たのしい英語 〈からし菜〉を英語で何という?

 たのしい教育研究所を応援してくださっている校長先生(公立学校)が、沖縄市の〈たの研〉に来てくれました。メインの要件が済んで後の話の中でもりあがった一つが「からし菜を英語で何というか?」です。

 作成中の〈たのしい教育授業ブック〉「菜の花から広がる世界」に入れるかどうか迷っている話の一つで、それを聞くとたいていの人たちが「え、そうなの?」と驚いてくれるのです。

 みなさんはどう思いますか?

 ひまわりを〈サンフラワー〉、バラを〈ローズ〉という様に、英語の力があるのかなという問いかけではありません。

 予想を立ててみてください。

⬇︎

⬇︎

⬇︎

⬇︎

 からし菜は「マスタード」です。

 からし菜には〈リーフマスタード〉とか〈インディアンマスタード〉とか〈チャイニーズマスタード〉というようにいくつかの呼び方があるのですけど「マスタード」でよいのです。


 〈マスタード/からし〉と〈からし菜〉を結びつけて考える日本人は少ないようです、でもマスタード(からし)の原料は〈からし菜〉です。

 

SB食品の広報サイトにわからやすくまとめられています。

からし商品は、アブラナ科の『からし菜』という植物の種子を原料として使用しています。 からしの種子はそのまま噛んでも辛みをあまり感じませんが、すりつぶして水を加えて練ると、種子に含まれる「ミロシナーゼ」という酵素が働き辛みを感じるようになります。

〈https://www.sbfoods.co.jp/customer/blog/backnumber_11.html〉

※このサイトのからし関係の写真はSB食品のサイトから利用させていただきました、ありがとうございます、〈goo辞書〉にも感謝

 今度から、辛子・マスタード類をみたら「からし菜」のことを思い浮かべてみてください。
 そのうちに「からし菜のタネをかじってみたい」と思うようになる人も増えてくる気がします、私のように。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

 

自由研究中〈クチナシの花〉

 以前〈クチナシ〉の名前の由来について納得できないことを書いたけれど、この頃は山歩きをしているとクチナシの話をたくさん目にします。

 琉球の古い言葉で〈カジマヤー/風車〉と呼ばれ、飛行機のプロペラのような幾何学的な美と構造的なたくましさと感じさせてくれる花です。


 最近「沖縄で一番、花がたくさん咲くクチナシではないか」と思える木に出会い、しばらく眺めていました、巨大な木ではなく普通のサイズの桜の木くらいの大きさなのに、一本の木に軽く1000を超えるくらいの花が咲いています。

 白い花と黄色い花とがあります、はじめは白い花で次第に黄色く色づいていきます。

 以前〈一重咲きであっても花びらが5~7枚というバリエーションがある〉ことを書いたのですけど、次の写真でも5枚と6枚のそれぞれの端があることがわかると想います、面白いですよね。

 ところでクチナシの実は食べ物の着色に使ったりする安全な染料になります、染料の研究はたの研の仲間と続けていたので、クチナシはその意味でも興味深い植物です。

 これはWEB上の植物図鑑に載っているクチナシの実です、感謝して掲載させていただきます。

http://www.jugemusha.com/jumoku-zz-kuchinasi.htm

 ところが、沖縄で私が出会うクチナシの花たちをしげしげと眺めても、こういう実がほとんど見えないのです、不思議なほどです。

 見つけたら撮ろうと思って探しても見つかりません。

 時期があるのだろうとタイミングをずらして観察しているのですけど、真っ黒になってついている実をほんの数粒見つけたことはあっても、枝に成るオレンジに輝く実はみつかません。少しオレンジ色に見える実も中はカラカラでタネが一粒あるだけで、染料に使える状態ではありません。

 これはどうしたことなのでしょう・・・

 謎は自由研究として引き継がれています。ご存知の方がいたらぜひ教えてくださいね。たのしいことがどんどん増えていく、たのしい教育の日々です。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

 

たのしい散歩ークチナシの花はなんで〈クチナシ〉なの?/諸説を簡単に信じない

 これまで「なぜだろう」と気になっていたものたちを数えると何万、何十万という数になるでしょう。それが解決できた時、このサイトにも書いているのですけど、大多数は謎のまま時が流れていきます、まぁそういうものです。

 今回はこの花、前回の記事の〈たのしい散歩〉の時に見つけた花〈クチナシ〉について、ずっと謎のままだという話をさせてください。

 クチナシの花は甘い香りといえばそういえるのですけど、重くて花の奥までおさえにくる感じがします。
 おもしろいことに、一重咲きの花びらが5~7枚とバリエーションがあります。八重咲きもあるので〈花びらの数多種〉という不思議な植物です。

 私が以前から解けないのは〈どうしてクチナシというのか?〉についてです。

 有力な説は2つ、その1つが、クチナシの実が〈梨〉に似ていてその上にクチバシの様に見えるから〈クチナシ⇨口梨〉という説です。
 クチナシの実をみてみましょう・・・
 似てますか、梨に?

