数日前の「背を向けたあの子がふり向いてくれる時」はかなり好評で〈パートⅡ 〉の構想もすすみつつあります。講座の中ではじめに強調したのがこのことです。
いっきゅう
空手の本を何千冊読んでも空手は強くならない、とはいえサッカーの様な蹴りを何万回練習しても、戦いに来た相手を蹴りで倒せる可能性は低い。
最小限の動きで急所を貫き相手の戦闘意識を失わせるほどのダメージを与えることはサッカーの遥か高みにあるのが空手です。
その技の実技を学ぶことはとても重要です。
とはいえ空手の動きの効果と必然性を理論的に学ぶことで、一つの蹴りの流れが突きやサバキにも生きていきます。
具体的な動きと理論の両輪を大切にしていくことは子どもたちと向き合っていくことについても大切なことです。
理論といえば、たとえば私のカウンセリングの師の野田俊作がこう語っています(続アドラー心理学トーキングセミナー)。
たとえば登校拒否という行動を見るならば、その登校拒否の目的はいったい何であるのか、このことを考えると、必ず解決策が見つかります。
と言うのは、二つの理由によります。
一つは目的は過去にではなく未来にあるからです。
過去を変えることはできませんが、未来を変えることはできます。
もう一つ、目的は、問題を起こしている子どもの外側にではなくて、その子自身の中にあるからです。
目的はその子の頭の中にあります。
ですから、その子と会うことができるかぎり、 変えることができます。
他のものは一切変えないでも。
メールマガジンでこう続けました。
いっきゅう
「では具体的にどうすればいいのか」というのが私が大阪に足繁く通い野田先生から学んできたことです。
空手の本を千冊読んでも空手が強くならないのと同じで、〈理論+実技〉をセットで学ぶことが必須です。
もしかすると沖縄でそれを実技として伝えられるのは私しかいない様な気がします。
アドラー自身が医者で野田先生も医者です。
お医者さんたちは個別のカウンセリング、臨床をもとにして体系を組立てていくことになります。たのしい教育研究所が開発したPEALカウンセリングは、アドラー心理学と仮説実験授業、子どもたちの集団としての動きなどを融合させて開発したもので、教育との親和性がとても高いカウンセリングです。
〈たのしい教育メールマガジン〉の反響の中にカウンセリングの内容がたくさん入っているので、次の号の発想法の章もカウンセリングの内容を続けてみたいと思います。
興味のある方はぜひ購読してみてください、新しい教育、子どもたちと仲良くたのしく過ごし賢さを育てたい、という皆さんなら損はしないと思います。
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