こども達をハラスメントから守るとりくみ

 数年前、放課後居場所づくりでがんばっている方たちのシンポジウムに招かれて『子どもたちが意欲的になる取り組み』というテーマでお話をしたことがあります。その話に心を動かされた方が予想以上に多く、終わってから、たくさんの方たちに声をかけてもらいました。名刺もたくさんいただきました。
 それを起点にして、居場所づくりや学童の方たちからの相談をたくさん受けています。

🟢 子どもたちが居場所づくりに来てくれなくなった

🟢 勉強の時間、家庭学習の時間をとっているけれど、勝手に遊んでしまう子がほとんどだ

🟢 保護者の方たちからのクレームにどう対応してよいかわからない

🟢 担任の先生に居場所の責任者としてお願いしていることがあるが、伝わらない。何かよい方法はないだろうか

 そういう相談に打つ手はいくつもあって、それぞれ複数の選択肢を提示して、喜んでいただいています。

 けれど、受けた時にはかなり心配な状態の相談も一定数含まれます。

 それはハラスメントの相談です。

 

 支援員がそれをハラスメントなのだと知らない場合にはうつ手があるのですけど、知っていてそうしている場合の対処はかなり困難です。

 教師は厳しい試験を突破したあと条件附採用期間に入ります。
 一般の公務員は半年です、でも教師は二倍の一年です。

 それでもセクハラ、パワハラで辞めさせられたり逮捕される教師がいることはニュースなどで知っていることでしょう。

 放課後の居場所や学童などで、それが起こらないわけがありません。

「たのしい教育」のテーマの一つは、子どもたちをあらゆるハラスメントから解放することです。

 もし、そういう状況が懸念される方たちがいたら、ご相談ください。運営がキツキツで相談費用が出せない場合には、無料でお受けしています。

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たのしく島言葉(しまくとぅば)ヘチマ=なーべーらー

〈たの研〉のチームの有力な一員、栄養士のS先生が「畑から採れたてです、どうぞ」と持ってきてくれました。

 久しぶりに届く、畑から直送の新鮮野菜です。

 じつに美味しいナーベーラー(へちま)でした。

 島言葉の多くは大和言葉がなまってできた言葉です。
 どうしてヘチマを琉球沖縄ではナーベーラーというのか、予想してみませんか。
 あなたの予想

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予想してからね
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調べてみると

 ヘチマは《鍋:ナベ洗い》⇨《ナベ洗やー》⇨《ナーベーラー》に変化していったとNHKの「野菜の時間」という番組で説明していたようです。
 私は、この説はかなり正しいのだろうと思っています。

 もう一つ、ヘチマを漢字でどう書くかわかりますか?
 私は知らなかったのだけど「糸瓜」です。
 なるほど、名は体を成している、本質をとらえた表記です、感心。

 島言葉をたのしく調べていく中で、いろいろなおもしろい発見が続いています。

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とっても美味しいシークワーサー(ヒラミレモン)皮入りジュース

 シークワーサー皮入りジュースが美味しすぎて、〈たの研〉メンバーは連日美味しく摂っています。
 ※シークワーサー(ヒラミレモン)を知らない方はこちら⇨ https://tanokyo.com/archives/163092

 ジューサーを使うと、シークワーサーだけでメロン色に輝くジュースができてしまいます。呑むと、いかにも身体が欲していたかのように隅々に行き渡っていく感じがします。

皮は渋いので普通は食べ物にしないのですけど、調べてみたら栄養分はなかなかのものです。

「くらしの豆知識」ほか、いろいろのサイトに書かれているのですけど、ここではその一部を引用します⇨https://kurasinomamechisiki.com/2015/01/si-kuwa-sa-noeiyou/

シークワーサーの栄養とカロリー

シークワーサーに豊富に含まれていて特徴的なのはポリフェノールです。その代表成分となるのがフラボノイドの一種の「ノビレチン」です。この成分は 果汁などの可食部にも含まれています。

シークワーサーのノビレチン含有量は他の柑橘類と比べても格段に多く2~12倍もあります。
特に皮には400倍もあるということです。

その他の他栄養成分としての柑橘類と同様、ビタミンCやクエン酸や、その他ビタミンB1やレシチンなども多く含みます。

 

 ノビレチンというのはどういう効能があるのか?
 東北大学の研究を見てみましょう。

 

