ、弟よ、戦ひに
君死にたまふことなかれ。
過ぎにし秋を父君ちゝぎみ
おくれたまへる母君はゝぎみは、
歎きのなかに、いたましく、
我子わがこされ、いへり、
やすしと聞ける大御代おほみよ
母の白髪しらがは増さりゆく。

暖簾のれんのかげに伏して泣く
あえかに若き新妻にひづま
君忘るるや、思へるや。
十月とつきも添はで別れたる
少女をとめごころを思ひみよ。

この世ひとりの君ならで

ああまたたれを頼むべき。
君死にたまふことなかれ。

 立身出世や外面を気にする〈おとこ〉たちには生み出せない心の歌でしょう。

 この詩を紹介しようと下書きしていたのは一週間少し前のことでした、そのうちにこの世界は、また起こしてはいけないことを起こしてしまいました。世界はそれを止めることができませんでした。

 外交や人々の叫びではなく〈システム〉として蛮行を起こせないしくみを人類の叡智で構築しなくてはいけません。

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