夏の講座に参加してくださった皆さんへの手紙

 たのしい教育研究所の夏の講座が終わり、参加した方たちへ次のようなメールを送ったところ、参加者の方から折り返し便りが届きました。これからの教育にとって〈たのしさ〉が重要であるという気持ちを共有してくださった様で、このサイトも隅々まで読んでみます、ということでした、とても嬉しい便りです。
 参加者のかたからの便りを載せることはできませんので、私が送ったものをのせたいと思います。
 もしもメール等の設定でうまく受信できなかった方がいるかもしれません、その方にもぜひこの手紙を読んでいただきたいと思っています。

たのしい夏の講座に参加してくださったみなさんへ

 

こんにちは、たのしい教育研究所のきゆなです。
会場の関係で急いで片付けにはいらなくてはいけなかったので、ラストに加えたかった話をメールにさせていただきます。

今回、たのしい教育研究所の講座に参加してくださったことに、心から感謝しています。
講座の中で感じていただけたのではないかと思うのですけど、たのしいと自然に頭が動き、賢くなっていきます。
「授業はたのしかったけれど全然かしこくならない」ということはありません。
もっと学びたい探究したいと感じて、授業後もさらに賢くなっていきます。
自分の興味関心を広げていって「これをもっと学びたい/あれも学びたい」というように学んでいくこととでは突破力がぜんぜん違ってきます。それは歴史の中で数々証明されています。ガリレオもアインシュタインもニュートンも、みんなそうでした。

〈たの研〉には先生方や管理職の方達、保護者の方達も相談にやってきます。そのことからも、そして全体としての不登校の増加の様子をみても、学校教育はなかなか「たのしい」というようにはなっていないことがわかります。
そういう現状でも、少しずつ〈たのしい教育〉が広がって、子どもたちが学校でも、こういうプログラムを受けることができるようになることがたのしい教育研究所の目標の一つです。そのためにたのしい授業ができる先生たちを増やしていくことにも、力を入れています。

もし講座の内容に満足していただけた方は、〈たの研〉の活動を応援していただければ幸いです。
うちの公式サイトを周りの方々に紹介したり、講座の広報をしてくださったりすることも、とても嬉しく思います。

 講座後、みなさんからのうれしい評価・感想をスタッフ全員で丁寧に読ませていただきました。
 そこには
「自由研究がこんなにたのしいとは思いませんでした」
「超絶たのしい」
「大人ものめりこんでしまいました」
という様な熱い言葉がたくさん綴られていました。
中にはスタッフに「もっと感想をいっぱい書きたいから、秋の講座をうけにきます」と言いにきてくれた子もいました。
 感想・評価はたのしい教育研究所の宝物です、本当にありがとうございました。

 今回は、キャンセル待ちのまま、受講できなかった方たちもたくさん出ましたので、次回の講座に向けて、いろいろなアイディアを出しているところです。
 すでに「秋の講座に申込みます」と言ってくださっている皆さんもいるのですけど、期日と内容を確定し、開催一月前くらいに広報させていただく予定です。
それまで少しお待ちください。

 子どもも大人もたのしく賢くなっていき、いろいろな問題や課題を元気に明るく突破していける人たちが増えていくように、これからもたのしくがんばっていきたいと思います。

 

残りの夏休みも、子どもたちとたのしくお過ごしください。
お礼を込めて、筆を置かせていただきます。
またお会いできることをたのしみにしています。

 

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楽しい島言葉(しまくとぅば)動画教材ができました!

 今、島言葉を学ぶ意義はなんでしょう?

 人々の想いがもっとも刻まれたものは〈ことば〉です。かつての人々が使っていたことばを学ぶことは、かつての琉球で生きた人たちの想いを知ることもできます。それは私たちの人生を今より豊かにすることにつながります。

 たのしい教育研究所のこれまでの活動の中で、島言葉は明らかに〈楽しく学ぶことができる〉ことがわかりました。

 いろいろなたのしい島言葉教材の開発がすすんでいます、今回は、たのしい夏の講座でもとりあげた「楽しい島言葉・しまくとぅば教材」の動画教材を紹介させていただきます。

 テーマは「いろいろな人たちと仲よくなるかっかけになる島言葉」です。どんどん使って、友だちをつくったり、今の友達と、もっと仲よくなってください。

 教材プリントはここからダウンロードできるようになっています⇨ https://tanokyo.com/archives/155890

 動画はこちらです⬇︎

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講座・ワークショップの運営も予想を立てて実験する/多数決を超えて

 たのしい教育研究所の講座が今週に迫り、スタッフ・授業者で検討会がすすんでいます。

〈たの研〉は毎回新しいスタイルで講座やワークショップを実施しているので、講座の内容だけでなく講座の運営そのものも〈予想⇨実験〉です。

「流れはこうした方が満足度があがるのではないか」

「会場の設定は、こうした方が、よりたのしめるそう」

「おたのしみコーナーでは、教材の内容をこうした方がよいと思う」

など、いろいろな考えが交わされます。

 では、考えが対立したらどうするのか?

