自由研究〈どうすれば枝に火がつくか〉こども達に火を使う経験を!/たのしむことが本物の学力

 知人のところでもオール電化システムが増えてきて、家庭で炎を使わない人たちが増えてきたようです。安全のためには大切な技術でしょう。それはそれでよいのですけど、アウトドア派の私からすると、それだからこそぜひ子ども達に伝えてほしいと考えている技術があります。
  マッチやライターで火をつける技術です。
 私が学校で教師をしていた頃はマッチで〈わりばし〉に火をつける方法をとりあげたりしていたのですけど、ファミリーでたのしめる方法を紹介します。

 これは私が長年使ってきたバーナーの一つで、アウトドアでよく使っているのですけど、こういうものより先に直接〈木の枝〉に火をつけてたのしんでみましょう。


 最近はホームセンターで〈焚き火台〉も簡単に手に入る入りますから、それを利用してもよいですし、庭でできるなら直火でもよいでしょう。

 ただし〈消火用の水〉は大量に準備しておくことです。家庭なら〈必ずホース〉で消化できる様にしましょう。私はよく海などで火を使うので〈バケツで大量に水をかけることができる様にしています。

 ここまでは要りません、

こんなタイプで〈水量最大〉にしておきましょう。

 

 

 キャンプファイヤーなどの経験で〈焚き火〉にこういうイメージを持っている人たちが多いと思うのですけど、焚き火の基本は〈細い枝〉をたくさん準備することです。

 

 並べ方とかあまり気にせず、まずこんな感じで火をつけてみましょう。

 炎を見ながら飲みものなどを味わうだけでもよいのですけど、串にパンを指して直火で焦げ目をつけて食べると、とても美味しいですよ。


 チーズもいけます。


 わたしはマシュマロはノーテンキューなので食べませんけど〈焼きマシュマロ〉は美味しいという話はよく聞きます、興味のある人は試してみ てください。
 終わったら〈しつこいほど〉水をかけましょう。
 枝の奥の方に火種が残っていることがよくあるからです。焚き火を数々経験してきた人たちの中には、夜、消したと思っていたのに、朝になるとその木が全部〈灰〉になっていて、実は消えていなかったということに気づいて驚いた人もけっこういると思います。
 そういう先人たちの失敗から事前に学んでおくことは大切です。
 人類が何十万年も前から付き合ってきた〈火〉を安全にコントロールする技をみにつけてたのしんでください。
 これからオール電化の波はどんどん広がっていくでしょう。きっとその技は貴重なものになるはずです。非常時に命を守ることにもなるでしょう。

 夏休みのメルマガの人気は〈アウトドアシリーズ〉です、また仲間と外で焚き火して、たのしみ方にメルマガに載せようと思います。

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『星野道夫と見た風景』〈イチゴ事件〉/たのしいブックビュー

 毎年3月になると、我が家にかわいいブルーベリーの花が咲きます。白くて可憐なこの花を見ると幸せな気持ちになります

 たくさんの花が咲くのですけど、食べられる大きさになるのはほんの数個です。

「鳥が食べちゃうんだろうね」と近所の方とも話していたのですけど、今日はじめて、食べているところを目撃しました。


 追い払うことにくそのまま見ていたら、食べては玄関のシーサーのところに移動して、また実をつつく・・・
 
 網戸越しで写りはよくないのですけど、枝の近くにいるのがイソヒヨドリです。

きっと美味しかったことでしょう。
このイソヒヨドリをみて『星野道夫と見た風景』の本の中の〈イチゴ事件〉を思い出しました。

 いちごが熟する頃合いを見て「明日は摘もう」と思っているとなくなっていて、かわりに森のキノコがおちているというのです。それが何度か続いたあと、星野道夫さんの奥さんの直子さんはイチゴをくわえて走るさる現場を目撃したのだそうです。

 犯人は自分の家の森に住んでいる〈アカリス〉だったそうです。
星野道夫さんは
「イチゴが熟するのをじっと楽しみに待っているアカリスの姿を想像しなんだかおかしくてならなかった」
「イチゴをいただいていく代わりにキノコを置いていきますという〈つるの恩返し〉のようだね」という二人の会話もほのぼのとして良かったです。

