たのしい英語 〈からし菜〉を英語で何という?

 たのしい教育研究所を応援してくださっている校長先生(公立学校)が、沖縄市の〈たの研〉に来てくれました。メインの要件が済んで後の話の中でもりあがった一つが「からし菜を英語で何というか?」です。

 作成中の〈たのしい教育授業ブック〉「菜の花から広がる世界」に入れるかどうか迷っている話の一つで、それを聞くとたいていの人たちが「え、そうなの?」と驚いてくれるのです。

 みなさんはどう思いますか?

 ひまわりを〈サンフラワー〉、バラを〈ローズ〉という様に、英語の力があるのかなという問いかけではありません。

 予想を立ててみてください。

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 からし菜は「マスタード」です。

 からし菜には〈リーフマスタード〉とか〈インディアンマスタード〉とか〈チャイニーズマスタード〉というようにいくつかの呼び方があるのですけど「マスタード」でよいのです。


 〈マスタード/からし〉と〈からし菜〉を結びつけて考える日本人は少ないようです、でもマスタード(からし)の原料は〈からし菜〉です。

 

SB食品の広報サイトにわからやすくまとめられています。

からし商品は、アブラナ科の『からし菜』という植物の種子を原料として使用しています。 からしの種子はそのまま噛んでも辛みをあまり感じませんが、すりつぶして水を加えて練ると、種子に含まれる「ミロシナーゼ」という酵素が働き辛みを感じるようになります。

〈https://www.sbfoods.co.jp/customer/blog/backnumber_11.html〉

※このサイトのからし関係の写真はSB食品のサイトから利用させていただきました、ありがとうございます、〈goo辞書〉にも感謝

 今度から、辛子・マスタード類をみたら「からし菜」のことを思い浮かべてみてください。
 そのうちに「からし菜のタネをかじってみたい」と思うようになる人も増えてくる気がします、私のように。

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板倉聖宣(仮説実験授業研究会初代代表)「創造より模倣の方が難しい」/たのしい教育の発想法

 久しぶりに〈たのしい教育メールマガジン〉から抜粋して紹介します、板倉聖宣(仮説実験授業研究会初代代表)が語った「模倣と創造」についての発想法を「創造より模倣が難しい」と題して保健授業作りセミナー1998.8で語ったものから再編集しました。メルマガで人気の発想法の

板倉聖宣

「日本人は創造性がない」などといわれます。
 それを聞くと普通の人は

「そうだよな、模倣性ばかりだよな」

と思ったりしますが、実は日本人は全体として模倣性がないのです。
 もちろん〈歴史的に模倣性があった人たちがいた〉というのは事実です。
 たとえば聖徳太子の時代「中国の文化を徹底的にマネよう」と思った人たちと、それに反対する人たちとの間でいろいろな争いがあったことは有名なことです。
 江戸時代末から明治時代にかけては「西洋の文化を全面的に学ぼう」という人たちがいて、それに強い抵抗があったのもよく知られた事実です。
 そうした抵抗に負けず全面的に模倣を進めたことは日本人が成し得たのは、最も創造的な仕事でもあります。
 しかしそれらは日本の歴史の中で特異なことだったのです。
 日本人は今でも創造性がないのは〈徹底した模倣性〉がないからだと私は思っています。

 私は四十年近く、板倉聖宣の発想法や仮説実験授業を真似尽くすほど真似るという勢いで学んで来ました。そういう中でオリジナルの教材もたくさん作ることができました。「真似尽くす」という勢いがあったからここまでこれたと思います。真似尽くすより、自分のオリジナルを出していくことの方が楽だということも、これだけ真似してきたからこそしみじみ感じることができます。

 仮説実験授業より長く学んできた琉球空手も〈先人の技を真似してきた伝統の塊〉だといえるでしょう、それもそろそろ看板を掲げなくてはいけない時期に来ています。真似し尽くして自分の形となりはじめる、今年はそれを意識した年になりそうです。

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名作〈コーダ〉心からおすすめします

「〈たの研〉のたのしい日々」を別にして、他の章の内容をメルマガで配信する前にこのサイトに記事を書くことはほとんど無いのですけど、意外に早く終了することがあるかもしれません、ここで一足早く紹介させていただきます。

 劇場公開中の作品「CODA/コーダ」です。
 すばらしい作品でした。

 数年前、友人に〈エール!〉を進められてDVDを視聴しました。フランスの作品です、「いい映画だなぁ~」と思いました。「CODA」はエールのリメイク版です。
 〈聾者/耳が聞こえない〉ファミリーの中で唯一耳が健常な高校生の女の子が主人公です。

 全体の構成がほぼ同じな上に、脚本がネット上で上がっていたので、それを読んで感動していたのですけど、映画そのものは更にすばらしい作品でした。

https://www.scriptslug.com/assets/scripts/coda-2021.pdf

 ちなみに今年のアカデミー賞では最高賞の〈アカデミーの最高賞〉他2つの賞を受賞しています。

 特に観る人を選ぶ作品ではないのですけど、学校の先生には特におすすめします。これからの教師生活の中で、いろいろな子ども達とすごす時、この作品に心動かされた経験が大きなプラスになるはずです。

 耳が不自由な家族の物語だというので、お涙頂戴的なものだと予想する人たちもたくさんいると思います、まったく違います。きっとたくさん笑うことでしょう。そして感動の涙もたくさん流すことでしょう。

 まず騙されたと思って映画館に足を運ぶとよいと思います。H系のシーンも出てきます、子どもと一緒の場合は頭にいれていてください。

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たのしい指導要領入門ー親も知っていたほうがよい、学校教育のマニュアル〈学習指導要領〉にはこう書いてある

「今年こそ合格したいです」とスーパーヴィジョンを受けにくる先生たちがいます。コロナ流行の年から沖縄の教員試験問題数が半減したのですけど、その分〈指導要領〉の割合がグッと増してきました、指導要領でしっかり得点することが合格に繋がります。

 教師でない方にはイメージがわかないと思うのですけど〈指導要領〉というのは授業の中でどういう内容をどういう目標に向かって構成していくか具体的に示したマニュアルの様なものです。

 久しぶりに私も腰を据えて国語の指導要領から読み始めています。

 小学校低学年(12年)の国語の目標は3つ掲げられています。1番めが〈国語の知識や技能〉について、2番目が〈考える力、伝え合う力〉についてです。私の大好きな〈読書〉については書いて無いのか?

 あるんです、3番目に。
 何と書かれているか予想してみませんか?

〔第1学年及び第2学年〕目標
(3) 言葉がもつよさを感じるとともに,( 楽しん      )読書をし,国語を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする態度を養う。

 

予想 ( )にはどういう言葉が入るでしょうか?
 ア.楽しんで
 イ.進んで
 ウ.決まりよく
 エ.毎日

 

 どうしてそれを選びましたか?

 

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予想すると賢くなる

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予想するとたのしくなる

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国語の学習指導要領12年の目標には

言葉がもつよさを感じるとともに, 楽しんで読書をし,国語を大切にして,思いや考えを伝え合おうとする態度を養う

とあります。

 まず〈たのしんで読書〉が基本だということです。

 読書をたのしめない、という方がいたら、ぜひ12年生からやり直す気持ちで、たのしい本・絵本を手にしてみませんか。

 おすすめの本はこのサイトの中にたくさん紹介してありますよ。

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