山で「最も」危険な生物はハブ? ハブによる死者はほぼゼロです! では?

私が山好きだからでしょう。
研究所に「安全登山ハンドブック(全15p パンフレット)」が20冊届きました。
スクリーンショット 2014-09-13 9.55.08日本山岳ガイド協会・日本スポーツ振興センター・全国「山の日」制定協議会 という名だたる組織が出したものです。

山は大好きなのですけど,大好きなだけに,ここに書かれていることは何度も目にした事があるはずです。

ただ一つ予想して中を開いて確認した内容があります。

「安全登山」というからには上り方や天候についてだけではなく,おそらく「危険な生き物」についても書いてあるはずです。
実は授業プラン化の途中で忙しくなってそのままにしてあるのですけど,「安全」というキーワードを見かけるとたいていチェックしています。

その生きものについて,私は真っ先にこれをあげますが,皆さんは何をあげますか?
〔          〕

——- おはなし 山で危険な生きもの —-
当然沖縄のハブでしょう,って?
ハブの毒も怖いけれど,登山という場面でめったに出逢う生きものではありません。
私の知人で何人は山で遭遇したと言っていますが,それでも数名くらい,です。

ハブに噛まれて死ぬ人って年間どのくらいいるのでしょう?

実は,死者はほぼ0なのですよ。

以下はwebサイト「ハブ」http://habu.etc64.com/ から
————-
近年では血清の普及やインフラの充実により、ハブによって命を失うケースはほぼなくなりました。
1980年以降で死亡者はたった4人で、2000年以降は1人の死亡者も出ていません。
【追記】
2014年4月に男性が咬まれて死亡する事件が発生。
奄美群島の加計呂麻島にて51歳の男性が手を咬まれ、1時間半後に血清治療をしましたが、その2時間後に死亡しました。
—————–

しかもハブは鹿児島から沖縄にかけて生息しているだけです。
日本全体として危険さを心得ておく生きものとは?

アラスカでキャンプ生活をしているときは「グリズリー」が最も危険だと聞かされていました。
では日本でもそうなのでしょうか?
いいえ,違います。

「スズメバチ」です。スクリーンショット 2014-09-13 10.35.21
「安全登山ガイド」にも記載されていました。
こうあります。
———–
9.危険な野生生物
●スズメバチ
毎年数十人の死亡者数があります。日本では最も危険な生物一つです。
※下線は いっきゅう
———–

「最も危険な生物」と言い切ってもよさそうです。
たとえばwikipediaにはこうあります。
————–
日本国の平成15年人口動態統計では24人がスズメバチによる刺傷で死亡している[19]。これは熊による死者数の数倍で、有毒生物による生物種類別犠牲者数では最も多い。
————–
古い統計ですけど「最も多い」という事は今も同じです。

どうして最も危険な生物の「一つ」と書いてあるのか?
日本語的には「最も」と表記するなら対象を一つに特定して欲しいという気持ちがあります。
なので違和感ありなのですけど,実はもうひとつ,危険度がかなりの生きものがいます。
知っている方達も多いと思いますが
「蚊」です。
世界レベルでみると,蚊を媒介とする感染症による死者は70万人以上、という話もあります…その数については私はよく調べていませんが,例えば下のサイトをご覧下さい
http://rocketnews24.com/2014/05/07/438622/

少し長くなりました。

安全登山ハンドブック,欲しい方は研究所へどうぞ。
先着20名です。

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毎回つづる程にわたしの力がみなぎってしまうメルマガ119号執筆しました。
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わたし自身がたのしんでいる内容なので,きっと中身も伝わる事と思っています。
幾つかさわりを切り抜きました。

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不登校の相談 について たのしい教育研究所・沖縄 カウンセリング(LEAPカウンセリング)

我が子の不登校で悩んでいる保護者の方達とのカウンセリングはかなりあります。
LEAPカウンセリングでは,
・我が子をどうこうしたい…例えば登校させたい
という相談ではなく,
⭕自分と子どもとの関係を良くしていく
という流れをおすすめしています。

images-3もちろんどうしても前者の流れでカウンセリングをすすめて頂きたいという要望が出て来た場合には,残念ながら,お手伝いできそうもありません,と伝えるつもりですが,幸いそういう事例は一件もありません。

やはりみんな,子どもとの関係を良くしたいと心の底で思っているのです。

関係が良くなった結果,もしかすると子どもさんが学校に足を運ぶかもしれません。
しかし,それが目的ではないのです。
これは,とても大切なことだと思っています。
いっきゅう