安野光雅さんは画家なのですけど、何しろ〈楽しむ天才〉で、常々「安野さんのような生き方をしたい」と考えています。 安野さんは勝手に「たのしい教育研究所顧問」だと思っていて、すでにたくさんのアドバイスをその著書からもらってきました。その一冊『算私語録/朝日出版』にこういう言葉があります、読んだ時「しまった、私は子どもたちに無味乾燥に取り扱ってしまった、いつか挽回したい」と反省してしまいました。
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日付変更線というのもおもしろい。
「夢がある」という言葉はきらいだが、日付変更線には夢があるといっていい。
日付変更線上で舟が座礁したらどうなるか。
子どもの頃、これを考えて「ヒトバンジュウネムレナカッタ」。
成田を飛び立ってアンカレッジに着くと、日付が若くなる。
誰でも妙な気分になる。
安野光雅「算私語録」朝日文庫p241
日付変更線というのは、太平洋側に便宜上設定されている線で、実際にそういう線が引かれているわけではありません、直線でないところも妙ですよね。
西(日本側)から東(米側)に渡る時には日付が1日もどります、30日なら29日になるのです。私がはじめてアメリカに渡ったのはアラスカのテント生活の時で、その時に飛行機の中で説明があって、時計のカレンダーを戻した記憶があります。ちなみに安野さんが書いているアンカレッジはアラスカの首都です。
今わたしが社会で「日付変更線」を扱うとしたら、どうやって話をするだろう・・・
考えるとワクワクして一晩中眠れなくなりそうです。
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