溶岩|たのしい環境教育

以前、ある中学校に呼ばれて造山運動の授業をした時に見てもらった動画があります。子どもたちの関心度も高かったので、紹介させてください。

溶岩を眼の前でみた人はほとんどいないと思います。

石マニアの私は、もちろん溶岩も大好きで、先月、ハワイに行った時、溶岩の近くまでいったのですけど、足場が悪いということで規制が入って溶岩のそばまでいくことができませんでした。次回のチャンスを待ちたいと思っています。

さてみなさん、靴で溶岩に触れるとどうなると思いますか?

予想 ア.すぐにくだけ散る  イ.すぐに溶ける  ウ,その他

予想を立てたら、この動画を御覧ください。

思ったより温度は高くなさそうだと思うかもしれませんね。

こういう動画をきっかけに、地球そのものの魅力も感じてくれる子どもたちも出てくると思います。

それは生きた環境教育だと思うのですが、いかがでしょうか。

 

たのしい教育が地球の未来を育てる
「たのしい教育研究所」です

グッジョブ授業プラン「科学技術の発展/たのしいキャリア教育」の一部|たのしい事は進化せずにはいられない|ひろがる「たのかし活動」!

たのしい教育研究所の喜友名はいろいろな処での授業や講座、講演活動、教育相談などを実施しています。

そうやって飛び回りつつも、たのしい教育に興味・関心を持ってくれる方達が実施できる授業開発、授業クリエイターとしての活動にも力を入れています。

これもたのしくてなりません。

「たのしい教育教材」を開発するにあたっては、特別な材料などを利用するのではなく、学校や家庭で普通に入手出来るもの、それは難しくても100均にいけば安価で簡単に入手出来るものを利用するなど、次の目標で作成しています。

① たのしい教育を実施しようと思う先生方なら誰でも授業することができる

② 授業を受けた人たちの「たのしさ度・わかった度」が90%レベル(85〜94%)になる

 板倉聖宣「仮説実験授業ABC」の考え方をベースにしています

同時進行でいくつかの授業プランの開発が進んでいますが、この公式サイト上でも人気の「しんぶんゴマ」について、少し紹介させていただきます。

 

———- 科学技術の進歩 ———-


質問

みなさんは「コマ」の歴史をたどると、どれくらい前にさかのぼることがコマできると思いますか?
どれくらい前の人たちがコマを作って遊んでいたのでしょう?
コマといっても最近のものではなく、材料も木や実などいろいろ簡単にたのしんでいたころにさかのぼって予想してみてください。

予想 今から
ア.100年くらい前
イ.500年くらい前
ウ.1000年くらい前
エ.そのほか

どうしてそう予想しましたか?

 

いろいろなところでこういう問題を出しているのですけど、子どもも大人も
「ア.100年くらい前」
が多いようです。

みなさんの予想はどうでしょうか?

予想を立てずしてたのしく賢くなることは無理です。

続けましょう。

「日本独楽博物館」のWebサイトには「世界を見渡すと2500〜3000年前のコマも見つかっている」とあります、他の資料によると5000年くらい前までたどることができることがわかります。

 

昔のコマのイメージ

 

さて、あなたの「しんぶんゴマ」はどれくらいの時間まわすことができましたか?

30秒以上回ったという人達が何人もいました。
すごいですね。

では、よくできたコマはどのくらい回すことができるのでしょう?
コマの種類は多く、傘より大きくて一人では回せないコマもあります。それらではなく、私たちが作ったコマのように、片手で回すことができるタイプのコマで調べてみましょう。

「全日本製造業コマ大戦」といって、いろいろな工場がつくるコマを回して長さを競う大会があります。その記録によると、日本の「上坂精巧」という工場がつくったコマ  (写真)が「12分41秒」回ったということです。とても安定したコマですね。
コマ記録

 

 コマはもともとたのしみごととして出発しましたが、その後、いろいろなものに広がりました。

コマが応用されて利用されているものについて、みなさんは何か思いつきますか?

