美しい花たちの世界 自由研究〈花の色〉

 祝い事があって県外に出たスタッフからきれいな写真が送られてきました。花が満開の公園に行ってきたとのこと、うらやましい。

 それにしても見事な色模様です。

 花たちをみていると、よくこんなにたくさんの色をみせてくれるものだと関心してしまいます。同じ赤系でも見方によっては100以上の赤系の色にわけられる気がします。

 このサイトでも紹介してきたのですけど、〈たの研〉では〈草木染め〉の研究をすすめています。その研究の中でいろいろな本を読み、心に残っていたのが「花の色を出す色素は3種類しかない」という研究結果です。光合成を行う緑色の〈葉緑体〉があって、葉や茎などを緑に染めているのですけど、花の色は「アントシアン」「カロチン」「フラボン」という物質で決まるという話。
 この3つの混ざり具合によって、さくら色になったり、あじさい色になったり、ひまわり色になったり・・・

 ランタナやあじさいなどは色がハッキリと変化していく場合があるのですけど、それもアントシアン、カロチン、フラボンの量的な違いによって出てくるのかもしれませんね。

 時間があったら調べてみたいことの一つです。
 読者の皆さんで詳しい方がいたらぜひ教えてくださいね。

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自由研究中〈クチナシの花〉

 以前〈クチナシ〉の名前の由来について納得できないことを書いたけれど、この頃は山歩きをしているとクチナシの話をたくさん目にします。

 琉球の古い言葉で〈カジマヤー/風車〉と呼ばれ、飛行機のプロペラのような幾何学的な美と構造的なたくましさと感じさせてくれる花です。


 最近「沖縄で一番、花がたくさん咲くクチナシではないか」と思える木に出会い、しばらく眺めていました、巨大な木ではなく普通のサイズの桜の木くらいの大きさなのに、一本の木に軽く1000を超えるくらいの花が咲いています。

 白い花と黄色い花とがあります、はじめは白い花で次第に黄色く色づいていきます。

 以前〈一重咲きであっても花びらが5~7枚というバリエーションがある〉ことを書いたのですけど、次の写真でも5枚と6枚のそれぞれの端があることがわかると想います、面白いですよね。

 ところでクチナシの実は食べ物の着色に使ったりする安全な染料になります、染料の研究はたの研の仲間と続けていたので、クチナシはその意味でも興味深い植物です。

 これはWEB上の植物図鑑に載っているクチナシの実です、感謝して掲載させていただきます。

http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-kuchinasi.htm

 ところが、沖縄で私が出会うクチナシの花たちをしげしげと眺めても、こういう実がほとんど見えないのです、不思議なほどです。

 見つけたら撮ろうと思って探しても見つかりません。

 時期があるのだろうとタイミングをずらして観察しているのですけど、真っ黒になってついている実をほんの数粒見つけたことはあっても、枝に成るオレンジに輝く実はみつかません。少しオレンジ色に見える実も中はカラカラでタネが一粒あるだけで、染料に使える状態ではありません。

 これはどうしたことなのでしょう・・・

 謎は自由研究として引き継がれています。ご存知の方がいたらぜひ教えてくださいね。たのしいことがどんどん増えていく、たのしい教育の日々です。

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たのしい教育授業ブック〈ガリレオの科学をたのしもう〉科学・自由研究

 初夏の講座に向けて、以前から構想していた〈たのしいガリレオの科学〉の作成に入っています。〈ガリレオの科学〉というといろいろな実験道具を使っためんどうなものをイメージする人がいるかもしれません、さにあらず。
 いろいろなところで伝えている様に〈本格的な科学は実にシンプル〉です。
 私のたのしい授業ブックとお年玉袋に入るくらいの実験道具があれば可能なものとして組み上げようと思っています。