 普通は多数決ですね。

〈たの研〉では「ギョウザがよいかシューマイがよいか」などかんたんなものなら多数決で決めることもあるけれど、重要な内容について多数決で決めることはほとんどありません。

 ではどうするのか?

 話し合いを尽くしたあとは、より熱意ある人、説得力のあった考え、新しいアイディアなどをとって「今度はこういう方法で実験してみましょう」いうことで落ち着きます。

 その実験の結果、うまくいかなくても、それを主張した人の責任ではありません、みんながその実験を見守ったという意味では同じだからです。

 家族の話し合いでも、クラスの話し合いでも、職員会議でも「今度はこういう方法をとってみて〔つまり実験してみて〕結果ではんだんしましょう」というようにすすめることをおすすめします。

 学校の会議などでも、発言権の強い先生の意見が重要視されたり、多数の人たちの意見が重要視されたり、はなから結論が決まっていたりするのが多くみられます。
 経験の浅い人たち、新任の人たち、転勤したての人たちの意見は、通らないことも多いものです。

 新しいアイディアを取り入れることでうまくいくとはかぎりません、でも、今までと同じ方法をとっていたら、今までと同じ結果になるのは明らかです。 

 家族の話し合いでも、子どもたちの意見をとりいれて
「よし、じゃあ今回は◯◯の意見でやってみよう」
というようにしてみてはどうでしょうか。

 そういう中で、意見やアイディアの重要性もより深く感じていけるようになると思います。
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教育は〈スローガン〉で変わるか? ①

 質問〈創造性のある人間をつくろう〉〈思いやりのある人間をつくろう〉というスローガンは近代日本の教育の歴史(明治⇨大正⇨昭和⇨平成⇨令和)の中で、いつ頃から言われてきたたのでしょうか?

予想
 ア.明治
 イ.大正
 ウ.昭和
 エ.平成
 オ.令和

どうしてそう予想しましたか?

 たのしい教育研究所を強く応援してくださった板倉聖宣先生(元文科省教育研究所室長・元日本科学史学会会長)が、1 9 9 0 年1 2月1 日に開催された 高知 四国たのしい授業セミナーの中でこう語っています。※編集・文責 きゆな

板倉聖宣

 たとえば〈創造性のある人間をつくろう〉〈思いやりがある人間をつくろう〉なんていうでしょう。そういうスローガンは明治以後ずうっと続いています。

 明治時代は〈思いやりのない人聞をつくろう〉というスローガンで、途中から〈思いやりのある人間をつくろう〉と言いだしたんではないんです。

〈思いやりのある人間をつくりたい〉だとか〈主体性のある人間を作りたい〉だとか〈創造性のある人間をつくりたい〉だとか〈人類のためになる人間を育てよう〉とか、そういうことをいい続けてまいりました。

 鎌倉時代から江戸時代までの〈将軍と領主という主従関係によって日本を支配していた〉封建制度の時代が終わって、明治となり、日本は民主的な社会をめざすようになりました。

〈創造性のある人間をつくろう〉〈思いやりがある人聞をつくろう〉というスローガンは、すでにその明治の頃からあったのです。

 みなさんの予想は当たったでしょうか、私はこの話を読んで驚きました、予想したよりずっと古かったからです。

 そんなに古くから言われ続けた〈創造性のある人間をつくろう〉〈思いやりがある人間をつくろう〉という目標は達成されたのでしょうか。

 今も言われ続けているということは、まだ達成されていないということでしょう。

 どうしてこんなに長く目標にしてきたのに、達成されないのでしょうか?

 実は達成されているのに、もっと創造性のある、もっと思いやりのある人を追い求めているからでしょうか。

 みなさんはどう思いますか?

 しばらく、みなさんの反応を待ってから続きを書かせていただきます。

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