たのしい教育の通信指導としても好評の「たのしい教育メールマガジン」は、読者の皆さんから「私の元気の源です」「こんな風に考えていけば学校でたのしく過ごせるんですね、ありがとうございます」「おかげさまで保護者のみなさんとの仲もよくなりました」という感謝のメールがたくさん届きます。沖縄本島だけでなく離島、そして県外の読者の皆さんもたくさんいます。興味のある方はまず一年、購読してみませんか。購読と同時に「たのしい教育研究所の会員」として登録されるので、講座の参加費や教材などを入手する時にも特典があります。
さて最新のメルマガのメニーはこれです、今週は各章の内容が濃くて、完成まで時間がかなりかかりました、読み応えありです。
今回はその中から、さっそく反響が届いた「発想法・哲学」の章の1/4程度を紹介しましょう。
届いたメールの中に「経済の本や株の本を何冊か読んだことがあります。結果、自分には関係ないと思っていたのですけど、今回のいっきゅう先生の話を読んで、こういう経済ならぜひ勉強したいと思いました」という熱いメッセージでした、感謝。
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はじめに(いっきゅう)
以前から気になっていた統計が発表されました。新型コロナウイルス関連〈倒産〉件数です。
企業のデータを収集している〈帝国データバンク〉が発表しました。
新型コロナは今年になって広がりましたから、当然、統計は今年、新型コロナの影響で倒産した法人や個人事業主の数です。
どれくらいので倒産したと思いますか?
予想してみてください。
統計は12月7日現在のデータです。
新型コロナウイルスによって倒産した数(全国)
〈予想〉
ア.1000件以下
イ.1000~2000件
ウ.5000~6000件
エ.1万~2万件
オ.その他
どうしてそう予想しましたか?
⬇︎
予想してからね
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予想してからね
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予想してからね
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・「新型コロナウイルス関連倒産」(法人および個人事業主)は、全国に772判明(12月7日16時現在)
・法的整理686件(破産653件、民事再生法29件、特別清算4件)、事業停止86件
・業種別上位は「飲食店」(121件)、「ホテル・旅館」(70件)、「建設・工事業」(52件)、
「アパレル・雑貨小売店」(50件)、「食品卸」(40件)、「アパレル卸」(28件)などhttps://www.tdb.co.jp/tosan/covid19/index.html
今年のコロナ関連倒産がトータルで〈772件〉とのこと・・・
とてもじゃないですけど信用できません。
天下の帝国データバンクの数字だからウソではないでしょう。
でもウソではないから信じられるかというと、それは別です。
これは政治家が都合の悪い問答を避ける〈ご飯論法〉としても有名ですけど、たとえば
「ご飯は食べましたか?」
と聞いて
「いいえ」
と答えた数をそのまま「食事をしていない人たちの数」とカウントしてはいけません。
「ご飯は食べてないけれど、パンは食べました」「いつもコーヒーとヨーグルトです」という人たちがでるような質問だとも言えるからです。
はっきりさせるために全体の数字だけでなく、付随している資料にも目を通してみましょう。
2月に倒産したのが〈1件〉とあります、全国でですよ、これからしてすでに怪しい。
別な資料には12月7日までに沖縄で倒産した件数は〈6〉とあります、県の地図をイメージして数字が書き込まれています。
沖縄県でコロナ関連で倒産した、店舗を閉じた件数が〈6件〉というのは信用に足る数字でしょうか。
沖縄市にあるRIDE第3研究所の近辺からうるま市の第1研究所の近辺までで数えてもそれを上回る数の店が潰れています。
第1研究所の近くで、たまに食べに行っていたガッツリ系の食堂も潰れました。
美味しいと評判だった〈いなり寿司とチキン〉の小さな店舗もずっと閉じたままになりました。
大きな回転寿司屋も店を閉めました。
第3研究所の下側にあるレストランもいくつかクローズしています。
ほぼ完成しかけていたコンビニも開店しないまま草が周りを囲っています。
帝国データバンクがうそをついているわけではありません。その数は法的、税務的な手続きを正式に行って倒産した数です。「もうやってられない」と判断してやめてしまった法人や個人事業主はこんな数ではおさまりません。
もっと意味のある数字を出せる、意味のある数字を要求できる人たちが増えていかないといけませんね。
772件という数はさておき、コロナ関連倒産でたくさんの人たちが仕事を失ってしまいました、これはとても心配なことです。
十分とはいえないまでも〈コロナ感染者〉に対する手当は全力で手厚く取り組まれています。やっとワクチンもできました。
しかし倒産して仕事が無くなった人たちに対する手当はほとんど行われていないといってもよいでしょう。
経済・お金の問題は人間の幸せと結びついています。子どもの頃から、確かな〈経済・お金〉のイメージを持っておくことは重要だと思っています。
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以前から〈お金・経済〉を生き生きとイメージできる教育プランを作成したいと考えています。
ここからが本題
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