〈たの研〉イチの本好き、ヒナ先生からレポートが届きました、紹介します。
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『ねことことり』
たてのひろし 作 なかの真実 絵 (世界文化社) 1650円
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とても久しぶりに本屋さんへ行すてきな絵本に出会いました。
まず表紙のきれいな花にかこまれたねこさんの凛々しい眼差しにひきつけられて、紅茶を美味しそうにのむ姿に、どういう物語がはじまるんだろうとワクワクしてしまいました。
最初のページには
ねこは いえじゅうのまどを いっぱいにあけて
よくさました こうちゃを のんでいます。
とあります。
ところで
私は温かい紅茶を、よく飲むのですが
〈よくさました こうちゃ〉とありますね!?
なるほど
ねこさんは、〈猫舌〉で熱いのは苦手でしたね。
ページをめくってみると、なんともすてきな絵が飛び込んできました。
そのまま開いてお部屋に飾っておきたくなる絵本です。
さて、ねこさんは、お仕事をしています。
小枝をきれいなたばねることです。
ある日、窓の外からぴるるっと小鳥の鳴き声が聞こえてきて窓にとまりました。
ことりは「細い小枝が7本くらい足りなくて困っているのでください」とお願いします。
やさしいねこさんは1日1本ならいいよということで毎日ひとつずつもらいにことりがやってきます。
約束通り1日一本ずつ、小枝をもらっていって、最後の日、小鳥がさよならをしたあと、ねこの心にはぽっかり大きな穴があいてしまいました。
毎日ぼんやり、窓の外を眺めてはことりのすてきなうたを思い出したり・・・仕事もはかどらず、もらえるお金もすこしへってきました。
そして、ある日
とおくから小鳥の鳴き声が聞こえてきました。
なんと一羽ではなくて四羽です。
猫さんの嬉しそうな顔
ねことことりのやりとりが温かい気持ちにさせてくれます。
ぜひ絵本を手に取ってたのしんでくださいね。
おすすめです。
1日のわずかな時間を傾けるだけで心が和やかになる、優しいことをしたくなる、新しいことをしたくなる…
絵本にはそんな力があります。
1人でたのしむ
友だちに読み語る
こどもに、こどもたちに読み語る・・・
たくさんの人に絵本の魅力を味わってほしいと感じる日々です。
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