教員試験出題予想テキストづくり始まる

 以前から考え続けていた教員試験の予想テキストづくりをはじめています。私いっきゅうの指導は独自で開発した方法が多く、それだけでも効果がかなり上がっていますが、テキストは市販のものを利用していました。同じものを二冊買ってもらい、一冊は解くもの、一冊はテスト用で切り取って利用してもらいます。

 沖縄県を受験するなら、こういう問題よりこっち、というものがいくつもあるので、かなり時間と体力をかけて動きはじめました。

 まずは主要四教科と一般教養問題です。

 何年も使えるものではく「次回はこういう問題が出るだろう」という予測を元に80%の得点をあげられることを目標にしています。

 以前も紹介しましたが、リモート学習でも効果が上がることを意識したテキストになっていて、国語で実施した「枕草子」は、はじめて古文に感動しましたという評価感想も届きました。

 作っている私自身がとてもたのしみです。

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英語をたのしく学ぼう 授業プラン〈洋楽で英語〉/最新メルマガ執筆中

 メルマガのメニュー(目次)を読んで、どんな具合に英語をとりあげているのか興味を持ってくれた方から質問がきました。嬉しいことに、たのしい教育メールマガジンで英語の勉強に魅力を感じたという方たちが増えてきています。メルマガの英語をたのしもうの記事を少し紹介します。

 

 先日、ニュースで世界中のミュージシャンが、コロナウィルスと闘う医療従事者の方達に感謝を込めてリモートでコンサートを開いた様子を紹介していました。

 その発起人のレディ・ガガが選んだ曲は〈Smile〉でした。チャプリンの映画モダンタイムスのテーマ曲としてインストルメンタルで流れ、その後1954年にジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズが歌詞とタイトルを加えてくれました、名曲です。

 聞きなれない単語もあると思いますけど、短いので、今回はSmileで英語をたのしんでみましょう。

 歌詞全体が与えてくれる勇気や元気は宝物になると思います。

 まず唄を聴いてみてください。

 古いですけど、ナット・キング・コールの歌うスマイルです。レディ・ガガの歌い方より、一行ずつわかりやすい発音で唄ってくれています。リピート設定できるなら、ぜひBGMで流しながら英訳をたのしんでみてください。

クリック⇨ Smile

 ちなみにSMILEはRIDEのテラ先生が得意とする一曲で〈RIDEが未来に残したい唄100〉にも入っています。

 まず全体の英文をみてみましょう、わからない単語も気にしない!

 

Smile (1936)

directed by Charles Chaplin.

Covered by Nat king cole

 

1.Smile though your heart is aching

Smile even though it’s breaking

When there are clouds in the sky, You’ll get by

If you smile through your fear and sorrow

Smile and maybe tomorrow

You’ll see the sun come shining through for you

 

2.Light up your face with gladness

Hide every trace of sadness

Although a tear may be ever so near

That’s the timeYou must keep on trying

Smile, what’s the use of crying

You’ll find that life is still worthwhile

If you just smile

 

気楽に眺めながら一行ずつみていきましょう。

※私の訳が100%正しいというわけではありません、参考にしようといくつかのサイトをみても「これはへんでしょう」という訳がたくさんありました。ネイティブでなくてはわからないニュアンスもいっぱいあるんですね。自分で予想してすすめていくうちに、おそらくこうなんじゃないかな、レベルですすめていくことが英語をたのしく学んでいく大きなコツの1つです。

 

1① Smile though your heart is aching.

