「〈予想して確かめること〉は基本中の基本です」
と、いろいろな処でお話させて頂いています。
それは『科学の方法』である、ということで語っているのではありません。
「本物の賢さを身につける方法」として語っています。
「科学ではそうだけど、数学ではそうではない」
「国語では〈予想して確かめる〉ことはできない」
と考える人もいると思います。
しかしそうでしょうか?
たのしい教育研究所で実施している「算数の授業プラン」にこういうものがあります。
—————
ワーク0
分度器という画期的なツールの使い方 (略)← プリントで練習します
ワーク1
『三角形のそれぞれの角度を足すと180度である』という話があります。
それは「全ての三角形」について言えることでしょうか。
あなたはどう思いますか?
自由にいくつか三角形を描いてみてください。
ヤリの様にとがった三角形、平たい三角形など、いろいろ工夫して描いてみましょう。
ワーク2
では、最初に練習した分度器で、それぞれの角の角度を測って、足してみましょう。
慣れないうちは、えんぴつの線の太さの違いや、線のズレなどがありますから、1〜2度の違いは気にせず、ほぼ180度になるかどうか確かめてみてください。
おはなし「三角形の内角の和が180度になるという驚き」
⇒ ユークリッドの「原論」 から
——–
『予想して確かめる』ことは算数・数学でも十分可能です。
国語もそうです。
それについては、また項をあらためて書かせていただきます。
ご期待ください。
たのしい教育が沖縄の人材を育てる
元気な「たのしい教育研究所」です