沖縄本島最北端〈辺戸岬〉の姿@楽しい環境教育・楽しい理科

 〈たのラボ〉の活動はいよいよ沖縄本島最北端の地まで広がってきました。

これは先日、イベントの調整で尋ねた北部の地で、立ち寄った先端の辺戸岬の写真です。

 沖縄の自然の素晴らしさを実感する、美しい海の彩りです。

 断崖絶壁の様子がこれです。

 険しい色と形の岩石が切り立っています。

 この岩石は何でしょう?

 岩石は大きく〈火と水〉の由来に分けることができます。

 火山成の岩石である「火成岩」と海の底に積もってできた「水成岩」です。

 水成岩は、教科書では「堆積岩」と呼ばれています。

 さてこの切り立った岩石は〈火成岩〉でしょうか、〈水成岩:堆積岩〉でしょうか?

 予想してみてください。

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 琉球・沖縄にも火成岩はあります、けれどそれは多くありません。

 多くは〈水成岩:堆積岩〉である『石灰岩』です。

 では、沖縄本島の先端は何か?

 ・・・

 水成岩である「石灰岩」です。

 国土地理院のサイトから図を引用させていただきます。

https://www.web-gis.jp/GS_Geo100/Document/Geo100_164.html

 「水成岩」である〈石灰岩〉も大きく2種類に分かれます。
 ここからは、興味のある皆さんで調べてみてください。

 そこからたのしい楽しい面白い自由研究が広がっていくと思います。

 今日は中学生レベルの話になったかもしれません。
 みなさんの感想をお待ちしています。

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「生」の読み方@楽しい国語

〈たのしい教育メールマガジン〉の授業の候補にたくさんのデータがストックされています。

 お蔵入り(取り上げられなかったもの)しているアイディアを見ていて、このサイトで紹介しておきたいと思ったきっかけのプリントがあります。

 6年生を持っていたとき、黒板に「生」という漢字を書いて
「みんな、この漢字、何て読む?」
と質問しました。

 確か「せい」や「しょう」という答えが返ってきました。

 他にも読み方がありませんか?
「なま」という読み方もありますね…

 考えてみてください。

💫 ⭐️ 💫 ⭐️ 💫

「日本語ってすごくてさ、〈生〉っていう漢字ひとつにこれだけの読み方があるんだよ」

そのとき私が準備したプリントの内容がこれです
  ⇩

黒板に一つずつ書いて「何と読むのかな?」と質問しながらすすめるのもおすすめです。

「〈生〉の読み方いろいろ」

① 生きる(いきる)

② 生まれる(うまれる)

③ 生む(うむ)

④ 生える(はえる)

⑤ 生やす(はやす)

⑥ 生かす(いかす)

⑦ 生ける(いける)

⑧ 芽生え(めばえ)

⑨ 生卵(なまたまご)

⑩ 芝生(しばふ)

⑪ 生花(いけばな)

⑫ 生命(せいめい)

⑬ 生毛(うぶげ)

⑭ 弥生(やよい)

⑮ 生業(なりわい)

⑯ 平生(へいぜい)

⑰ 生粋(きっすい)

⑱ 生一本(きいっぽん)

⑲ 生憎(あいにく)

⑳ 生類(しょうるい)

㉑ 今生(こんじょう)

㉒ 生う(おう)

㉓ 生る(なる)―古語

㉔ 生田(いくた)―神奈川県

㉕ 壬生(みぶ)―京都府

㉖ 福生(ふっさ)―東京都

㉗ 越生(おごせ)―埼玉県

㉘ 日生(ひなせ)―岡山県

㉙ 相生(あいおい)―兵庫県

㉚ 生石(おいし)―兵庫県

㉛ 生絹(すずし・しょうけん・きぎぬ)※蚕の繭からとった生糸(きいと)を精錬(せいろん)せずに、セリシン(蚕のタンパク質)が残ったままの状態で織り上げた絹織物のこと。精錬して柔らかく光沢を出した「練絹(ねりぎぬ)」とは異なり、特有の「張り」「シャリ感」「硬さ」があるのが特徴
㉜ 生る(なる)―古語

