たのしい教育研究所春の講座〈出会も別れもたのしい教育〉大人気-楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 たのしい教育研究所〈春の講座〉「出会も別れもたのしい教育」が開催されました、毎回人気の講座の一つです。

 参加者の満足度評価(楽しさ度・理解度評価)も100%でした。

 今回の流れは〈ほぼ完成形〉だろうなと思えるほど、スムーズな展開で、以後の講座のモデルになっていくと思います。

 今回は那覇地区のK先生が新しく講師に加わり、クイックちんすこうを担当してくれました、流れもスムーズで、おいしさもバッチリ。

 毎回新しい目玉のコーナーが登場するのですけど、この春の講座で「おたのしみ広場」を新しく設置したところ、大盛況。

 これはその一つ〈くるくるコーナー〉で、皿回しをたのしんでくれている様子です。

 難し目の皿回し用具なのですけど、子どもたちも回していました。

 この子は一年生、一生懸命練習していた大人たちもびっくりしています。

 いくつかリサーチしてきたのですけど、コロナの影響なのか、今の頃は〈学び系〉の講座は、無料でも人数を集めるのは大変なのだと聞いています。〈たの研〉の講座はそれなりに費用がかかるのですけど、うれしいことにこうやってたくさんの方たちが集まってくれます。

 講師スタッフの皆さん、たくさんの笑顔を広げてくれてありがとうございました。
 また一緒に楽しみましょう。

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楽しさの進化論ーダーウィン研究-楽しい学習・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 前に書いた様に、ダーウィンさんの『種の起源』を子ども達が感動してくれる様に翻訳したいという思いはずっとあって、私の仕事のかなりの部分を削いでそれに当てて良いのかどうか真剣に考えているところです。

wikipediaに感謝を込めて ダーウィンの肖像画を引用

 ところでダーウィンさんというと『種の起源』が有名ですけど、他にもいくつか重要な本を著していて『人及び動物の表情について/The Expression of the Emotions in Man and Animals』という著書の中で〈表情や心の面の進化〉についても語っています、たのしい教育研究所が主張する「たのしさが決定的に重要」という発想とも関係するものがあるので、今日はその話を書かせてください。

 ダーウィンさんはその本の中で、人間や動物が表情を作るときに使用する筋肉や神経系を調べ、表情が社会的コミュニケーションにおいてどのような役割を果たしているのかを調査し、表情が感情や社会的状況を伝えるための重要な手段であることを示した上で「〈表情や感情〉も進化の過程で発展してきたこと」を指摘しています。

 私たちの身体の〈形状〉や〈形質〉だけでなく、〈感情〉や〈感覚〉といったものもそれらも〈自然淘汰〉〈自然選択〉の過程で発展してきたのだろうと考えてよいということです。

 どうして私たちに〈笑い〉という表情や感情があるのか、どうして私たちに〈怒り〉という表情や感情があるのか、それらの表情はある時、突然身につけものではなく進化の過程で獲得したということです。

朝日デジタルに感謝を込めて引用 https://book.asahi.com/jinbun/article/14346441

 そのことは「人間は猿と同じ仲間から進化してきた」という話より、賛成してくれる人たちが多い様に思うのですけど、どうでしょうか。

 私たちの中にある「たのしい・楽しい」という感情・感覚も同じ様に、人間の長い歴史の中で大切に育て進化してきたものの一つです。

 論理的にうまく説明できないけれど、どうもこういうことをしているとたのしいというものたちです。

〈恐ろしいものを避け、たのしいものに向かう〉私たちはそういう様に進化してきました。
〈たのしい教育研究所〉が追求しているのは、他の人たちの苦しさの上になりたちたのしさではありません、周りの人たちにも笑顔が広がっていく〈たのしさ〉です。

 こどもたちが「もっと学びたい」と感じてくれる授業、それはたのしいに違いありません。先生たちが「教師になって本当によかった」と感じてくれる教育、それもたのしいことに違いありません。

 たくさんの方たちがそれに賛同し、たのしい教育研究所を応援してくれることを期待しています。
 応援してくださる方は、その一歩として「このサイトいいよ!」と周りの人たちに送ってくださると嬉しいです!

