失敗しなければ辞めてもらう/セス・ゴーディンの発想

 このサイトの読者にビジネス書を読む方は少ないだろうと思うのですけど、どうでしょう? 私は教師を辞める数年前〈新しい組織をつくってたのしい教育活動を進めよう〉と思い立った頃からたくさんのビジネス書を読んできました。

 その時に心に残っている人物の一人がセス・ゴーディンです。

〈世界で最も影響力がある経営者〉に数えられ、『「型を破る人」の時代』『「紫の牛」を売れ!』ほか、世界的に大ヒットしたビジネス書を何冊も著している人物です。

 彼の本を手にしたのはビジネス書を読み始めたばかりの頃だったので意味が把握できない部分もたくさんありましたけど、斬新な発想で成功してきた人物であることはすぐにわかりました。

 最近また、彼について書かれたものを読んで驚きました。

 数年前のこと、セスは部下のうち最も優れた3人が入社以降何の失敗もしてないことに気づいたというのです。
 彼はその三人をどうしたか?
 彼はその3人に
「君が今後2週間以内に大きな失敗を犯さなかったら、私は君を解雇するだろう」
と伝えたというのです。

 どういう意味かと困惑する人も多いかもしれませんが、私にはとてもよく理解できます。

 失敗しない人というのは、それについてよく知っている人、うまくすすめることのできる人のから教わってそのままやっているのでしょう、自分の発想で大胆な実験をすることがないのです。
 つまり〈予想チャレンジ〉がないのです。

 そういう人は失敗がほぼないのですけど、それだけの話、新たな成功を生むことはないのです。

 優等生というのは自分の発想より学校の先生などのいうことを優先できる子ども達です。
 先生のいうこと、先人のいうことをそのまま受け入れることも大きな才能の一つです。しかし自分の発想を大事にして、失敗してもよいからチャレンジすることのできる子ども達も、大きな才能を持っているのです。

 学校には、何が正解かを優先する風土があります。
〈まず答えは何なのかを自宅で予習してもらってから翌日の授業を受ける〉という方式を提唱する人たちもいるほどです。その方式では、たとえば算数でも理科でも子ども達はすでに正しい答えを知っていたりノートしている中で、たとえば実験をしたり、計算をしたりするというのですから、かなり驚きました。
 あらかじめ犯人を知っていて2時間の映画をみるようなもので、わくわく感ドキドキ感、驚きはどうでもよいのでしょうか。

 自らの発想・予想を大切にする子ども達が増えていくことによって、社会のいろいろな問題・課題を解決できる社会になると私は考えています。
 そしてその方法でRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )はまさにスタッフそれぞれが自らの発想・予想を大切にしていろいろなことに挑戦していく中で発展を続けています。


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考えてみよう 重さはどうなるの?

 教育プランを作成する時にはよく海外のサイトをみています。最近、こういう小物が売られているのを発見して、とても欲しくなりました。

 


 調べてみると電源コードが付いていたので買うのを控えましたが、電気などの力をかりずに磁石でそのまま浮かせるタイプのものを作ってくれたらいいのにね。

 ちなみに私いっきゅうには安定的に浮かせる、あるアイディアがあって、時間があったら作ろうと思っているところですけど、なかなかそのチャンスはめぐってきません。※おもちゃ会社、教材会社の方で興味があれば、アイディアを提供するので共同開発してみませんか?

 ところで、ちょうどよいので、少し考えてみましょう。

 こういう磁石で浮いている物体があったとしましょう。

 台が500gで、中で浮いている地球儀が300gだとします。
 それを測りにのせると重さはいくらになるでしょうか?

 みなさはどうなると思いますか、そして、どうしてそう予想しましたか?

 重さというのは科学のとても大切なテーマです。
 〈重さ〉に目をつけることで、いろいろな現象を調べ、真理をみつけてきました。

 たのしい教育研究所には〈ものづくり〉や〈ゲーム〉、〈読み語り〉や〈読み物プラン〉など、いろいろな教材がありますが、本格的なものの中に、こういう「重さに目をつけて予想チャレンジしていく中で、人間が発見してきた科学的な真理や法則を身につけていく授業」もあります。

 そういうレベルのものはここで簡単に紹介することはありませんから、ぜひ講座などで体験してください。

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超簡単 正4面体づくり-その2-作り方編

前回の記事に続いてさっそく正4面体の簡単な作り方を紹介しましょう。たのしい教育メールマガジンからの抜粋版です。

 特別に準備するのは封筒くらいです。

第一段階
封筒の底(短い方)と斜辺を10cm×20cmに測って鉛筆で印します。短い方の二倍の長さの斜辺というのがポイントです。その斜辺を切り離しましてください。

 

第二段階
・封筒のタテのラインを半分に折って

折れ目をつけます

・斜辺についた折れ目ラインとトップとにも折れ目もつけましょう

 袋を開いて、この指差した部分をかぶせてテープではりつけたら正四面体になります

 はい、できあがりです。

 この正四面体を利用してたのしいものづくりに発展させ、〈自由研究〉の一つにテーマにできないかなと構想中です。何かアイディアが閃いた方はお便りください!

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超簡単 正4面体づくり-その1-

 最新号のメルマガに乗せた〈超簡単四面体づくり〉は、封筒を利用して作る画期的方法です。図形を作るだけでもたのしいのですけど、組み合わせていろいろな立体を作ったり、〈議長席〉といった様なプレートに利用したりと、たのしさがふくらみます。
 
 以前ある雑誌にあった〈封筒で四面体をつくる〉という記事を読んで「この方法を利用すれば正四面体ができるはずなのに、どうして正四面体のことに言及していないのだろう?」
「もしかすると正四面体にするのは不可能あるいは複雑なのかな?」
と考えて、自分で計算してみたら、あまりにも簡単に解決して驚いてしまいました。

 きっと他の誰かも同じ様に作っているのだろうと思っています。
 作り方に合わせてそのこともメルマガに書いてあったのですけど、ある方から「長年学校で教えて来たけれどこういう方法は知らなかった、いっきゅう先生のオリジナルかもしれませんよ」という便りが来ました。

 あまりにもシンプルな方法ですから、誰かが知っていたら既に発表していて教育現場でスタンダードになっているはずだと考えると、たしかにこの方法は確立されていないのおもしれませんね。

 みなさんも一緒に作ってみると、そのシンプルさに関心すると思います。

 今日明日の二号に分けて掲載しようと思います。

 これはRIDE(ライド)に学びに来る先生たちと正四面体を作っている様子です。

 みんなとてもたのしそうに作成しています。


 ゆっくりと説明しながらすすめても4分くらいでは作成できます。

 封筒はRIDE(ライド)を助成してくれた琉球銀行の封筒を利用させてもらいました、広報に貢献させていただきます。
 

 近々、作り方を紹介しましょう。
 たのしみにしていてください。

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