たのしい教育ワークショップ第二回が開催されます(7/30土曜日午前)テーマは「普通学級の先生たちにも とっても役立つたのしい特別支援教育」

 たのしい教育ワークショップの2回目が開催されます。〈映画を観にいく感覚〉でたのしい教育を体感してみませんか!
 今回のWSの正式に広報する前から問い合わせがあり、昨日募集が始まりましたが、すぐに数件の申し込みがありました。コロナ感染はなかなか下火になりませんから、今回も少人数での開催になります。興味のあるみなさんは早めに席を押さえておくことをお勧めします。

 事務局からの案内を掲載します。


みなさん、こんにちは。

梅雨が明け、夏到来です。
さっそく子ども達がセミの抜け殻を持ってきてくれました。
虫たちの様子からも、こども達の元気度からも季節の変化を感じることができますよね。
暑くなっていますので、体調には気をつけてたのしく過ごしていきましょう。
 
さて、今月スタートした新しいタイプの講座〈たのしい教育ワークショップ〉は、とても充実したものとなり、同時に開催された〈こどもワークショップ〉では「休み時間はいらない」「もっと続けて」という声が上がるほどの賑わいでした。
〈7月のWS 〉の案内を差し上げます。
 
7月のテーマは「普通学級の先生にも とっても役立つ たのしい特別支援教育」です。
 
 以前から要望の高かった一つが「特別支援教育」です。
 この春、文科省から「全教員が特別支援学級の担任など2年以上経験することが望ましい」という報告の素案が提示されました。〈たのしい教育〉は特別支援教育についても多彩な提案ができます。
  数々の学校で特別支援教育コーディネーターとして力を注いできたみむら先生が、多様な個性、興味関心の差が大きい子どもたちと、たのしく賢く授業していく方法を具体的に提案します。普通学級の中で学習に集中することが難しい子ども達への教育に役立つ内容です。少人数で開催する予定ですから質問なども気軽にできます。
 
「子どもがいるので、なかなか参加できず残念です」というみなさんの声におこたえして、同時並行でこども(小学生)向けのたのしいワークショップを別室で開催しています。〈たの研〉の新しいものづくりやゲーム、読み語りなどが体験できます。
◎こどもWSは一人親世帯や特別な事情がある場合は無料になります、ご相談ください。
付き添いの方がいれば3才からでも参加できます、教材一人分なら付き添いの方の費用はかかりません。前書きで紹介した様に第一回目から、とてももりあがっていますよ。
 
日時:2022年7月30日(土) 9:30受付/ 9:45〜11:15
会場:うるま市〈うるみん〉2F第2交流室 ※安慶名十字路近く
対象:教育関係者に限らず、たのしい教育に興味関心のある方
 ◎小学生向けのたのしいワークショップも実施します(人数制限あり)
参加費(資料教材込) 一般1800円、学生1500円、子どもコース一人500円
◎こどもWSは一人親世帯や特別な事情がある場合は無料になります、ご相談ください付添いの方がいれば3才からでも参加できます(付添いの方もこどもと同額)教材は一人分でよいという場合は付添いの方の費用はかかりません
★早割り:7/20(水)17:00まで  一般 1500 円,学生1300円、子どもコース ひとり400円
★RIDE会員-メルマガ会員(本人のみ)1500円 、早割併用で1300円
持ち物:筆記用具、マスク、飲み物など
服装: 動きやすい服、涼しい格好で(感染症対策で換気します)


みむら先生 プロフィール

  小学校3年生の時〈たのしい教育〉と出会い感動、教師として〈たのしい教育〉の実践家となる。全国誌「月刊たのしい授業」にも、その実践が複数取り上げられ高い評価を受けている。
 長年〈特別支援コーディネーター〉として普通学級のこども達と特別支援学級のこども達が一緒にたのしく学ぶことができる教材の開発に力をそそぎ、これまで多数の講座で講師として活躍。


★ お問合せ 090-1081-7842 (平日 18:00まで)★★★★申し込み★★ メールで ⇨ office@tanoken.com

件名に「2022年7月WS申込み」と書き ①名前 ②所属(会社・団体・学校学年など)

③ 電話番号(緊急連絡に利用)  ※RIDE会員の方は「RIDE会員」と明記して申し込みください(週1回のメルマガが届いている方は会員です)。

※申し込みから2日以内(休日除く)に受講可否メールを返信しています、返信がない場合は連絡ください  問合せ 090-1081-7842

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たのしい教育研究所の力あるメンバーが広がっていく

 私自身がとてもたのしみにしていた〈たのしい教育ワークショップ〉が開催されました。1回目はテラ先生です、何事も1回目というのは緊張するものです。にもかかわらず、とても充実したWSをすすめてくれました。一年生だからこそ深まっていくたのしい学習がテーマです。

 受講しているメンバーには指導主事クラス管理職もいます。その人たちの口から〈なるほど〉と大きな納得の言葉がなんども漏れていました。

たのしい教育を学んだ人たちは、授業実践にしても理論を伝える時にしても、自ら腑に落ちたところから来る言葉で伝えるので、とても力が高く、聞いていても心動かされます。

 1回目でハッキリしたことがあります、70分ではたりないということです。テラ先生にはいずれまたお願いしようと思います。次回のWSは7/30(土)です、みむら先生が普通学級の先生たちにもとっても役立つ〈たのしい特別支援教育〉をテーマに講師を勤めてくれます。私もとってもたのしみです。