 ずっと頭の中ではまとまっていたのですけど、執筆し始めると、自分自身で「ガリレオって学生の頃にこういうことをやっていたのか」とますます興味が深まっていきます。

 1時間でおさまる様な長さにするために、これからいろいろな先生たちに試してもらう必要があるのですけど、ラフ原稿は出来上がりました。20シートくらいあります。

 低学年のこども達、欲をいえば幼稚園のこども達にもたのしんでもらいたいので、ことばのわかりやすさは、これからさらに手を入れていく必要があります。

 わたしが作成した授業ブックを別な先生が講座で授業してくれることになっています。これはそのシミュレーション会の様子です。

 糸とおもりであえて簡単に作った〈ふりこ〉を教室のいろいろな角度から見てもらえるのか。

 ゆらし方のタイミングはどうかなど、たくさんの先生たちが意見アイディアを出してくれています。

 初夏のたのしい講座は5/28(土)を予定して動き始めました。興味あるみなさんは、ぜひご参加ください。募集はまだ始まっていませんが、はっきりしたらこのサイトでも広報します。
 あわせて、他の授業の様子もネタバレにならない程度にこれから紹介したいと思います、ご期待ください。

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インフルエンザ・コロナ系の感染症対策は換気をベースにしよう(子ども達にも伝えたい)

 たのしい教育研究所の感染症対策は〈換気〉をベースにしてその上で〈体調チェック〉〈手洗い〉〈二重マスク〉〈除菌・殺菌〉〈距離〉etc. いろいろなものを加えていきます。※手の殺菌消毒はアルコールより石けんの方がずっと効果的だということを知らない人も多いので、それはまたいずれ書きましょう

 2年前、県外の方から数名でのサークルを開く時にどういう対策があるかという相談があった時も同じ様な話をした記憶がありますから、今回のコロナ騒動のはじめの頃から変わらない対策方法の様です。それが効果を上げているから変わらないわけです。

 室内で話し合いなどをする時の参考になると思うので、載せてみましょう、これは最近のたの研の様子です。

 室内の空気の循環を強制的につくるわけですから、この頃(冬)は外を歩く時と同じ様な格好をしていなくてはいけません。

1.まず〈たの研〉の全ての開口部を開け広げて、どの向きから風が入ってどこに抜けていくのかを見極めます。これをいいかげんにやっていると、無駄な動力(電力)を重ねることになりますから、注意しなくてはいけません。

2.「この開口部から向こう側に流れている」という様に判断したら、その向きを加速する様にファン(大きめのものを基本とする)を設置します。

 こうやって勢いよくまわるファンを設置して、外からの風を室内に送り込みます。

 抜けていく開口部にはこうやって外向きに 設置します。

  ウェルカムスペース側からはゆるやかに空気が入ってきていましたから、ここからも勢いよく外の風を吹き入れます。

 

 別な開口部は風の出入りはあまり感じません。その時々で、その近くに人がいる場合には外に向けて空気の流れを作っています。

 

3.風の流れは外の天気の移ろいなどに従って変わっていくことがありますから、〈ファン/扇風機〉から無理している音が目立つ様になってきたら、風の流れを再確認します。

 再確認する時を教えてくれるのがファンの「音」です。

 空気の流れとファンの向きが逆向きになっているとファンが回転する音に「ぶぉ~」という目立つ音が重なってきます。ファンが作る空気の流れと外からの流れがぶつかって、そういう音を出してきます。低い音なのですけど、ハッキリ聞こえると思いますから、それが聞こえてきたら、一旦ファンを止めて空気の流れを再確認して〈2〉の作業を繰り返します。

4.そういう作業をしていると必然的に〈たの研〉の中はこうやって、張り物がひるがえるほど空気が流れていきます。

 この奥は物置の部屋で、めったに人が行かない場所ですけど、のれんの動きからそこにも風が行き渡っていることが分かると思います。

 またぞろコロナ感染症が増えてきました、寒さは厚着で対策をたてられます。家庭でも、お客さんが来る時など、これを参考にして積極対策を実施してみませんか。「うちはこんな感じでコロナ対策しているからごめんなさいね」という様に話して、嫌がる人はいないと思います。

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