ドングリという木はありません/たのしいドングリの話@楽しい環境教育

前回のドングリの話を少し続けましょう。
勘違いする人も多いのですけど、柿や梨、りんごの木というような木の種類として「ドングリ」という木が生えているのではありません。

 カシの木、シイの木、クヌギの木、アベマキの木などいろいろな植物の実がドングリです。

 世界では700~800種類とも言われています(ChatGPT)。

 日本では20~30種類の木にドングリの実がつきます。実はそれぞれの木の種類ごとに形も大きさも色もけっこう違うんですよ。

 これはモジャモジャのボウシ(殻斗)をもつタイプ、私はベートーベン型と呼んでいます。

 これは小さくチョコンと乗った殻斗、ニット帽タイプもあります。

 ドングリ本体をほとんど覆ってしまう殻斗をもったドングリもあります。

 これは前に私の知人が送ってきてくれた日本自然保護協会がまとめたどんぐりの一覧表です、よくできていると思います。

日本自然保護協会に感謝して参照⇨https://what-we-do.nacsj.or.jp/wp-content/uploads/2013/08/No535_kyoukarahajimeru_shizenkansatsu_donguri.pdf

 ドングリの分類について調べながらワクワクする世界を開いていきたいと研究をすすめています。

 おたのしみに(´ー`

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たのしい挿し木入門@シークワーサーの苗がたくさん根付いてきました/楽しい環境教育

 シークワーサーの美味しさに感動し、知人をたどって、たくさん実がなる木の枝を手に入れ、挿し木の実験を始めたのが11/05でした。

 読んでいただけたでしょうか、この記事です⇩

楽しい環境教育@挿し木の実験スタート:シークワーサーを育てよう(実験開始)/自由研究の大切さ

 挿し木の成功・失敗を何で判断するかというと、決定的なものが土の中で「根を張ってくる」ことです。
 自立して水や養分を吸い始めるようになったということです。

 そのことを苗を土から引き抜いて確かめるわけにはいきませんね。

 目に見える部分で確かめる方法の一つが、葉や茎が生き生きしていることです。

 これは約2週間後の、シークワーサーの挿し木の葉の様子です。

 葉も茎も生き生きしています、光合成もしっかり進んでいるでしょう。

 もっと決定的なのが「新芽」の出現です。
 枯れていく過程で新芽が増えていくことはありません。
 生命活動が充実していく中で新芽が増えていくわけです。

 確かめてみましょう。

 嬉しいことに切り口や節目から芽が出てきた苗がいくつもあります。

 

 土から引き抜いたら、小さな根が伸びているでしょう。

 こういう楽しさは植物のプロフェッショナルでなくても味わうことができます、ぜひ子どもたちに伝えていきたい技の一つです。

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どんぐりクラフトの研究@楽しいものづくり・楽しい環境教育

 沖縄よりずっと自然環境豊かなところはいくつもあります。科学系、宇宙系の大会などに参加する時には、大抵そういう場所で自然を味わいます。

 沖縄と違って、どんぐりが見つかる場所はたくさんあって、時間があればいくらでも拾うことができます。

 そういう処の管理所や案内所では、どんぐりクラフトを目にすることもあります。

 多いのはこういうタイプです。

こういうタイプもよく目にしてきました。

〈たの研〉にドングリがたくさんあるので、子ども・先生が「作りたい」と感じてくれるようなクラフトができないか研究中です。

〈たのしい教育メールマガジン〉などで紹介すると多数ではなくても「ほしい」という方たちが出てくるので、いくつかは作成キットとして保存しておこうと考えています。

 これは凄すぎて私自身が引いてしまいます。

 これはもしかして、子どもたちが宝物にしてくれるかもしれない・・・

 一番気に入ったのはこういう系です、ドングリのぼうし(カクト)くらいしか使わないんだけど。

 沖縄でもドングリを拾うことができる季節になりました。

 みなさんは秋をたのしんでいるでしょうか。

 環境教育で頑張っている方たちがたくさんいます。

 自然を楽しむ人たちが増えていくことは決定的に重要な環境教育になります。いろいろな工夫改善と並行して、ぜひ自分がたのしんで、そして周りの人たちに伝えていってください。

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ウソ・ホント?「芭蕉(バショウ)はバナナと違って実がつかない・食べられない」:島言葉から予想されるの結論は?

 小学生の頃「君たちには同じに見えるかもしれないけれど、大宜味村の芭蕉布で有名なバショウ(芭蕉)と君たちが食べているバナナとは違う植物です。バショウには実がつきません」と教えられました。二、三年後「バナナのような実はつくけど食べられたものではありません」と語った先生もいました。

〈たの研〉に来る方たちに尋ねてみると、自分も同じようなことを言われたと答えてくれました。

大宜味村のバショウ/芭蕉

バナナ

 さて島言葉に興味関心が深まると同時に、今まで見えてこなかったいろいろなことに気づくことができます。

 バナナを島言葉でなんというか?

「バサナイ」です。

 バサ(バショウ)成い(実)という意味です。

え、バショウの実がバナナ?

 調べてみると、どちらもバナナ ファミリー(科)のバナナ属で、とても近い種類です。

 琉球・沖縄の祖先たちは昔からバショウの実を食べていて、それを「バサナイ」と呼んでいたと考えられないでしょうか?

 私の予想は「バショウの実も熟したら食べることができる」です。

 みなさんはどう思いますか?

 いろいろなことに予想を立ててみていると、そのうちに真偽がはっきりしてきます。

 ぜひ予想を立ててみてください。

おまけ
 松尾芭蕉(まつお ばしょう)の芭蕉はここで紹介したバショウだという説と、バショウとは違う植物だという説があります。芭蕉がいた頃、いた場所に、そもそもバショウという植物があったのかも気になります。

 これはすぐに解決がつきました。

 国会図書館のサイトに芭蕉が滞在した家にバショウが生えている絵が残っています。https://arukitabi.biz/blog/20240709a/

 web上には怪しい説がそのまま存在しつづけるというのは、なんとか克服しなくてはいけない問題だと思います。

 それにしても、バショウとバナナは全然違うと教えてきた先生たち、そして今でもそういうことを書いているweb上の記述は、正しいのか間違っているのか、謎解きのようでたのしみです。

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