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「日の本(ひのもと)は良い国になったのですね」@たのしい映画のすすめ『侍タイムスリッパー』

 メルマガに『教師は辞めても映画はやめられない』という章があるくらい、映画好きの私は執筆中もたいていDVDや配信で映画を流しています。

 以前から評判になっていた『侍タイムスリッパー』をやっと観ることができました。

 監督の安田淳一さんが脚本もポスターも撮影も編集も務めている低予算で作られた作品で、作り終えた時に安田さんのお金は7,000円しか残っていなかったとのこと・・・
 こういう作品に映画鑑賞という形でお金を出せるというのは嬉しいことです。

 映画の中で二度、涙を流しました。

 一つは、現代にタイムスリップした高坂新左衛門が
ある食べ物を食べて「日の本は、良き国になったのですな……」
と涙を流すシーンを見た時です。

 新左衛門は、食べたものがとても美味しかったから涙を流したのではありません。

「庶民がこんなに美味しいものを食べることができるようになったこと」に感動しての涙です。

 確かに江戸から明治維新を経て約150年、日本はいい国になりました。

 でも満足ではありません。

 いい世の中になったからこそ克服しなくてはいけない問題も増えてきました。

 たのしい元気な世の中にしたい。

 高坂新左衛門が〈たの研〉の教育をみて『こんなにすばらしい教育方法があるのですな』と感動してくれるような成果を出したいと思っています。

「侍タイムスリッパー」心からおすすめします。
『ミッション・インポッシブル』も面白いけれど、『侍タイムスリッパー』も面白いですよ。

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