つづく

 

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全員合格してもらう

 教員試験突破で〈いっきゅうoffice〉に学びに来てくれる人たちがいます。コロナ対策で外に出るのが難しくなった方たちに向けて、リモートで問題特訓をしています。もちろん、わたしの前で解き方を学ぶに越したことはないにしても「目の前で受けている様です」という評価感想がいくつも届いているので、十分効果があがると思っています。

 これは湿度を測定する画期的なツール〈乾湿計〉について説明しているところです。

 パソコンの画面には、食い入るように見つめている受講生がいます。

 100均の温度計が2本あれば作ることができる画期的なツールです。
 こういいう表を利用して、おおよその湿度を知ることができます。


 研究所にあるアナログの湿度計は「万円」の価格がついていたものです。クラシックなものなので今でも高いかもしれません。それを手に「こういうものだよ~」と伝えているところです。


 以前から通信指導を受けたいという人がいたので、今回のシステムを今後広げていこうと考えています。

 コロナの混乱はなかなか収まりそうにありませんが、こういう時こそ元気にたのしく、未来を見つめて活動していく必要があります。
 未来を見据えて元気に突破できる人たちをどんどん育てていきたいと思います。

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日本で43万人が死亡するという試算について(つづき)科学的な見方考え方とは

 前回からの続き、今回の新型コロナで〈対策なければ85万人が重篤化し、42万人死亡する〉という数字は信じるに足るものなのか、という話です。※科学的な見方考え方を身に着けるために書いているもので、誰かを傷つける意図はありませんから、この説を出している人物の名前は伏せておきます。

 たくさんのマスコミが見守る中、政府の対策チームの中枢にいる医者から発表された43万人死亡説なので、日本中に衝撃を与えることになりました。

 では42万人死亡するという試算について、具体的にみていきましょう。

 前回の記事に書き抜いてありますが、主張の中心人物は
「試算は新型ウイルスに対して丸腰だった場合の数字」であると語っています。

 丸腰という表現自体、科学的なものではなく文学的表現です。〈丸腰だった場合〉というのは具体的に何を示しているのかわかりません。
 
 そもそも表題の「対策なければ」、の対策とは具体的に何のことをいっているのでしょう。
・マスクをしていない場合 がそれなのでしょうか
・休業する会社や店がない場合 をいうのでしょうか?
・人との接触を絶って、みんなが家から出ないようにしていること なのでしょうか。

 個人の努力によって社会的なものを改善しようというのは、根本的な改善とはいえません。社会全体のシステムとしての取り組みで、世の中は良くなっていくのです。
 この主張の中に「病床を増やす」「検査数を増やす」「人工呼吸器を増やす」という医療的な対策、システムとしての対策は全く入っていないようです、不思議なことです。

 さて、科学的であるかないかを決定づける重要な命題は「反証可能性」です。
 その主張が正しいのか間違っているのかを決定づける基準がないものを〈科学的〉とはいいません。

 つまり「対策をしなければ」という様な漠然としてた主張からして、この発言は科学的なものとはいえないのです。ということは信頼に足るものとはいえないのです。

 仮に「人との接触を8割絶って家から出ない状況にならなければ85万人が重篤化し24万人が死亡する」という主張だと善意で読み取ったとしましょう。
 では〈人との接触を8割断つ〉ことを日本全体でどう測定するのかという問題があります。
 人との接触を8割削減する理解した時にも「いや、これはまだ7割絶っているとしかいえない」とか「すでに8割断つことに成功している」ということを何で測定するのかわかりません。
 会話時間でしょうか? 文字通り〈接触〉でしょうか? それとも半径○○メートルにいる人の数でしょうか。だとすると、公園で散歩する人たちは、その周りにいる人たちをどれくらいカウントすればよいのでしょう。

 私の感覚では、2020年4月24日現在、日本が全体として人との接触を8割絶っている様には見えませんが、4~5割は絶っている様な感じがします。私の知っている学校関係者を見ると、学校で毎日何百人と8時間程度接触していた人たちが、10人程度の接触になり、その接触時間さえ、半減していますから、教育関係者は軽く1/100くらいの接触になっています。板倉聖宣から教わったことですけど、職種でいえば、日本で最も多いのが〈教師〉です。その教師が1/100の接触に激減しているわけです。減っていないという人たちがいても、平均すればかなりの減少になるでしょう。
 しかしその感じさえ、人によって異なります。

 では一歩すすすめて、4~5割減っていると仮定すると42万人の半分〈20万人くらいが死亡する〉と予測して怯えなければいけないのでしようか?