 

思いついた人は出してみましょう。

 

お話「コマの発展」

 

たとえば時計の中の重要な部分にもコマの形をした部品ものが利用されています。
時計の中 時計の中のコマ 考えてみると、扇風機も電気の力で回しているコマの様なものですね。

 

それだけではありません、科学者たちのいろいろな研究で、なんと私たちの地球も、コマの様に回っていることがわかりました。「自転」といいます。

 

ところで、科学の最先端といってよい「人工衛星」にも重要な備品としてコマが利用されているのです。「リアクションホイール」と呼ばれています。
そのコマを回すことで微妙な姿勢のコントロールをおこなっているのです。
文字通り、コマが宇宙を飛んでいるのですよ。

たとえば日本がほこる惑星探査衛星「はやぶさ」の中に入っているコマを見てみましょう。

はやぶさ©JAXA

2010年には「小惑星イトカワ」から岩石の粒を持ち帰って世界中を驚かせました。

その「はやぶさ」の内部にも三ヶ所に「リアクションホイール」と呼ばれているコマがセットされていました。

はやぶさ リアクションホイイール

©JAXA

 

 はじめは単に遊びと思われていた「コマ」でしたが、人間の知恵と工夫、それをいろいろなものに発展させてきたのです。

たのしいことなら、どんどんそれに知恵と工夫を重ねていくのが人間です。

みなさんも、自分が「これはたのしい」と思っていることについては、誰に言われたわけでなくても、自然に知恵と工夫を重ねていると思うのですけど、どうでしょうか?

それはつまりわたしたち人間の素晴らしさです。

 

というように続いていきます。

たくさんの方達が「しんぶんゴマ」を作ってたのしんでくれています。

それはそれでとてもたのしいのです。
それに加えてチャンスがあれば、子どもたちに、こういうことを話していただけるといいなと思っています。

たのしい教育は人間のすばらしさの証です。
教育が成熟してきた証でもあります。
みなさんの応援をお待ちしています。

ひろがるたのしい教育
たのしく賢くすくすくと
「たのかし活動」展開中です。

 

① 毎日1回の〈いいね〉クリックで「たの研」がもっと元気になる!⬅︎応援クリック

② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊有料を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

③ 受講費、教材費、スーパーバイズなどの費用は全て、たくさんの方達へのたのしい教育の普及、ひとり親家庭など困窮した方たちへの支援に利用されています

⭐️ 「いいね」と思った方は〈SNSや口コミ〉でぜひこのサイトを広げ、応援してください!

たのしい環境教育 ? ムシを食べる

ハワイのみやげでいろいろ買ってきました。

その中で評判になったのが、ある「おつまみ」です。

そのおつまみのNutrition Facts(栄養成分表)がこれです。

スクリーンショット 2015-11-30 14.26.44脂肪分 0.59g
Sodlum ナトリウム 3.23mg
Carbohydrate(炭水化物) 0.19g
プロテイン(タンパク質)1g

 

プロテイン・タンパク質が突出している食べ物です。
何だと思いますか?

これです。

 

Worm Snax (ワーム スナック)

larvets_mex_indivi-500x500

 

ワームというのはイモムシ状のムシ達を総称する言葉です。

学び方コースに来ている子ども達にみせたらぎゃーぎゃー言って騒いでいましたが、私が美味しそうに食べてみせると、その中から2名の女の子が挑戦して「おいしい〜」と叫んでいました。

「キミたちは、災害で食べるものがなくなった時でも何とかなるぞ!」と言ってあげました。

後日、先生方のコースでも「きゃー」という声が上がりましたが、結局女の先生が数名食べて、おいしいと言っていました。

女性の方がたくましいのかな。

 

たのしい教育は単なる技術ではありません。
感動をともなう授業教材開発
たのしい講演・授業に全力投球の
「たのしい教育研究所」です。

生まれつつある島 ハワイ島

 

ハワイのキラウエア火山にいます。

kazan1
あいにくの雨と、溶岩の流れのせいとで、
噴火口近くまでいくことはできませんでしたが、
溶岩ドーム、立ち上る煙は、あちらこちらで見ることができます。
地上に出てきて冷え固まった火山岩だらけです。

kazan2
ハワイ島はまさにいきている島です。
そしてハワイの島々は年に10cmくらいずつ日本に近づいています。

熱によって大地が実際に動いていることをほんのすこし体感できる場所です。

 

たのしい教育を世界へ
「たのしい教育研究所」です。