たくさんの読み方があるんです。

 簡単なプログラムです、小学校高学年から使えると思います。

 利用していただけたら嬉しいです。

 私はぜんぜん優等生ではなかったので、高学年から中学の頃、国語の時間など「これも読めないのか、これもできないのか」というように指導されてきました。
 その日々を思い出すと
「先生、日本語は複雑なんです、そんな乱暴な言い方しないでくださいよ」
と言い返したかったなぁ、と思えてなりません。

 同時に、日本語を学んでいる海外の方たちの凄さ、ということがわかります。

 私たちは「英語やフランス語は難しい」という感じがあります、でも日本語に比べたら遥かに簡単でしょう。
 慣れの問題にすぎないはずです。
 日本語を自在に使う私たちに、使えない言葉ではないはずです。

 そうしてみると外国語を勉強してみようかな、という気になる人も出てくるのではないでしょうか。

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最新〈たのしい教育メールマガジン〉から/板倉聖宣「教育問題は素人談義のまま」

 今週のメルマガも楽しく発行しました、最新号の内容を紹介します。

 終章の板倉先生の話を少し紹介させていただきます。

板倉聖宣「教育問題は素人談義のまま」
(前段の体調を崩して病院のお世話になっている話の後)
 結局、今回の私の体験は「最近の医学はとても進歩している」ということを教えてくれたのです。私は「それに対して教育の研究はどうだろう」と考えざるを得ませんでした。
 江戸時代までの日本の医学は、ほとんど素人医学と変わらないものでした。たくさんの医学的経験を積み重ねてきた人びとが周囲の人びとの信用を獲得して「医者」と認められて、診断治療にあたったのです。だから江戸時代には「医師資格」制度といったものはありませんでした。寺子屋や漢学塾にも教員免許状などありませんでした。しかし、その後、医術も教育も資格試験制度ができました。
 医術の場合はたくさんの専門研究者が研究して、その成果に基づいて診断治療する医療の体制が確立しています。
 しかし教育の場合はどうでしょう。
 教育の場合は医学と比べて研究が圧倒的におくれていることは明らかです。
 最近、内閣に「教育再生会議」なるものが設けられましたが、そこでは教育学研究の成果が問題になることはほとんどないようです。
 最近は「いじめ」「自殺」に対していろんな「著名人」がいろんな素人談義をつづけていますが「〈いじめるやつら〉をいじめ返せ」といった素人的発言が目立ちます。
 それらの問題についても教育研究者の考えが求められることはほとんどないようです。
 学力問題についても、いじめ問題についても、もっともっと研究を積み重ねることが大切だと思います。
 たとえば、いじめについて私は「多くのいじめは、相手の行為を〈改めさせよう〉とする一種の〈教育的〉行為として発生するという視点くらいはもっていてほしい」と思っています。
 そういう視点があってはじめて、教育についての専門的な判断ができると思うのです。
「学力論」についても、「学力」と「意欲」は、その合計(和)が問題なのではなく、その「積」が問題なのだという観点が必要です(この点については、板倉聖宣『子どもの学力 教師の学力』仮説社2007年でくわしく論じています。参照していただければ幸いです)。
 いくら「有名人」であっても、そんな基本的な視点も知らない教育の素人が、教育の「再生」を討論しても、その成果に期待することはできないでしょう。

 

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大切な福祉活動を長続きさせるために@読者の方から来たお便りから

《たのラボ》の楽しい福祉&教育 活動はますます注目度を増し、ネット検索でもトップを維持しています。〈学力向上〉という視点で「たのしい教育」に注目してくださっているみなさんもたくさんいます、とても嬉しいことです。

