〈たの研〉には全国からいろいろな相談が届きます。今回はその一つを紹介させていただきます。
〈こどもの居場所〉の職員が子どもにハラスメントをしているのではないか、と気にしている所長さんが、それを特定するにはどうしたらよいだろうか、という内容でした。
保護者からの投書があったそうです。
本人に聞いても否定するし、外側にある防犯カメラを室内に増やそうか、何かいい手はないかという話でした。
「あまり難しくないですよ」とアドバイスしたのが「子どもたち全員に聞く」という方法です。
その職員のクラスだけでなく、別なクラスもみんな一緒にアンケートをとる。
文面が大切で、これこれこういう感じでどうでしょう。
というようにアドバイスさせていただきました。
ある学校に勤めていたとき、子どもから「担任の先生がキモイ」という声があがって、それを主任の先生が「キモイという言い方は何事だ」と強く叱ったことがありました。
結果的に女の子数名が、その先生の授業をボイコットして、保護者を巻き込んだ大きな問題になりました。
私はその時から関わったので、初期的な状況で動くことはできなかったのですけど、その時も主任の先生主導で全クラスにアンケートをとることで、大騒ぎになるまえにしっかり手をうてたはずでした。
子どもたちは正直です。
丁寧な聞き方を工夫すると、明確な答えを返してくれます。
セクハラやパワハラを防ぐためにも、子どもたちの声を定期的に聞くシステムを構築した方がよいと思います。
評価のとり方、アンケートの文言などは、いろいろな状況によって異なるのでスーパーバイズをお申し込みください。
ちなみに〈たの研〉では、定期的にではなく、子どもたちとの授業やワークショップがあったら、必ずその時に全員で評価アンケート&感想を書いてもらってスタッフ全員で確認するシステムになっています。
満足度評価が高いだけでなく、クレーム0、事故トラブルなども0なのは、明らかにその評価システムの蓄積のおかげだと思います。
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