シークワーサーなど柑橘系植物に含まれる成分

シークワーサー

シークワーサーに含まれるフラボノイドの一種「ノビレチン」には、血糖値の上昇を抑える働きがあることがわかっています。さらに、ノビレチンは発が ん抑制作用や、慢性リウマチの予防や治療にも効果があることもわかり、シークワーサーは一躍、全国的にも有名になりました。ノビレチンは柑橘系の植物に多く含まれる成分ですが、飛び抜けて含有量が多いのがシークワーサーです。
同じ柑橘系の温州ミカンではノビレチン含有量が100g中24mg、カボスでは89mg、ポンカンでも127mgなのに、シークワーサーには、なんと267mgも含まれています。
このような背景の下、シークワーサーエキスおよびその有効成分であるノビレチンの抗認知症作用について検討したところ、顕著な(1)記憶障害改善作用、(2)脳コリン作動性神経変性抑制効果、(3)アルツハイマー病の原因物質とされるAβの沈着抑制作用、(4)神経成長因子(NGF)様効果を発見しました。https://www.che.tohoku.ac.jp/~scf/o-scf/nobiletin.html

 以前書いたように、人間・動物は本などからの知識ではなく、それまで種の生命を維持してきた中で刻まれた本能的なノウハウがDNAの中に刻まれています。

「うん、これはおいしいぞ」
と感じて毎日のみつづけても飽きない。
その上、体調もよくなってきた感じがいる、そういうものは身体に良いに違いありません。

 長くなりました。

 いずれ機会をみて〈たの研/たのしい教育研究所〉版のシークワーサー皮入りジュースの作り方を紹介します、おたのしみに。

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楽しい算数・数学『算数・数学におけるモノとコト』 板倉聖宣の発想

〈たのしい教育メールマガジン〉で板倉先生(たのしい教育研究所 初期から支援者/仮説実験授業研究会初代代表/元文科省教育研究所室長/元日本科学史学会会長)の「算数・数学におけるモノとコト」という話を紹介しました。算数・数学の中のどこで子どもたちが混乱してしまうのか、そういう具体的な話です。
 今から35年前の話です。こういう貴重な話はもっと読まれてよいことだと考えています。わかりにくいところもあるので私いっきゅう文責で積極的に校正・編集しています。

                   いっきゅう撮影in沖縄


 はじめの部分を紹介しましょう。

いっきゅう筆

前回の〈好奇心〉の話はとてもよかったと、いろいろなおたよりをいただきました。案の定、初めからメルマガを読んで下さっていた方からも「10年以上前の記憶は無くなっているので、新鮮に読むことができました。こういう形で以前のものを取り上げるのもいいですね」というたよりもありました。
 今回は30年以上前に板倉先生が語った「数学におけるモノとコト-実体概念と関係概念について」という話をお届けします。
「なにやら難しそう」と感じたでしょうか?
 大丈夫です。
 モノというのは〈実体概念/原子分子でできた実体〉、コトというのは実体のことではなく〈関係概念/関係・現象・動き〉だと理解して、読んでいってください。
 分数を教えている時にも、それを教師自身が混同してしまって、子どもたちは混乱してしまうことがある、という具体的な例などを用いて、算数・数学教育の本質にせまる大切な話です。

板倉

 今日お話したいことは、数学における「関係概念」と「実体概念」について、簡単にいうと、〈モノ〉と〈コト〉のことです。
 日本語には「物事」とか「事物」という言葉があります。これはモノとコトが合わさっていますから、「それはモノなのか、あるいはコトなのか」ということを考えなくてすむようになっている、とても便利な言葉です。

 モノはコトではありません、コトはモノではありません。今日は「それはモノなのか、あるいはコトなのか」について考えてみようというわけです。

物理学の歴史でのモノとコト
 物理学の歴史でも「それはモノなのかコトなのか」ということを大変うるさくいった時期がありました。

 たとえば「熱はモノかコトか」という問題があります。

「熱はコトだ、熱というモノはない」とやたらうるさくいう人がいる一方、「熱はモノだ」という〈熱素説〉というのを唱えた人もいました。
 〈熱素説〉というのは「熱素というモノがあるから熱があるんだ」という考えです。しかしその後「熱は原子や分子の運動である」ということがわかってきました。
 熱というのはモノではなく「微粒子の運動である」ということがわかって〈運動〉というのは〈コト〉、現象であるということがはっきりしたわけです。
 それでは光は何でしょう?
 光はモノでしょうか、コトでしょうか。
 これに関しても〈光というモノがある〉という〈光粒子説〉というのがあります。
 しかし一方には〈光はエーテルというモノの波動である〉という人もあらわれました。しかし今日では〈光は粒子であり波動である〉ということになっています。
 粒子と波動は矛盾しています。
 簡単にいうと粒子というのは〈ここにある〉ということがいえるモノです。ところが波動というのは〈このへんにある〉としかいえないのです。

 粒子つまり〈光というモノはあるのかないのかというと「あるような、ないような」(笑)ということになります。 

つづく

 たのしい教育の普及は、これを読んでくださったみなさん一人ひとりの力で可能です。このサイトのアドレス(https://tanokyo.com/)を、お知り合いの方たちに広報するところから始めてみませんか。

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