 それにしても、うちのブルーベリーを食べるイソヒヨドリは何か恩返しに持ってきてくれてるんだろうか・・・

 どこかから木ノ実のタネを運んできてもらえたらうれしいのだけど。

 「星野道夫と見た世界」、この本は、とても好きな本です、日を改めてまた紹介させていただこうと思います。

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コロナとカウンセリング/たのしいカウンセリング入門

 ひさしぶにカウンセリングのことを書きましょう。

 直接対面式のカウンセリングしかやらないカウンセラーは、その違いの大きさをあまり知らないと思うのだけど、私は対面式もオンラインも両方引き受けるので、その差が大きいことを何度も体感しています。

 皆さんは直接対面式のカウンセリングとオンラインでの、つまりお互いがパソコンやタブレットなどの画面を通して対面しているカウンセリングのどちらが、よりうまくすすむと思いますか?

予想
ア.直接対面式がうまくすすむ
イ.オンラインカウンセリングがうまくすすむ
ウ.どちらも大差ない
エ.時と場合による

どうしてそう思いましたか?

 

 お話「カウンセリングは言葉を媒介にしているだけではない」

 私が師の野田俊作(日本に実践的アドラー心理学を普及させた医者でありカウンセリングの名人)から強く教えられた一つが「相手の表情、身体の動きに合わせてカウンセリングを組み立てていくこと」でした。
「きゆなさんは長年空手をやっているから、そこがうまい」と何度かほめられたことがあって、確かに、同じ様に学びにきている人たちは、相手の発する言葉一つ一つに反応するあまり、その人全体から出てくる感覚をつかみかねていたのを覚えています。

 時どきカウンセリングの説明に

カウンセリングとは、専門知識やスキルを持ったカウンセラーとの対話によって、クライエント(相談者)が抱える悩みや困りごとを解決できるよう導くプロセスです。

という様な説明があるのだけど、言葉を超えたもっと大きな情報、かくされた意図、本人が気づかない目標といったものがあることを、この人たちは学んでいない、知らないのでしょう。実際「◯◯カウンセラー」というのはかなり多くて、〈◯◯カウンセラー資格3ヶ月〉とかいう広告も目にするので、本当に〈言葉のやり取り〉しか学んでこなかった人たちなのかもしれないなぁ。

 では実際のお医者さんのカウンセリングがよいのかというと、そうでもないらしく、「お医者さんはすぐに薬を使う」ところがあって、私のところには「薬の処方を減らしたい」ということで相談にくる人たちもいます。

 やはり口コミで「このカウンセラーはいい」というのを体験者たちが語っていくのが一番なんだろうと思います。とはいえ、自分が困っていた話をどんどん周りの人たちにする人は少ないので、そういう少ない情報をたどっていくということになるのでしょう。

 さて本題、実はここ二、三年は直接対面式より〈オンライン〉が効果的にカウンセリングがすすむことの方が多くなってきました。

 なぜだと思いますか?

 マスクです。

 もちろんマスクを通しても相手の表情は読み取れますし、身体の動きもあるので、私のカウンセリングで路頭に迷うことはないのですけど、それでも顔全体が見えた方がよいのです。

 PEALカウンセリングは、一緒にいろいろな可能性・選択肢をさがしながら、たのしくすすんでいきます。希望する方はお問い合わせください。三回くらいセットで受けることをおすすめしているのですけど、単発でも可能です。
 別流派の方でPEALカウンセリングを学びたいという方は「自分のカウンセリングをスーパーバイズしてほしい」とご要望ください。

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たのしい教育研究所の力あるメンバーが広がっていく

 私自身がとてもたのしみにしていた〈たのしい教育ワークショップ〉が開催されました。1回目はテラ先生です、何事も1回目というのは緊張するものです。にもかかわらず、とても充実したWSをすすめてくれました。一年生だからこそ深まっていくたのしい学習がテーマです。

 受講しているメンバーには指導主事クラス管理職もいます。その人たちの口から〈なるほど〉と大きな納得の言葉がなんども漏れていました。

たのしい教育を学んだ人たちは、授業実践にしても理論を伝える時にしても、自ら腑に落ちたところから来る言葉で伝えるので、とても力が高く、聞いていても心動かされます。

 1回目でハッキリしたことがあります、70分ではたりないということです。テラ先生にはいずれまたお願いしようと思います。次回のWSは7/30(土)です、みむら先生が普通学級の先生たちにもとっても役立つ〈たのしい特別支援教育〉をテーマに講師を勤めてくれます。私もとってもたのしみです。

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