子ども達のやる気を高めるのが教師、先生たちのやる気を高めるのが管理職

 4月5月は不登校に関わる相談が多いという話をしたことがあります、保護者の方たちからだけでなく、教師からの相談もあります。※ここで書いている内容は全てRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の強い個人情報保護規定で本人の特定ができないように脚色されています、ただし本質的な内容は伝わる様に書いています
 
 その中でいろいろな先生たちからの相談を受けながら、学校は子ども達だけでなく、先生たちのやる気が高まる方向に変わっていかなくては、変えていかなくてはと強く感じてしまいます。

 転勤し新しいメンバーの中でスタートした日々が、教師にとってやる気を削いでいくものになる、それは不幸なことです。教師本人にとってももちろん、その先生が受け持つこども達にとっても。

 かつて教育行政の重要なポストにいたT先生と語らっていた時「管理職はがんばっているが先生方のやる気が高まらない」という話が出ました。それについて私はこういう話をしたことがあります。

「たとえばA先生が新しく担当したクラスの中で、Bくんのやる気が失われてきたとする。それはもしかするとその子特有の事情があったのかもしれないし二人の相性が悪かったということも考えられます。
 けれどクラスの中のいろいろな子どもたちの〈やる気〉がなくなっていったとしたらどうでしょう。
 まずそのA先生のやり方を変えていく必要があると思うのですけど、どうでしょうか?」

 もちろんT先生は同意です。

「先生では、ある学校が新しい管理職の体制でスタートした。
 そこである先生のやる気が失われてきた、それはもしかするとその先生特有の事情があったり、相性であったりする可能性があるかもしれない。
 しかしその学校のいろいろな先生たちのやる気がなくなってきたら・・・

 それは学校のリーダーである管理職のやり方を変える必要があるのではないでしょうか」

 T先生は「ん~」と言いながら困った顔をしていました。校長、教頭を指導してきているわけですから、管理職が変わらなければという話に対して、簡単に肯定できなかい気持ちが伝わってきます。

 教師はこどもたちの授業に責任をもつ、こども達のやる気を高め、可能性を高めてあげる。

 校長は先生たちのやる気を高め、可能性を高めることに責任がある。

 ある年、新しい校長がやってきて担任の先生たちが次々と病休をとり、とうとう教頭も病休をとっていったという悲惨な学校で勤務したことがあります。結果的に、毎月の様に病休をとる先生たちが続いていく状況は止まりませんでした。今でもその頃のメンバーとはつながっていて語りあうことがあります。

 そういう学校の状況とは逆に「校長が変わって去年より先生たちの活気が高まってきた」という学校が増えていくことが沖縄の教育に限らず日本全体、世界中で求められていることでしょう。学力向上を目指す教育委員会にとっても文科省にとっても切実な問題だと思います。

 その意味でも〈たのしい管理職の日々〉を送る先生たちが増えていく、そのためにできることに力を注いでいこうと思います。

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授業の腕をあげる 表情と身体の動き

 同じ話をしている場合でも、喫茶店で友だちと語りあっている時と、授業でこども達に語っているときとでは、身体の動きは大きく異なります。

 これは〈たの研〉に学びに来ている先生が
「朝、花壇を観たときにはまだ芽が出てなかったんだけど、昼休みに見たらね、こ~んなに小さな芽がでてたんだよ~」
と語っているところです。

 写真からは伝わらないかもしれませんけど、マスクに隠されていても分かるくらい、とてもいい笑顔をしています。

 その表情でこども達に語りながら、こういう指の動きと・・・

 この指の動きとの違いを体感してもらっています。

 こういう中で、自分自身でいろいろことをカンジていくでしょう。

 〈たの研〉に来る先生たちは、こういう修行を続けていくなかで、とてもうまくなってきました。
 学校がどんどん魅力的なところになっていくためにも、こういう魅力的な先生をどんどん学校現場に送っていきたいと思います。指導している側もたのしくてなりません。
 指導を希望する方は気軽にお問い合わせください。
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おすすめブックレビュー『ただのおじさん』ふくだすぐる作絵 (岩崎書店)/たのしい読語り

とてもほのぼのとして、心からほっとします。
何も考えずにただ読むだけでつい微笑んでしまいます。
ぼーっとしたい時や、忙しくてハードな日々が続いているときなども、よく手に取って見たくなる絵本です。おじさんの優しさと動物たちに癒されるんですよ。

 先日、お友達が研究所を訪ねて来てくれました。
 この絵本を読み語りしたら、とても喜んで「絵本もいいですね。図書館にも行ってみようかな」と話してくれました。

お気に入りの場面をいくつか紹介します。

おじさんのいえには
いろんなどうぶつたちが
あそびにやってきます。
まずタコさんです。

 タコさんは「ぼくがいすにすわると、こんなことになってしまうんです」と、イスから転げ落ちて、床にべたーっとしてしまいます。

 その時のおじさんのことばがいいんです。

「タコさんだからできるんだねーすばらしい」

いいな〜
私までうれしくなりました。

一番笑ったのがライオンさんです。

「おじさん、わたしのあたまを かりあげにしてください」
ライオンさんは、ぼさぼさのたてがみがイヤになってきたのです。
「えーーー切っちゃうの?」



おじさんはハサミで、チョキチョキ・・・チヨッキンキン
トラガリにしてあげました、大爆笑!

