こどもの笑顔と賢さと/新作バランス・プテラノドン

 毎週、地域のこども達にたのしい教育を実施しています、その中でたくさんの感動が生まれます。

 コロナまん延防止の中で公民館が使えないところもあり、こども達が家庭で実験やものづくりが楽しめる様に〈感染症対策セット〉と一緒に教材をプレゼントしているのですけど、こども達や保護者の皆さんがとても喜んでくれます。

 これは最近開発した〈バランス・プテラノドン〉、ワリバシの先にくちばしでのるペーパー・クラフトで、物体の重心を学ぶことができる教材です。

 さっそく持って帰って家で作り、自分で発見して見せに来てくれた子がいました。

「手にもバランスよくとまってくれるんだよ」と嬉しそうです。

 こども達が感動的に学んでいくことが、これからの教育には不可欠です。

 そういう子がいろいろな発見や発明してくれるでしょう。

 そういう未来をたのしみに、たの研のメンバーは〈たのしい教育〉に全力投球しています。

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ミヒャエル・エンデ「モモ」 その深さとたのしい教育との関わり

 夭折した文学者 中島敦の作品に〈名人伝〉という秀作があります。

当代1の弓の名人になりたくて修行を積んでいった若者が、それを追求し完遂した後、弓そのものさえ、それが何なのかわからなくなったという話。

 その結末に驚いてしまいました。

 2/11の記事でモモをお勧めした日、何十年かぶりに読み、驚きました。

 私の中に染み入っていたものの見方考え方の重要な一つが、エンデからもらったものだったことを発見したからです。

 身体は摂取した食べ物から作られるのは間違いないのに、どの食べ物から腕の筋肉ができたかわからない様に、エンデの思想が私の中に自然に入り込んでいるのでしょう。

 たとえば「〈これとそれはどっちが儲かるか〉という様なことは重視しない」という価値観など、たのしい教育研究所の運営に強く影響していることは間違いありません。

 私やたの研の価値観は別にしても、エンデの「モモ」は、効率や利益を主に生きている人(いやものしかするとほとんどの人たちがそうなのかもしれません)、そういう人たちや社会に警笛を鳴らし、人間の豊かな暮らしを失わない様に提唱した重要な本です。

 人と人とがのんびり会話を交わしつつ、お互い補い合いながらたのしく過ごしていく。そして自分の能力をフルに稼働して周りの人たちの笑顔に結びつくものに懸ける。ミヒャエル・エンデは「モモ」を通してそういう価値観を世界のいろいろなところで広げてくれた大切な人物です。

 65歳というまだまだこれからという時に命を閉じました。エンデさんの誕生日は11月12日です、本屋さん図書館でエンデ展を開いてくれるといいなぁ。

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私家版 茶わんの湯-コーヒーカップの湯気

 毎朝のルーティーンは寝ぼけた頭で相棒ア~ル&ニケの食事を準備してから珈琲をたてて、メール類の返事を書き、今日の流れを確認しつつ軽い執筆に入ります。

 太陽の光と珈琲の温度、置いた位置、カップの色と背景などいろいろな条件がうまく重なったのでしょう、たちのぼる〈湯気〉がハッキリ見えました。

 日本の科学者の中で卓越した名文家〈寺田寅彦〉の科学エッセイ「茶わんの湯」を以前このサイトに紹介しました。これは私家版茶わんの湯、珈琲カップの湯だなと思い、写真を数枚撮りました、紹介しましょう。

 これがコーヒーカップから踊る様に立ち上がる湯気の様子です。後ろにVictorの黒いスピーカーがあるので白く浮き上がってみます。スマホの調子が悪くなり、先月新しいタイプに買い替えたので画像を的確にとらえることができました。

 

 近づけると湯気の様子がハッキリみえてきます。

 

 寄っていくと粒になっている様子が見えてきました。

 重なり合った湯気の粒や離れて見える湯気の粒たち

 しばらく見とれていると雲がやってきたのでしょう、光が弱くなり、いつもの珈琲の様子に戻っていきました。

 わずか二、三分の時間だったかもしれません、たのしいひと時でした。
 たのしい1日の始まりです。

 

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ミヒャエル・エンデ「モモ」/たのしいブック・レビュー

 ミヒャエル・エンデの作品にはとてもお世話になりました、エンデの感覚や思想哲学が心の奥深くまで染み入っている気がします。

 最近メルマガの〈映画の章〉で村上春樹に触れた時、本を探している時、エンデの本が目に入り、手に取りました。


 「モモ」は映画化されましたが、それはがっかりする作品で、感動した本を原作にした映画を観るのはさける様になったきっかけにもなりました。

 さてさてみなさんは読んだことがあるでしょうか、「モモ」を。
 少し紹介しましょう。

 ある町のはずれのところに古い円形劇場があります。

 ある時、小さな女の子がそこに住み始めたという噂が立ちます。

 その噂は本当のことでした。

 女の子の名前は「モモ」。

 大人たちは、女の子が一人でこんなところに住むのは危ないと、モモにいろいろな提案をするのですけど、モモはここに住みたいといいます。

 その願いを聞きいれた町の人たちは、モモに食べ物をもっていってあげます。

 モモの得意なことがありました、人の話を聞いてあげることです。モモに聞いてもらうと、なんだか幸せな気持ちになっていくのです。

 そうやって町の人たちとモモはたのしく過ごしていました。

 

 そんな日々の中、町に灰色の男たちが現れるのです。

 灰色の男たちは〈どろぼう〉でした。ただのどろぼうではありません、かけがえのない〈時間〉というものを盗んでいくのです。

 そうしてモモは灰色の男たちとの闘いに入っていくことになるのです・・・

 その時にはモモを助ける〈カシオペア〉というカメがかわいいことかわいいこと。これ以上話すと最後まで途切れない気がするので、とめておきましょう。

クラスの子どもたちへの読み語り本としてもおすすめです。図書館にもあると思います。手頃な文庫もありますから、手に入れておくのもよいと思います。

 まだの方はぜひどうぞ。

 

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