エイリアン(1979年アメリカ)という映画を観たことがあるでしょうか。宇宙船ノストロモ号がある星で異星人の卵を発見し、その後エイリアン(下図)に次々と襲われていくSF作品の傑作です。
その映画に登場するエイリアンは恐ろしい怪物です。
ではエイリアン・プランツ(Alien plants)とは何でしょう?
plants(プランツ)は植物を意味する英語です。エイリアン プランツというと何か恐ろしい植物をイメージするかもしれません、たとえばアカイカタケ⬇︎(wikipediaより)のように。
違います。
エイリアンというのは本来〈外国人/外来種/外来生物〉を意味する言葉で、入国管理局などでは外国籍の人物として使用されることもあります。
※
帰化植物をエイリアン・プランツと表現することがあります。
けれどそれは侵食してくるイメージを伝えることがあるので、naturaized-plants(ナチュライズッド-プランツ)と表現した方がよいでしょう。
最近、たのしい教育研究所(RIDE)の応援団員Hさんが、とてもおいしいトウモロコシを持ってきてくれました。
トウモロコシは沖縄原産の植物ではありません、アメリカ大陸原産です。
ではゴーヤーは沖縄原産でしょうか?
いいえ、インド原産です。
外来種を入れない、ということになるといったいどういう植物や動物が残っていくのでしょう。
そもそも私たち人間も、日本にとって外来種です。
地球上に多様に広がる人類は、もともとアフリカに住んでいた類人猿とホモサピエンスの中間アウストラロピテクス・アファレンシスのルーシーが起源です。
外国からやってきた人たちをエイリアンと呼んでいる人がいました。
フォーリナー(foreigner)という普通の言い方があるのですから、あえてエイリアンと呼ぶことはないのに、と感じてしまいます。
以前も書いたことがあるのですけど、種というのはいろいろな交流の中で、よりその環境に適したものたちがその生命を受け継いでいくわけです。
地球上のいろいろな問題を見るにつけ、よそから来た者たちを排除するのではなく、よそから来た者たちとともともと住んでいたものたちが仲良く融合して暮らすということがとても大切なことだと思えてなりません。
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