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たのしい昆虫学ー近くから眺めてみよう〈美しいルリ色/瑠璃色〉/生きた教育・生きた学力

 不思議な国への扉〈ラビットホール〉は身近なところにたくさんあります。先日〈たの研〉の第1研究所から第3研究所に急いでいる時、階段のすみに〈ガ〉がじっとしているのをみつけました。

 公園などでは時々みかけるガの仲間なのですけど、目を近づけて、その色の美しさに心動かされました。

 どうですか、このボディー上半部の輝き。
 画像加工しているわけではありません。

メタリックに輝くルリ色です。

 美しい。

 昆虫は花たちのように色素をもっているわけではなく〈構造色/こうぞうしょく〉でできているものがたくさんあります、
 実際にその色をしている物質がそこにあるのではなく、体にとどいた光を複雑に反射(干渉・分散)させて色をつくっているのです。

 シャボン玉は洗剤を水で薄めただけなのに、太陽の光のもとでいろいろな色を見せてくれます、それも構造色です。


 忙しい日々を過ごしている皆さんも多いことでしょう。そういう時にも私たちの身近なところにある不思議な扉を開いて、たのしんでみませんか。
 このサイトには、その扉がとてもたくさんちりばめられています。

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JAXAはやぶさ2の快挙(2)

 前回の記事からの続きです。二週間前に発表されたのでJAXAの快挙についてはご存知の方もいると思います。太陽系内の〈小惑星りゅうぐう〉からとってきた石からアミノ酸を発見したという記事です。

 初代ハヤブサで持ち帰ったのが砂つぶより小さなかけらだったことを考えると飛躍的な成果です、それも初代ハヤブサの世界的快挙があったからこそ成し得たことであるのは間違いありません。

 この岩石からアミノ酸が見つかったということがニュースとなり世界をかけめぐりました。その後何か追加発表があると思っていたのですけど出てきません。いくつか質問も来ているので、そろそろこのサイトに書いておこうと思います。

 地球の生命については〈地球〉という閉ざされた環境の中で誕生したという仮説のほかに〈地球外から隕石などによってやってきた〉という説がありました。私の学生時代には〈怪しげな説〉の一つとして扱われていました。

 どうしてそういう説が出てきたかというと、地球で発見される隕石の中から〈アミノ酸〉が見つかったからです。〈アミノ酸〉というのは私たちの身体をつくっている〈タンパク質〉のピースです、アミノ酸が組み合わさってタンパク質になるのです。

 アミノ酸にはいろいろな種類があって、たとえばこういう構造をしています。赤は酸素O、青は炭素N、灰色は炭素C、白は水素Hです。黄色も見えますね、硫黄Sです。
 栄養ドリンクなどに配合されている〈アスパラギン酸〉もアミノ酸の一つです。下の図で上の段の中央がそれです。

http://www.ecosci.jp/amino/amino2j.html

 これまで地球上で発見された隕石からこういったアミノ酸が見つかってはいたのですけど「それは地球上で組み合わさったものだろう」ということで真剣に取り合わない科学者たちもたくさんいたのです。

 アミノ酸は地球ができあがる頃のドロドロのスープ状の海の中でいろいろな原子が組み合わさってできたのであって、宇宙から来たのではない、というのです。

 今回のハヤブサが届けてくれた岩石から、現在までに〈アスパラギン酸〉ほか11種類のアミノ酸が発見されました。厳重なカプセルに入れられて戻った岩石を研究室で分析したものなので、地球上で混ざったのではない、考えられます。

中日新聞より

 つまりこれで私たちの生命のタネは宇宙からやってきたという説が有力になったのです。

 それでもまだ科学者たちの中には「地球上の基本的にアミノ酸があまりにもたくさん発見されすぎている、これはやはり地球上で混ざったものではないか」と主張する人たちもいます。

 これぞ〈The 科学〉です。

 簡単にいろいろな説を信じるのではなく、別な仮説も成り立つということで対立研究をすすめていくわけです。

 だから科学は信頼できるのです。

 現在、JAXA(日本航空宇宙研究開発機構)とISAS(宇宙科学研究所)が全力で、その信頼性を追求しているところでしょう。

 さてみなさんは、どちらの説が正しいと予想しますか?

 この地球で生命が生まれ進化してきたのでしょうか。それとも宇宙から来た生命のカギが私たちの生命の扉を開いたのでしょうか。

 もちろん私は宇宙派です。
 この私の身体が宇宙からきたものだというのはウルトラマンみたいでたのしいということもあるのですけど、もともと太陽系そのものが〈超新星爆発〉で散った岩石たちが遠く離れた場所で再結集してできたものです。生命のタネが宇宙から来たものでないと考えるのが自然でしょう。

 気づいている人はあまりいないようですけど、このことは〈神が地球の生命をつくった〉という創造説とも対立します。もともとダーウィンの進化論がそれを決定的に否定したのですけど、今回のことで生命のタネが宇宙から隕石によって飛んできたのだということになれば、ますます創造説が遠ざけられるでしょう。

 どっちに転んでもたのしさ深まる今日この頃です。

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