たのしい体育-子ども版・おとな版

たのしい教育研究所にはいろいろな先生たちが顔を出してくれます。
何人かの方が、教職員バレーボール大会があったという話をしていました。
「そういうことがあったなぁ」と、教師をしていた時のことを思い出しました。

バスケットボールやサッカーよりも、バレーボールが親しみやすいということでの選択だと思いますけど、今年も骨折する先生が出た、という話をよく耳にしました。
バレー部で鳴らした人たちの中に、本気の運動は年一回この時、という人たちも混ざるので無理もありません。
ものすごいスパイクを顔面で受けてしまう人も出てくるのです。

そんな中、主催する方達に新しい種目を提案したことがありました。
「また、冗談を言って」
と取られていた様で、採用されることはありませんでしたが、けっこういいアイディアだと今も思っています。
二つあります。
この二つは、こどもたちの体育の授業や特別活動の時間などにやってもかなり盛り上がりますからおすすめです。

一つは「風船バレーボール」です。

ルールはバレーボールと同じです。
ただしコートの高さは、顔が隠れるくらいです。
そしてボールではなく「風船」を使います。
子ども達と体育の時間にたのしんだことが何度もあるのですけど、かなり盛り上がります。
思い切りスパイクしても、すぐにスローダウンするので、女の子達でも平気で受けることができます。

たのしい体育

これではラリーが続いてしまい、勝敗が決まらないのではないかとおもうかもしれませんけど、ご心配なく。
自分のコートから相手のコートに3回でかえすのが大変なんです。
必然的にみんなコートの前に集まってきてエキサイトしますよ。
もう一つ、意外な人の活躍に、かなり盛り上がる競技があります。
「腕ずもう大会」です。
五人人チームで「先方・次方、中堅、副将、大将」の役を決めておきます。
柔道などの格闘技では、先方が勝ったらそのまま相手方の次方と闘って、先方だけで相手を全員倒す、という可能性もないではないのですけど、腕ずもう大会は、先方は相手の先方とだけ闘ったらおわりです。次方は次方同士、というように、五人全員が闘います。

たのしい体育2勝率で勝ち負けを競います。
ただし、男の子は男の子同士、女の子は女の子同士で対戦するようにしました。
男の子より力のある女の子がいるので、負けた男の子がけっこう落ち込むのです。
なので、クラスの人数によって「女の子二人、男の三人」で「次方と副将は女の子」という様に決めて対戦してもらいます。

「教職員腕ずもう大会」でも「学校から2チーム」という様にして「男性は先方・次方・中堅、女性は副将・大将」という様に決めて対戦するといいのです。
日頃おとなしそうな先生が実は力持ちだったりして、かなり盛り上がると思います。
「腕ずもう」の時には、わたしのオリジナルの「4秒ルール」があります。
これはとても有効です。

腕ずもうの勝ち負けは、普通、テーブルの表面につくかどうかで決めるのですけど、それはかなり大変です。最後の一息がかなり大変で、そこで両方とも力を使い果たしてしまい、次の試合で本来の力を出せないこともあるのです。
そこで設定したのが「4秒ホールド」です。
テーブル表面近くで4秒ホールド(止まった状態)したら、上から押している人の勝ち、というルールです。

写真で示すと、この状態でカウントをはじめて「4、3、2、1」となったら上の人の勝ち、カウント途中で下の人が上に押し返したらセーフです。

たのしい体育3

これだと、疲労度があまり次の試合に影響せずにすみます。

ということで、学級、家庭、教職員団体など、いろいろなところでご活用ください。

たのしい教育に日々全力投球の「たのしい教育研究所」
沖縄県の教育に全力投球です。
もちろん要望があれば全国各地に伺います!

