何年か前にこのサイトに書いたコピーへの問合せもあり、「増やして減らしてエコロジカル!」についてさらに書きたいと思います。
エコロジカルの前にエコロジーについて…
エコロジーは「生物と環境とのつながり」のことです。生態系・生態学と訳されます。
生物と環境は本来、循環しながら繋がっていますから、循環型社会というイメージでもよいでしょう。
エコロジカルというのは、生物と環境がうまく循環している様子を意味しています。
※
子どもたちと環境学習、循環型の社会システムについて学ぶ時、子どもたちは現在の地球温暖化の問題は耳にしています。微小粒子状物質(PM2.5)の問題について知っている子もいるでしょう。
このままでよいと考えている人はほとんどいないと思います。
環境の危機について学んだ後、こう質問してみてください。
「皆さん、その環境問題をよくしていくために、私たちができることって何でしょう? 〈何かを増やして、何かを減らす〉というテーマで考えてみましょう」
私自身が学校で授業してきた中で、声が上がらないということは一度もありませんでした。
子どもたちも真剣にいろいろなことをかんがえてくれます。
森林がCO2を減らしO2を増やすことは理科で学びます、「森を増やす、木を増やす!」という声もあがるでしょう。
ところが子どもたちが森を増やすというのには無理があります。木を育てるのは無理ではありませんけど、たとえば自宅でやるには難しいこともあります。
けれど緑を増やすということでイメージすれば子どもたちにもできることがたくさんあります。
野菜だってCO2を吸って炭素Cを取り込み、酸素O2を空気中にポンと排出してくれます。ゴーヤーのグリーンカーテンは建物への日差しを和らげて、エアコンの利用頻度を抑えてくれますから、電気利用という意味でも環境保護に大きく役立ちます。
では、何を減らしたらよいのでしょう。
それはぜひ学校で家庭で、子どもたちと知恵を出してみてください。
前回の生ゴミから堆肥づくり実験だけでなく、減らせるものはいろいろ出てくると思いますよ。
それはたのしい教育そのものです。
環境問題をどうにかしなくては、と大きく考えることも大切です。構造的な学びは本質的な解決の鍵になるからです。
同時に「自分でできること」をはじめる、それもとても大切です。
皆さんからのいろいろなアイディアもぜひお寄せください、一緒にたのしく環境問題に取り組んでいきましょう。
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