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「あれが一番偉い人、あの人が死んだらみんな死ぬ」のあの人って何?/偉大なクリエイター〈黒澤明〉の名作「デルス・ウザーラ」

 映画をこよなく愛する私の大好きな一本が黒澤明の「デルス・ウザーラ」です。極寒の自然の中で展開するロード・ムービーで、黒澤明がロシアに行き、実在した人物〈デルス〉を映画化した作品です。

 ウラジーミル・アルセーニエフの紀行文「デルスウ・ウザーラ」を下にしているので、wikipediaから引用してみましょう。

デルスウ・ウザーラ』(ロシア語: Дерсу́ Узала́

 ロシアの探検家ウラジーミル・アルセーニエフ(1872年 – 1930年)が1922年に著した紀行。

〈デルスー・ウザーラ〉〈デルス・ウザラ〉〈デルス・ウザラー〉などの日本語表記もある。

 書名は著者に同行したナナイ族の猟師の名前である。

 沿海州と呼ばれる北東アジアの探検を通して、デルスウの経験豊富な技術や自然観、著者との交流、自然とそこに暮らす生物が描かれている。

wikipediaに感謝を込めて読みやすくして参照

 敬愛する写真家〈星野道夫〉もこの本を愛読していたといいます。私も読書にたっぷり時間を使える様になったら購入しようと思っている一冊です。

 山に生きるデルス(ウ)・ウザーラが探検家のウラジーミル・アルセーニエフに語った映画の中のセリフを表題に書いたのですけど、とても心に残っています。

 デルスは探検家ウラジーミルをキャピターンと呼びます、キャプテンの様な言葉でしょう。
「キャピターン、あれが一番偉い人、あの人が死ぬとみんな死ぬ」と指差したものは、デルスが山に生き自然の中で暮らしていることをしみじみと感じさせるものでした。

 さて、彼が〈一番偉い人だ、あの人が死んだら皆死ぬ〉と指差したのは何だったか?
 皆さん、予想してみてください。

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予想してからね

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予想してからね

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 それは〈太陽〉でした。

 セリフは続きます。
「そしてあの人が2番目に偉い人」
 それは何か?

 想像がつく人もいるでしょう、〈月〉です。

 さらにこう続きます。

「水怒る、怖い。
 風怒る、怖い。
 火怒る、怖い。
 水・風・火、三人の強い人」

 自然の中で生きてきた私たちの祖先も、きっとそういう自然観の中で生きてきたのでしょう。

 原子論つまり本物の科学を拠り所にする私にも、DNAの中に刻まれたそういう思想を理解することができます、アウトドア派だからかもしれません。

 ロシアの地で起こっている戦争が早く終結するためにも、ロシアのことを身近に感じられる人たちが世界中に増えていくことは大切なことでしょう。極寒の自然の中で描かれる名作を、いろいろな人たちに観てもらいたいです。

 

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みんなでたのしく春の講座の準備中

 春の講座が一週間後にせまり、〈たの研〉でも準備がどんどんすすみ、ワクワク度が高くなってきています。

  今回は売り場だけでなく、おたのしみ広場も設営するので、いつもより準備の量が多くなっているのですけど、スタッフみんなの力で着々と整ってきました。

 これはものづりくの中の工夫をいろいろ重ね合っているところです。

 講師・スタッフの人たちの実力の高まりも重なり、かなりグレード満足度の高いものになる気がしています。

 担当のさくら先生の話によると席はまだ少しある様です、ご希望の方はぜひお申込みください。別れの春、出会いの春に子ども達と仲良くなる、いい想い出の中でお別れするためのたのしい教育プログラムがいっぱいです。
 そのまま持って帰って真似できる様に提供するので、自分で翌日に授業にかけることも可能です。

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