好きな番組「チコちゃんにしかられる」でゲストとチコちゃんの会話に「ゼロに何をかけてもゼロだからねぇ~」というセリフがありました。
以前、小学校教員を目指す先生たちに「どうしてゼロに何をかけてもゼロなんでしょう、説明できますか?」と問いかけたことがあります。
もしかすると説明できた先生もいかたもしれませんけど、「そう教えられたから」という人がほとんどで、その理由を説明してくれた先生はいませんでした。
理由はわからなくても計算は可能です。
2X52X4X12X9X4.2X0X22.4 はいくらか?
たくさんの数字があるので計算が大変だと思う必要はありません、〈0〉です。
0をかけると、どんな数字がきても0だからです。
けれど「それはそうなっているから」ではなく、腑に落ちる様に理解できた人たちが、新しい課題を突破していける様になるのです。
とはいってもそんなに難しいことではありません。
私が子どもたちにつたえていたのはこういう流れです。
たとえば「リンゴは何個になるだろう」ということで考えてみます。
リンゴが何個のっている皿であっても、その皿が0枚なら、リンゴは0個です。
※
リンゴが乗ってない皿(0個)は、何皿あってもリンゴは全体で0個です。
これが0のかけ算で答えがゼロになる理由です。
※
こうやって授業した後、同じ時間内に、子ども達にテストでこういう問題を出してあげましょう。
問題1.
0にどういう数をかけても0になることを、おかしを例にして、絵や図を使って説明してください
問題2.
ある数に0をかけると0になることを、ヤサイを例にして、絵や図を使って説明してください
インプットとアウトプットがセットになることで子どもたちはグンと力を伸ばしてくれます。
もちろんうまく説明できない子ども達もいるでしょう、説明したい子に前に出てきてもらって黒板に描いて説明してもらってください。
うまく説明ができなかった子は、それを真似てノートに写して理解する様にしてもらいましょう。
家庭学習に追加するのもよいですね。
インプットだけでなく〈アウトプットをセットにすること〉そして〈図で描くことができる力〉がつくと本物です。
意味はよくわからなくても計算はできます、というのではなく、本物の力をつけてあげることが、たのしい教育の目標です。
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