 先日の〈こどもマルシェクッキング〉の記事も、いろいろな方たちから反響が届いています。
 同じように実施したいというみなさんへの実践マニュアルづくりも始まりました。
 しばらくお待ちください。

 さて今回は熱心な読者の一人Aさんから届いた相談のお便りを紹介させていただきます。
 本人にも確認した上、特定できないように手を入れて要旨を紹介します。

いつもサイトを読むのを楽しみにしています。
東北の◯◯と申します。

退職してすぐ、地元の◯◯町で、こども食堂を立ち上げ、子どもたちの居場所になればと無我夢中で二年間頑張って続けてきました。
しかし、頼りにしていたボランティアスタッフがいろいろな事情で次々と離れてしまい、私自身の負担も大きくなって日々の運営が本当に困難になってきました。
子どもたちの笑顔を見るのは嬉しいのですが、心身ともに限界を感じてきており、家族にも言われて、残念ですがもう活動をやめようかと悩んでいるところです。

文章はつづきます…

 Aさんの活動に敬意を評し、ご苦労を労いながら、一般的によくみる返事、つまり、励ましや、続けることが大事だという話ではなく、こういう内容を書きました。もちろんAさんの活動へ水を差すことにならないように配慮して、《たのラボ》の活動を中心とした文章です。

🟠 辞める勇気も大切で、それは2年間の活動が無駄だったということではないと思います

🟠 その2年の活動を実験結果として、これからの人生に活かす、あるいは一息ついて、その実験結果をもとにした新しい活動をはじめるという選択肢もあると思います

🟢《たのラボ》が15年活動を続けることができたのは〈たのしさ〉を根本にそえた活動をしてきたからだと考えています

🟢 その〈たのしさ〉という言葉は、ついつい自分も周りの人たちも騙してしまう言葉でもある。こちらが「今日も楽しかったね」というと、そう投げかけられた人は「いいえ、つまらなかったです」とは答えきれず、つい同感してしまうものです

🟢 《たのラボ》で活動する人たちが、合言葉としてのたのしさではなく〈快感〉としてのたのしさで活動を続けることができるのか、それが勝負でした

🟢 これまでより笑顔を増やしていく、ということなら新しいアイディアを出して実験してみる必要も出てきます

🟢 ではそれをどう測るか?
《たのラボ》に集うメンバーが自分の可能性を伸ばし、笑顔を広げているかをみていく、その人たちの言葉を超えた感覚・笑顔をみていく。そのためにも、受講する人たちの評価・感想をみんなで確認することは必須です。
 そしてスタッフが苦しんでいる時には相談してもらえるような人間関係をつくっていくことも大切です

🟢  《たのラボ》には「続けなくては」という義務感はなく、メンバーから笑顔が消えていったら、いつでも代表の私から「活動をやめましょう」と提案しようと考えています。つまり〈義務感〉ではなく《たのしいから続けたい》というのが《たのラボ》です

そういう話です。

 Aさんが今後も福祉活動を続けていくのかどうかはわかりませんし、無理して体調を崩してしまうことになったら大変です。

 学校の先生たちの中にも「苦しいけど子どもたちのためだから」と頑張り続ける人たちがたくさんいます。
 それをどのように〈たのしいから〉に転換させていくことができるか、それが《たのラボ》の大切な活動テーマの一つです。


 もちろん押し付けはしませんし、できません。
「苦しいけど子どもたちのためだから」と頑張っている先生たちが、どこかで《たのラボ》の活動に触れて、自分もやってみたい、と感じてくる。その受け皿をしっかり作っておく、それが勝負だと考えています。

 結局〈福祉〉も〈教育〉も「わくわく感」「笑顔」への転換がキーです。

 これまでより笑顔を増やすという目標なら、新しい実験的なものが必須です。
 《たのラボ》にはそのノウハウが満載です、必要な方はご相談ください。

 全国でAさんのように悩んでいる皆さんが、《たのラボ》の活動から何らかのヒントを得て、たのしく続けていけることを楽しみにしています。

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