 聞いているお友達も笑いがとまりません。

 トラガリにされたライオンさんがつぶやいた
「ライオンにたてがみが ひつようなわけが なんとなく わかりました」
という言葉も笑えました。

ねこさん、ぞうさん、ねずみさん、やぎさん、おさるさんたちも出てきますが、そのやりとりもおもしろいですよ。
ラストのページで、ヤギさんのせなかで気持ちよくねむっているのも気持ち良さそうです。
  

 時には、ほのぼのとた絵本もいいですよ。
 もう古本などでしか手に入らないようです、図書館などでも探してみてくださいね。

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自由研究〈植物のたくましさと魅力/エッグフルーツが・・・〉+お陰様でGoogle検索ランキングトップ10入り 読者の皆さんに感謝/沖縄の教育、仮説実験、たのしい授業

 自由研究の紹介の前に・・・おかげさまでweb上の全国ブログランキングでは教師教育、理科教育、生涯学習などのジャンルでほぼ〈1~3位〉が続いています。では〈ブログ限定〉ではなく広く、画像や動画、新聞記事、論文、エッセイ、イラスト、主張etc.. 数えられないほどある「Web全体のデータの中でのランキング」でみるとどうでしょう?

 〈たの研〉のサイトを読んで下さっている皆さんのおかげで〈たのしい教育研究所〉のサイトのランキングがドンドン上がってきています、世界中で最も利用されているGoogle検索の結果ですから、確かです。

 心から感謝の気持ちを伝えたくて今回の記事を綴っています。

 もちろん〈たのしい教育〉という検索ではダントツです。ちなみに〈たのしい教育〉という検索に関係する記事は〈1億5000万件〉くらいありますから、その中でトップというのはなかなかのものともいえるかもしれません。

 そういう直球の検索ワードではなく、たとえばみなさんがWeb上で〈沖縄の教育〉について調べようと思ったら、どういうキーワードを打ち込みますか?

 「沖縄」と打って出て来た記事をしらみつぶしに見ていって、そこに並んだ記事から〈教育〉に関わるものを探すでしょうか?
 そんなことをしたら大変です、Google検索で〈沖縄〉と打つと約6億件くらいの関連する記事が出て来ます、それを一つひとつ教育について書かれているのか調べていくと、その人の人生のどれくらいの量をかけて取り組むことになるかわからないほどの仕事になるでしょう。

 大抵の人は〈沖縄〉〈教育〉をスペースでむすんで〈沖縄 教育〉と打つ、すると8000万件くらいの関連する記事(データ)がヒットします。
 それでも大変な数です。


 WEB検索で、大多数の人たちは〈web検索の1ページ目に出てくるトップ10の記事〉を読むくらいだと言われています。

 では〈沖縄 教育〉でヒットした8000万件の関連記事を〈読まれている順番に上から並べる〉と〈たの研〉のサイトは上から何番目に出てくるでしょう?
 もちろんそこには〈沖縄県教育委員会〉がたくさんの記事を出しています。文科省も書いています。新聞記事にも数え切れないくらいありますし、いろいろな学校や教育関係者も〈沖縄の学力〉について書いていて、それに関わる画像や大学の研究、塾などが出すデータなど、多様なデータの中での順位です。

⬇︎

 この記事を書いている段階でGoogle検索結果〈第7位〉です。


 沖縄の全学校が毎日利用している 沖縄県教育委員会のサイトを筆頭に、文科省の記事が続き、沖縄県教育センター、新聞の大手新聞の記事に続いて、わが〈たのしい教育研究所〉です。

 検索の好みは人それぞれなのでWEB検索ではそのクセをメモリーして〈その人がよく見るサイトを上位に持ってくる〉という機能があります。この結果もそのせい、つまり全体的な人気は無いのに、よく見ているから、その人のパソコンでたまたま上位に出てきただけだということかもしれません。
 それを確認できるのがSEOツールです。
 知人から〈信頼性が高い〉と紹介されたツールでチェックした結果がこれです。

 

 沖縄の教育に興味関心をもってwebで検索をかけた人たちが〈たのしい教育〉の記事を読む可能性が高くなる、これはすばらしいことだと思います。
 これからの教育は〈たのしい教育〉の方向に進むのは間違い無いでしょう、突発的に危機や戦争などが怒らなければ、それは時間の問題です。ますます元気にたのしい教育に力を注いでいこうという思いを強くしています。

 このサイトを開いてくれているみなさんのおかげです、ありがとうございます。これからも一緒に、たのしい教育に力を注いでいただけたら幸いです。

 興味を持ってくださった方はどんどんお問い合わせください。校内研修の相談にも応じています。

 さて今日紹介しようと思っていたのはこの自由研究です。

 前に野山を散策している時、川向うになっているカニステルを発見、きっと大きな鳥がタネを落としたのでしょう。結構時間をかけて何とか一つだけ実を手に入れました。

 まだ硬かった実だったのでしばらくぶら下げておくとうまく熟していったので、〈たの研〉のメンバーで味わいました。
 カニステルはフルーツと呼ぶには甘みが少なく、好みがハッキリ別れます。アボカド系の食感で、栄養価はとても高く、エッグフルーツとも呼ばれています。カニステルよりその呼び名がいいですね。

 さて食べてあとのタネがあります。

 一旦乾かしてから植えようとキッチンに置いてあったのですけど、三週間くらいたった昨日、スタッフが「いっきゅう先生、芽が出ています」とびっくりして見せに来ていました。

 けっこう慌てて植え付作業!

 植物のポテンシャル、すでにもっている可能性に驚くことはとてもたくさんあります。

 今回のエッグフルーツ(カニステル)、無事育ってくれることでしょう。

 根付いたら、散策している野山に植えて、鳥たちを喜ばせてあげようと思います。

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