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ここまで。

NHKテレビドラマ 村岡花子さんの英語

 今回の内容は,一般教養「英語」の学習にもなります。
受験生の皆さんは英語の部分を特に丁寧に読んでみましょう。
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 テレビはほぼ観ないので,NHKの「花子とアン」の中身は知らないのですけど,研究所のメンバーから,とても面白いのだと何度も聞かされていました。
その話の御陰で,ほんの少しだけ内容を知っています。

 さて最近は都会(那覇市)に出る機会が多く,某月某日,話し合いの合間に1時間ほど空いたので,デパートの本屋さんに行きました。
すると催事場で「村岡花子と赤毛のアン展」を開催していました。

 時間はあまりなかったのですけど,もちろん行ってみました。

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本もいろいろあったので,モンゴメリーの原書と村岡花子の訳したものを読み比べておどろきました。

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まず赤毛のアンを書いたモンゴメリーさんの文体が異常に長いのです。

私の英語力のせいもあるだろうけど,子ども達に向けて分かりやすく書いているようにも思えないのです。

始まりからして,この長さですよ。

Chapter I
Mrs. Rachel Lynde is Surprised

Mrs. Rachel Lynde lived just where the Avonlea main road dipped down into a little hollow, fringed with alders and ladies’ eardrops and traversed by a brook that had its source away back in the woods of the old Cuthbert place;it was reputed to be an intricate, headlong brook in its earlier course through those woods, with dark secrets of pool and cascade; but by the time it reached Lynde’s Hollow it was a quiet, well-conducted little stream, for not even a brook could run past Mrs. Rachel Lynde’s door without due regard for decency and decorum; it probably was conscious that Mrs. Rachel was sitting at her window, keeping a sharp eye on everything that passed, from brooks and children up, and that if she noticed anything odd or out of place she would never rest until she had ferreted out the whys and wherefores thereof.

セミコロン( ; )は元々,それで一文というようにも考えられるので,そこまでをワンフレーズだと考えても,でも長いなぁ。

花子さんも,私と同じ事を感じたのだと思います…独自に短くして訳してくれています。
赤毛のアンのヒットには,花子さんの文体が大きく作用していると思います。

モンゴメリー原文
Chapter I 
Mrs. Rachel Lynde is Surprised

Mrs. Rachel Lynde lived just where the Avonlea main road dipped down into a little hollow, fringed with alders and ladies’ eardrops and traversed by a brook that had its source away back in the woods of the old Cuthbert place;

このモンゴメリーさんの文章を,強引に直訳すればこうなったところです。

第一章 レイチェル・リンド夫人の驚き
 レイチェル・リンド夫人は,ちょうどハンの木やレディーズ・イヤー・ドロップの木が茂り,奥の方にある古いカスパート家の森を源とする小川が横切るアヴォンリー街道を降りたところにある小さな窪地のところで暮らしていました。

花子さんはこの固まりを,三つの短い文章に分けてリズミカルに訳しています。

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花子訳
一 レイチェル・リンド夫人の驚き
アヴォンリー街道をだらだらと下っていくと小さなくぼ地に出る。レイチェル・リンド夫人はここに住んでいた。まわりには,はんの木がしげり,ずっと奥のほうのクスパート家の森からながれてくる小川がよこぎっていた。
花子さんのこのセンスは,とても好きです。
たとえば…
「レディーズ・イヤー・ドロップ」という植物がどういうものなのか私もしらないのですけど,花子さんも知らなかったのでしょう。あるいは知ってはいても,日本にはなじみのない植物だったのかもしれませんね,原文にある単語を飛ばしてやくしています。

文章も読みやすいと思いませんか。
あの時代に,みごとな才能だったと思います。

『宇宙のひみつがわかるえほん』的川泰宣(ポプラ社) 読み語りおすすめ本

今日は『宇宙のひみつがわかるえほん』的川泰宣(ポプラ社) を紹介します。

2宇宙へに行くの2009年は世界天文年でした。
宇宙に関するイベントや本もいろいろありました。

低学年の子どもたちでもが分かりやすい宇宙の本がないかなと
探しているときに,たのしい教育研究所と関係の深い 的川先生の本がたくさん手に入りました。

的川先生は,たのしい教育研究所が立ち上がる時に,遠藤純夫先生と一緒に強く支えて下さった方で,喜友名先生が「師匠」と呼んでいる方です。
よく沖縄にも来て下さって前回は研究所の皆とパーティーを開きました。

宇宙関係の本を日本で一番たくさん出している方だけあって,とても分かりやすい本です。
子どもたちだけでなく大人の私にも分からなかったことが
たくさんあって「これだー」と思いました。

「どうやって宇宙へに行くの」
「なぜ宇宙へいくの」
「なぜ星は光っているの」
「宇宙人はほんとうにいるの?」
「わたしたちは星からうまれたの」
「宇宙なぜなぜQ&A」の6巻です。

イラストや写真もたくさんあってとても分かりやすく
説明されています。

本の中のタコロス先生と一緒に、
時には宇宙の不思議さに目を向けてみるのもいいものです。

7月の既日食は図書館でもイベントを行い、
思い出すだけで感動がよみがえって来ます。

また沖縄では宇宙ステーションに長期滞在してた
若田光一宇宙飛行士との通信イベントや仮説実験授業「宇宙への道」があって,まさに「世界天文年」でした。
宇宙がぐっと身近に感じられるようになりました。

この本はその若田さんのスペシャル対談も載っています。
タイムリーな本に出会いました。

( by hina )

台風18号の来る前の紫色の空!

