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たのしいSDG’s:食べ物を無駄にしない⇨予想を立てて実験するたのしさが基本

 〈たの研〉にはいろいろな依頼が来ます。「オキナワウラジロガシを入手したい」「物語を書きたい」「研究授業の授業作りをしたい」etc. 〈教育〉に関わることならたいてい相談にのっています。

 最近あった相談が《家庭科の授業作り》でした。その方が準備してき動画が「環境保護のために食べ物を無駄にしない工夫が大切です」というテーマでした。

 こども達を含めて環境保護の重要性、必要性を否定できる人はほとんどいないと思います。そういう前提にたつと「だからモノを大切にしなくてはいけない」という話にすすむのが普通です、つまりそのパターンは広く進められている流れといってよいでしょう。

 〈たの研〉の環境教育のテーマは『環境を保護するのはたのしいことだ』という感覚を育てることです。それは私たちのDNAに刻まれた部分、本能に響く教育です。

 前に「シークワーサーの皮は捨てずにジュースにするととっても美味しく栄養満点」という話を書きました。
 それと同時にたのしんでいるのがゴーヤースムージーです。

 今回はゴーヤースムージーをきっかけに「たのしい環境教育」の話をしましょう。

 ゴーヤーをミキサーでかけてあと、スッキリした味にするために茶こしで粒を濾しとるのですけど、その時に残ったものをどうするか?

 これが茶こしに残った素材です、下にはとっても苦いゴーヤージュースが滴り落ちています。

 これを利用すると、卵焼きに入れてゴーヤーエッグがたのしめます。

 クッキーに入れてゴーヤークッキーはどうだろう?
 ほろ苦いクッキーで斬新な味わいになるかもしれません。

 ゴーヤーのペーストでジャムをつくることもできそうです、子どもには好まれなくても苦味のあるジャムで大人にはうけるかもしれません。

「もともと、食べてもいい部分をクッキーにしたりするわけだから環境保護ではない」と思った方もいるでしょう。
 たしかにそうです。でもたのしくいろいろな利用方法を考えて実際に試してみるというスタイルを身につけていくことが大きな環境保護につながるのも事実です。

 ニンジンや大根は皮をとりのぞかず、そのまま料理しても美味しいという話もありますね。
 最近はシークワーサーの葉が利用できないかと考え中です。
 すでに料理の香り漬けには利用されているようです。
 お茶にすることは十分可能だと思います、渋いかな?
 さっそくこの休みに、ティーにしたり葉のジュースをつくって試そうと思っています。

 何をやるにも予想⇨実験です。
 それをたのしむ人たちを増やすことで、環境保護についてもいろいろな取り組みが出てくるでしょう。
 みなさんも、たのしい環境教育を一緒にすすめていきませんか。

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