 色といい形といい私は口梨説にはぜんぜん納得できません。

 いや、きっとこの実の中が〈梨〉に似ているんだよ・・・

 そういう人がいるかもしれません。
 これが実の中です、どうですか?

 なんで〈梨に口がついた形だからクチナシ〉なんて説が存在するのでしょうね。

 クチナシは〈実が熟しても割れない〉つまり〈開け口が無い〉というので〈口無し〉⇨〈クチナシ〉という説が有力だといろいろなところに書いてあります。

 確かに熟したら実がはじけて種が飛んだり落ちたりして、仲間を増やしていく植物はたくさんあります。

 ところが実が弾けるのではなく、甘い実をつけて動物たちに食べてもらい、タネを遠くまで運んでもらって、そこで発芽する作戦にでた植物たちもいます。ブドウやリンゴやブルーベリーなどいろいろで、それらは実がはじけるわけではありません。

 クチナシも甘くなって鳥たちが食べに来ます。

 なのでベリーなどの様に、はじける系の植物ではないのです。

 実が弾けるわけではないので〈弾ける口が見えない〉から〈クチナシ〉という説もなくなってほしい一つです。

 結局クチナシの花を見ると「なぜクチナシっていうんだろう」とずっと気になったままです。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

 

たのしい散歩(アウトドア)木の色の違い/キノボリトカゲと出会う

 インドアの仕事が多いので意識して外に散歩に出る様にしています。短時間でもアウトドアはたのしい発見がいろいろあります、おすすめです。今日、発見した一つを紹介しましょう。

  4月はじめの週の晴れた1日です。 

 散歩しながら木々の下に入りました。

 見上げると陽の光が通過する度合いによって、植物の違いがわかります。
 名前はわからなくてよいのです、いつか興味が湧いたときに調べるといいでしょう。知らないままでも散歩はたのしめます。上の植物は暗い感じがします。下の植物は緑色で若葉色、清々しい色をしています。

 上側の暗い感じがする植物は、若葉がないのではありません、よくみると、若々しい葉が見えています。葉の一枚一枚が肉厚で、数も多いので太陽の光が通過する量が少なくなり、暗く見えるのです。

 空に浮かぶ〈雲〉も、薄いと太陽の光をたくさん通過させるので白く輝いてみえるのに、厚いと後ろからくる太陽の光を通さなくなって黒く見えます。それだけ雲が密集していると水蒸気同士がくっついて重くなり、浮いていられなくて〈雨〉として落ちてきます。すると雲が少なく薄くなったり、消えたりして、また太陽の光を通過させ、明るくなります。

 ところで太陽の光がたくさんふりそそぐ場所を歩くより、木陰のもとをあるいたほうが、たくさんの生き物たちと出会える様になります。

 でも、よく眺めないと気づきませんよ。

 コツは、4~5分くらいじっとしていることです。すると小さな生き物たちが動くのがわかるようになります。

 この中にいる生き物がわかりますか?

 真ん中あたりに〈キノボリトカゲ〉がいます、〈恐竜〉に似た姿で威厳を感じます。

 一時期有名になった〈エリマキトカゲ〉もこの〈キノボリトカゲ〉同じ仲間です。

 ちなみに〈恐竜の様に見える〉というのは私だけではないでしょう、みなさんもそう感じませんか。
 そもそもティラノサ(ザ)ウルスとかステゴサ(ザ)ウルスの〈サウルス〉はギリシャ語で「トカゲ」の意味なんです。似ているからそういう名前をつけられたのです。

 暖かくなって、たくさんの生き物と出会えると思います。
 みなさんもたのしい散歩をしてみませんか。

 いつもと違うものに出会ったら、ぜひ写真を撮ってこのサイトにも送ってくれませんか。一緒にたのしみましょう。

たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!