週末、沖縄にやってきた台風18号ですが、南大東島地方を通り、沖縄本島は強風と高波の影響を受けたぐらいですみました。
台風がやってくる前の日の夕焼けです。
何の加工もせず、光の乱反射でこんな色になります。

台風前

今日は風が強いですが、すずしくさわやかな秋晴れです。

台風時の海がどんなかと見てみたく残波岬まで車を走らせました。
案の定、岸壁からかなり離れたところでも立ち入り禁止の紐が張りめぐらされていました。
観光客の皆さんと一緒に,紐の外側で眺めていましたが、大きな力強い波が岸壁に打ち付けられる毎に、潮のしぶきが塊になって飛んできて潮まみれになりました。
わくわくして見に来ましたが、台風時の海はとっても危険だと実感しました。

台風19号も逸れてくれるといいのですが。

AZU記

 

カウンセリング 沖縄「子ども達のトラブルの対応をめぐっての保護者とのトラブル」 LEAPカウンセリング

学校で起こる「子ども達同士のトラブル」の対処の仕方で,保護者との関係が悪くなる先生が少なくありません。

LEAPカウンセリングでも数々相談を受けた事があります。
今回は,学校の先生がた向けの「トラブル対応」に関わるカウンセリングについて書いてみましょう。

 ※

スクリーンショット 2014-10-04 0.21.50教師の発言や対応に保護者の方が怒ってしまい
何度も学校に訪ねてくる
何度も電話してくる
管理職に担任の指導についてクレームを伝えてくる
市町村の教育委員会に訴える
県,最近では文科省に直接電話する方もいるそうです。

丁寧に聞いてみると,たいていの場合,自分の対応や行動について真摯にお詫びするという事をしていないために,さらに問題がこじれて行く場合が多いものです。

「謝ったらますます突っ込まれる」
と心配になるせいかもしれません。

確かに,病的に攻撃してくる,という様な保護者の方もいるのだと耳にします。
しかし私が30年近く関わってきた中で,そういう保護者はみた事がありませんし,もしいたとしたら,それこそ管理職の方や教育委員会へこちらから相談をする,ということでよいのです。

ほとんどの場合,保護者の方も,自分の子どもをめぐる人間関係を,よりよいものにしたいと考えています。
だからこそ仕事を調整してまで学校に足を運んでくるのです。

今よりよりよいものを目指す,という事ですから,それは教師とまるきり同じなのです。

「まずこっちの考えを説明しなければ」という前に,
「保護者の方が教師の何について納得いかないと言っているのか」
そのことを丁寧に確認することはとても大切です。

例えば,掃除の時間に取っ組み合いのケンカになった2人を指導した場面で考えてみましょう。
スクリーンショット 2014-10-04 0.44.21いろいろな理由があるにせよ,暴力という方法は良くない,という事で,特に興奮しているAくんに
「A君,反省しなさい」と強く注意しました。

それに対して,保護者から
「どうして自分の子どもが被害者なのに反省させられなきゃいけないんだ」
と言ってきた。

担任としては
「自分はそういう意味で言ったのではない…どういう場合でもケンカという方法はまずいという意味で反省を求めたのですよ」
と反論したい。

けれど残念ながらその意図は保護者の方にもAくんにも伝わっていないのですね。
それは保護者の方の怒りで分かるのです。

ですから保護者が「そんな注意の仕方はないでしょう」と言って来た事に対して
「自分はそんなつもりで言ったのではありませんよ」
と伝えたらどうなるのでしょう?
「あ〜,そうだったんですか。わかりました先生」
となる場合は期待するのは難しいと思います。

自分が注意した事が伝わらなかった事については,丁寧に真摯にお詫びしておく事は,やはり大事だと思います。
わざわざ仕事をやりくりして学校まで来た保護者の方に対して
「自分はそういうつもりではなかったんですけど,でもごめんなさい」という様な,謝ったのか謝っていないのか分からない謝罪はとても多い。
これは丁寧に真摯にお詫びしている事にはなりません。

「叱り方がよく無かったと思います…本当にすみません」
とか
「自分の気持を伝える事ができない叱り方をしてしまいました…すみません」
というように詫びる。

Aくんも保護者も,それを受け入れてもらった後で,
「わたしは暴力で解決する事は良くないと思うんです。
それが伝わるクラスづくりをしていきたいと考えています」
という話に持って行きたい。

私のカウンセリングでは
① 真摯な謝罪
② もう一度トラブル発生の事例に戻って,その子ども達の関係修復に力を注ぐ
③ こういう問題が何度も起こらないような工夫をする
④ クラス全員の人間関係がよくなっていくたのしいクラスづくりに力を注ぐ
という4つの提案をすることがあります。
それが苦手な先生とは,じっさいに一緒に謝罪の仕方を練習しますし,たのしいクラスづくりのアイディァを一緒に考えます。

スクリーンショット 2014-10-04 0.33.21謝罪の後は②と③と④について,保護者の方に丁寧に伝えて,
「本気で力を入れていくので,何かあったらぜひ協力して頂きたい」
という様に依頼する。

たしかに難しい方もいます。
話す程怒りだしてしまう方もいるかもしれません。
そうならないためにも,なるべく早く,保護者の方には「この先生はこれまでの先生と違う…本気でクラス全員の事を考えて取り組もうとしている」という事を伝えておきたいものです。

伝わらない方には,しばらくクールダウンする時間も必要です。
しかし,この②③④の動きは加速させる。

こういう問題を一つの流れで語る事は難しいものがありますが,逆に「ケースバイケース」である,というような答え方は,若い教師にとって雲をつかむ様なもののように思えます。

個々の難しい事例があったら,研究所に連絡をください。
カウンセリングはわたしの時間の調整がつく限り,優先して実施しています。