 重箱の隅をつついているのではありません。その主張を正しいとうけとっても、正否をどうジャッジすればよいのかわからないのです。

〈この薬を服用することで咳の症状が8割改善する〉とか〈半分の人が改善した〉というのが科学的な主張です。
 正否の基準を示しているのかどうかが決定的なのです。

 この人物は善意で警告を鳴らそうと思ったのでしょう、しかしこういう論拠のない主張で人々がパニックになることの方がずっとキケンなのです。

 せっかくですから、たのしく賢くなるためにもう少し続けましょう。

応用問題1
 前回の記事内のサイトに
「人と人の接触が8割減れば、15日後に感染者が十分に減少し、1カ月で効果を確認できる」と書かれています。

 この主張は〈科学的なものだといえるかどうか〉考えてみてください。

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 一ヶ月後という経過時間はわかります、しかし「十分に減少し」っていうのは、どのくらいのことなのか、さっぱりわかりません。
 これは文学的な表現であって科学的な表現ではないのです。
 文学は個人的な感覚ですから、自由ですが、それを科学的なものの様に語っては困ります。

 

応用問題2
 同じ記事には「海外の例を基に、1人の感染者がうつす人数を2.5人と仮定した」と、しっかり数字が出ています。
 この話は科学的なものなのか、どうすればわかるでしょう。

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 はっきり数字が出ているものに関しては、自分でその数字の源をたどる必要があります。
 いくつか調べてみましょう。私が調べていくと

新型コロナウイルスに関する一考察(1)
:重要な3つの変数「基本再生産数」「致死率」「今後の死亡者数の月次推移」

という記事にたどり着きました。
医学関係者ではなく経済学の教授が書いた記事だということもあるでしょう、こちらが知りたいことをはっきりわかりやすく書いてくれています。

https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0568.html

 「基本再生産数(R0)」は、感染力の強度を示すもので、一人の感染者が(免疫の獲得あるいは死亡で感染力を喪失するまで)平均的に何人に感染させるかを表す値である。

風疹は12~18、天然痘は5~7、通常の季節性インフルエンザは2~3であり、事後に推定結果が変わる可能性もあるが、WHOは新型コロナウイルスの基本再生産数(R0)を1.4~2.5の範囲と推定している。

 43万人死亡説の論拠は文学的な推測である中で、私が目にした唯一の数字は、WHOが出した数字の最高値を用いていました。
 その数字を「海外の例を基に」と語っているので、読む人は「海外ではそうなんだ」とか「平均するとそうなんだ」とカン違いするかもしれません、しかしWHOが想定する最高値を利用しているのです。
「○○の例を基にした」といいながら、その最高値を持ってくるというのはどういうことでしょう。たとえば「隣のクラスの読書冊数を基準にして一月20冊としました」といっておきながら、その数字は隣のクラスで最もたくさん読んでいる子の読書冊数を示しているわけです。隣のクラスを基準にしたというなら、せめてその平均値や標準偏差などで説明する必要があると思うのですけど、どうでしょうか。

 「その最高値」をもってきて、あたかも、海外ではそうなんだと思わせるところも納得いきません。

 ところで、数字の確からしさをたどったおかげで、私が以前からもっていた〈新型コロナはインフルエンザより感染力は低い〉という予想を裏付ける根拠の1つにももたどりつくことができました、「棚からボタもち」です。季節性のインフルエンザの感染率2~3、新型コロナ1.4~2.5です。私はこの新型コロナの数字は、感染者全体の母数が明らかになっていく中で、もっと下がっていくと予想しています。

 いずれにしても、いろいろなニュースに一喜一憂せず、ハブに噛まれてさえ落ち着くことです。
 そして、自分で予想を立てて、科学的に考えてすすめていきましょう。
 そういう力を子どもたちにも身につけてもらう教育、それがたのしい教育です。ますますその意義を強く感じている今日この頃です。
 こういう時だからこそ、一緒に進んでくれる人たちが増えてくれたらと思っています。
 みなさんができることの大きな1つは、「このサイトいいよ」と広めてくれることです。

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