沖縄中にたのしい教育=「時間が短い」という感覚

たのしい教育実践の一コマです。

6月某日、たのしい教育の授業をしてきました。

幼稚園児、小学生、中学生、先生方、保護者の方達という、年齢の幅の大きい対象への一斉授業です。

「予想すると賢くなるよ」ということがたのしい教育研究所の根幹ですから、幼稚園の子ども達も一緒に予想を立てて、いろいろな実験をたのしみながらすすめていきました。

たのしい授業2

顔がわからないように解像度を落としてあります

授業は、おかげさまで、いつものごとく大好評でした。

毎回、評価・感想をもらっているのですけど、その中の一番上にあった子の感想をお届けします。小学校高学年の子の評価と感想です。

ご覧ください。

たのしい授業の感想
「とても短い間だったけど」とありますけど、実は中学生の時間に合わせて50分の授業でしたから、小学生にとっても逆に長い時間なのです。
それを短く感じてくれたというのも嬉しいことです。

子ども達や先生方、お父さん・お母さん達から「また来てください」と言ってもらいながら、学校を後にしました。

終わって、みんなでとても美味しいお刺身を食べていると、教頭先生からの感謝のメールが届き、その中には
「校長先生が〈最高の人選でした〉といっていました」
とありました。
確かに、教頭先生も校長先生も子ども達と一緒に真剣に予想をたてて楽しんでくれていました。
こうやって、管理職の方達にもゆっくりと着実に「たのしい教育」が広がっていくのだなと、嬉しい気持ちになった1日です。

応援してくださる皆さんのおかげで、今週もたのしい教育研究所は元気いっぱい、たのしく活動しています。

LEAPカウンセリング-「目標・選択肢の変更」-仮説実験授業との融合

アドラー心理学と仮説実験授業を融合させたカウンセリングが、わたしが開発した「LEAPカウンセリング」です。
予想した通り、かなりの効果を上げています。

今回は、LEAPカウンセリングについて書かせていただきます。

アドラー流カウンセリングで重要な手続きの一つが「目標の一致」です。
アドラー心理学カウンセラーの資格を取得する時に、その重要性を徹底的に叩き込まれました。

ところで、仮説実験授業の授業の過程では「選んだ予想の変更がないか」必ず確認します。
仮説実験授業の中のとても大切な手続きです。

たのしいカウンセリング

LEAPカウンセリング

LEAPカウンセリングでは、それをあえて仕組んだわけではないのですが、カウンセリングが進んでいく中で、クライエント自身の「目標・選択肢の変更」が多く発生します。

少し具体的に書いてみましょう。

「LEAPカウンセリング-「目標・選択肢の変更」-仮説実験授業との融合」の続きを読む…

たのしいウォーキングとたのしい教材-カスミヒメハギ

 たのしいウォーキングの続きになります。まだの方は併せて前回の項目もお読みください。

「オジギソウはあいさつ運動で利用できる教材」だというお話を書きましたが、もう一つ、魅力的な植物が目に入りました。

 カスミヒメハギ(コバナヒメハギ)です。
沖縄では「ルートビア草」といったほうがわかり良いかもしれません。

カスミヒメハギ-たのしいウォーキングたのしいフィールドワーク

 

カスミヒメハギは北部の山では目にします。
うるま市と金武町の境界にある「石川岳」では目にするのですけど、わたし個人はそれより南側では目にしたことはありませんでした。

沖縄市でカスミヒメハギが簡単に手に入る、ということですから貴重なフィールドです。

カスミヒメハギの根を爪で削る様に引っ掻いてください。
ルートビアの香りがします。

ぜひためしてみてください。

香りだけではありません。
抗菌効果もあるということがわかっています。
わたしは個人的には虫除けに使ったりします。
爪で引っ掻いて香りを味わった後、首筋などに塗るのです。
蚊などが寄ってこない気がしているのですけど気のせいかもしれません。
ただし、皮膚の敏感な方は真似しないでくださいね。

それ以外にも、その香りの成分が植物の成長を阻害する効果もあることがわかっています。

時間ができたら、たのしい教育研究所でメンバーを募ってフィールドワークをたのしみたいと思っています。

運動不足解消の散歩ですけど、たのしい教育活動と切っても切り離せないワークになりました。

沖縄県のたのしい教育に全力投球
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