〈仮説実験授業の授業運営法〉/RIDE( たのしい教育研究所 )の授業の基本

 私いっきゅうがこれまで発表してきた〈たのしい教育プラン〉には、たいてい「仮説実験授業の授業運営法」のメモ書きを添えてありました。

 このサイトにも載せておきます。

 −仮説実験授業の授業運営法−

1.このプランを人数分印刷し、1ページずつ渡しながらすすめます。
 ※予め全部渡してしまわないで下さい

2.質問や問題の部分では、時間をとって考えてもらってください。
 選択肢がついている場合はついては、子ども達の予想分布を黒板に書き出して
 集計します、(ア)が何人(イ)が何人という具合です。

                 男     女     計     再   ※(再)は予想変更後の集計

           ア  4   5   9       ※簡単な表でよい

           イ  2           7            11

           ウ  6   4             10   

3.次になぜそれを選んだのかその理由を何人かに聞いて下さい。
 教師の指名も加えるとよいと思います。
その場合は「なんとなく」でもりっぱな答えです。
子ども達が自由に発表できる雰囲気作りが最重要です。

4.一通り理由の発表が終わったら、次は自由討論です。
 無理に討論させる必要ありません。
 討論するかしないかは子供が決めることで、討論が全然無くてもかまいません。

 4.5「予想の変更」は無いか尋ねて、あれば再集計します

5.<実験・お話>へとすすみます。

 以下1から繰り返し

※授業の終わりには子ども達に感想・評価をかいてもらいましょう。

   <文責>RIDEいっきゅうoffice 喜友名 一

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絵本の読み語りスーパーバイズの様子から

 先日RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )に「読み語りをしたいのですけど、何か子どもたちが喜んでくれる絵本を紹介してもらえませんか」という相談がありました。

 絵本にはいい絵本、悪い絵本というのはありません、それぞれによいところがあるでしょう。とはいえ、人によっても好みがありますね。

私のおすすめの本はたくさんあります。
あり過ぎて迷います(^^

これまでもおすすめの絵本を紹介してきました。

今回はその相談の時に紹介した絵本をとりあげたいと思います。

こどもたちに喜ばれるのは大人が見ても、ほんわかした幸せな気持ちになっていいな〜って思います。
絵本(本)を通して、同じ時間を共有しながら、素敵なひと時を過ごす時間はほんとにたのしいものです。
なんとなく選んでみるのも偶然の出会いがあっていいですし、面白いほんがいいかな、感動的な本がいいかな、ワクワクする本、ドキドキする本、あたたかい気持ちになる本、ホッとする本、なけるような本、考える本がいいかなetc.
いろいろあります。

今回の相談は〈幼稚園児が対象〉だということだったので、たのしくて、ちょっとドキドキして、そして心があたたかくなる絵本を選んでみました。 

『ちゅーちゅー』 宮西達也 作  (鈴木出版) 1320円 

チューチュー 宮西達也

 かわいらしい子ねずみ達と、やさしい猫のおじさんのやりとりがとてもいいんですよ。
 紹介の後は、実際の読みかたりの実践編です。


 相談に来た方は、思わず「あーー」とうなずいたりしてくれて、お話の中に入り込んでいる様子が伝わって、とてもたのしいひと時でした。
 優しい気持ちになれる絵本でおすすめの一冊です。

 絵本を読むことに、特に技術は必要ないかもしれませんけど、これまで数えられないほどの読み語りをしてきた方法を学びたい方は遠慮なくお申込み・お問い合わせください。 スーパーバイズには費用がかかりますが、その費用はすべて、子どもたち、先生方へのたのしい教育の普及に利用されています。

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 以前〈発想法・哲学〉の章にとりあげた内容の1/4くらいを抜粋してみます。

板倉聖宣の講演から

〈楽しい授業〉というのは、もともときれいごとじゃなかったんです。
 「楽しい授業なんてできっとない」と思われたから、それを〈きれいごとだ〉と思う人もいなかった。
 そこで私は〈楽しい授業〉というスローガンを掲げたんです。
 ところが今になって〈きれいごとだ〉と思う人がでてきたんですね。いろいろな雑誌の記事などを読むと、タイトルに〈楽しい〉と掲げただけで満足しているようなものが出てきたからです。

 私どもの雑誌も特集なんかを組むと困るんです。
 表題が『たのしい授業』というんですから〈楽しい算数の授業〉とか〈楽しい国語の授業〉とか、みんな楽しいがついちゃう。そこらじゅう〈楽しい〉が洪水になったから、〈いかにして「楽しい」という表題にしないか〉ということには苦労するんです。
 こちらとしては「あたりまえじゃあないか」と思うんだけど、やっぱり、「算数の授業なんか楽しくならないに決まっているんじゃあないか。何とかは楽しくないに決まっているじゃあないか」と思う人がいるから、やっぱり〈楽しい〉とつけたい。 〈これは楽しくなりますよ〉と。それでも、〈表題が『たのしい授業』だからもういいじゃあないか〉というふうにまた思うんだけれども、やっぱりそういう名前を付けたいなあという気がしたりするんです。

 それくらい、楽しい授業なんてそう簡単にできるもんじゃないのです。
 そうだけれども、〈できっこない〉という人が現われれば、「いや、私達は少なくともごの授業はできますよ」というふうに言うことができるでしょう。そういう具体的な教材で言えるくらいになりました。 つづく

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板倉聖宣(仮説実験授業研究会代表 )の明確な議論について「自分で考えることが哲学だ、なんていうのは間違いだ!」

 仮説実験授業研究会代表 板倉聖宣(日本科学史学会会長)の発想法を毎週メールマガジンで紹介しています。たのしい教育を語る時のより処となるものがたくさんあるからです。

板倉聖宣 今週は、哲学についてかなり売れた書籍の内容について、板倉聖宣が触れた言葉を紹介しましたが、その明快な話の内容に、文字打ちしている私自身がうなる場面がたくさんありました。少し紹介させていただきます。 最新版のメールマガジンの中からの抜粋です。
      ※語られている書名はあえて記さないでおきます。

 結局、この本では「自分で考えることが哲学だ」と言っているようです。これはとんでもない間違いだと私は思います。

 哲学は学問です。
「自分で考えることが哲学だ」というなら、それは〈学問〉ではありません。
 学問なんだから、まず学ぶことです。

 学ばないで独創的にやっていこうとする人がいますね。
 そうすると独自なことが言えるかもしれないけども、これまですでに克服済みの考えに自分がとらわれて、すごくムダしちゃう恐れもあるでしょう。

 「観念論か唯物論か」というのはすごくデリケートです。
 そこに物があるから見えるのか、思うからそこに物があるように見えるだけなのか。
 あるに決まっているんです。
「思うから、それがあるように見えるだけだ」というのが観念論です。そうすると研究が何も進みません。
 科学は〈本当〉ということを追究するんですから、〈本当〉が自分の心の中だったら大変なんですよ。だって〈本当〉が自分の心の中にあるというなら〈何でも本当〉になっちゃうんだから。

 〈本当〉は向こうにあるんです。だから「実験」して向こうに問いかけてはじめてわかるんです。
 唯物論的な考え方をしなければ、科学はにっちもさっちもいきません。
 そうやって「そんなことはわかりっこないよ」といわれていた事柄がわかってきちゃったのです。目に見えないものがどんどんわかっちゃった。

 古代ギリシアの段階から重さの加法性で「原子はこういうものに違いない」とか主張してきたんですから。

 

 板倉聖宣(仮説実験授業研究会代表)の発想法を学ぶなら自信をもって
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