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ここまで。

大好評 宮古島「たのしく学ぼう夏休み」大/寺ちゃん先生 堂々のデビュー!

宮古島の「たのしく学ぼう夏休み」が台風に負けず大好評のうちに実施され、大いに盛り上がりました。

台風の事情で参加できない方たちも出ましたがそれでも50名近くの方たちが「学ぶことのたのしさ」を存分に味わってくれました。

今朝偶然手にした新聞に大きく記事が載っていて、その丁寧な文章にも喜んでいます。

研究員の寺ちゃん先生も実力を発揮して、授業プラン「うくの? しずむの?」で大活躍。新聞に大きく取り上げられています。

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これまでと違って、今年はわたしがメインで出なくても、安定的に「たのしい教育」の普及ができるという実験結果がそろいつつあり、個人的にかなり嬉しく思っています。もちろん研究所としても、とても大きな意義のある年になりました。

新聞の記事から抜粋します。

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 沖縄本島の「たのしい教育研究所」(喜友名一代表)は22日、市働く女性の家で「たのしく学ぼうよ夏休みin宮古島」を開いた。
 子供たちは、科学実験を通して不思議や面白さを実感し、予想の思考力を高めていた。
 同研究所は、子供や大人、教師、一般の人を対象とし、楽しい教育の普及、本格的な科学教育の普及、宇宙への夢と希望を育む教育の普及などの目的で活動している民間非営利団体。

 喜友名代表は「科学って何?」と問いかけ「予想を立てて実験で確かめ、この世界、この宇宙の本当の姿や法則をみつけること」と述べた。
さらに「一番大切なことは『予想』を立てること。予想をあたっていても外れていても、それから学ぶことができ、賢くなる」と強調した。

 わくわく実験では、同研究所の寺尾大地さんが水の入ぬった容器にトマト、きゅうり、人参などをうかべて実験した。寺尾さんは「野菜は浮く野菜と、浮かない野菜にわけられる」と語り、全員に浮力について考えさせた。

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新聞の記事もそうですが、参加者の皆さんの感想・評価にとても感動しています。
また終わってからも感動的な事がいくつもありました。

教育関係の方から『宮古のためにこんなにまでして頂いて』という心からのお礼の言葉、そして一般の方たちから『こういうものが欲しかったという声』、さらに研究所のメンバーがボランティアで来ている事への驚きなど、台風にひるまず来てよかったと思いました。

案の定、台風は宮古島を直撃し、飛行機が飛ばずに足止めを食っています。
「たのしい教育研究所」は臨時に「たのしい教育研究隊』に名前を改め、いろいろな研究活動を満喫しています。

その様子はまた後日お届けいたします。

台風の強まる宮古島にて きゆな

メールマガジン 快調 166号+宮古島

メールマガジンが出来上がり、さきほど応援団の方たちに送信しました。
スクリーンショットで二枚おとどけします。

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ではこれから、台風も向かっているという宮古島へ出発いたします。

宮古島の講座は、予想以上の申し込みが来て、会場と調整し枠を広げたのですが、すぐにそれもいっぱいになり、結局参加が難しい方たちも出てきました。

いろいろな方たちからの興味関心度も着実に上がってきていることを喜びながら、また開催できないか、思案しているところです。

満員御礼! たのしく学ぼうよ夏休みin宮古島/キャンセル待ち対応

「たのしく学ぼうよin宮古島」は、お陰様でたくさんの方たちの関心を集めることとなり、嬉しい悲鳴です。

上質な内容を提供するために、人数の枠を設定してありますが、予想以上の申し込みに、ただいま、キャンセル待ちで対応させていただいています。
ご理解いただけますよう、よろしくお願い致します。

スクリーンショット 2015-08-18 10.24.56https://tanokyo.com/archives/6661

たのしいい教育研究所 サイエンス 事務局

沖縄の元気は豊かでたのしい人材育成から
沖縄の元気に全力投球のたのしい教育研究所です!

授業プラン 羅針盤も円を描く製図器もどうしてどちらもコンパスか(2)/言葉から広がる世界 その2

※このページから目にした方は、前のページに戻ってお読みください。

読者の方から
「次が待ち遠しいです」
という嬉しい便りが届いています。
国語を教えているという方から「印刷して利用したい」という話もありました。
「たのしい教育研究所は、子ども達がたのしく賢くなる活動なら応援します」と答えています。
気に入った方は教材としてご利用ください。
「自由研究」の題材としても十分成り立つと思います。

 小学生から馴染み深い製図器のコンパスも、山登りなどで使う方向を知るコンパスも、どうしてどちらも「コンパス」なのか、というお話の続きです。

「予想を立てることこそが真理に至る唯一の道」
です。
ここでも皆さんの考えを聞いてから話を始めたいと思います。

問題 方角を知るコンパス、円を描くコンパス、どちらもコンパスですが、それはなぜだと思いますか?

予想 ア.特に理由はなく偶然の一致
イ.〜〜という理由で

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おはなし「コンパス」

こういう時には「辞書」がまさに、方向を示すものとしてのコンパスの役割もしてくれます。

 調べてみましょう。

「その1」に書きましたが、発明は、製図器のコンパスがずっと古く、言葉としてもそれが源です。

「プログレッシブ英和中辞典」にはこうあります。
    compass
[古フランス語←俗ラテン語compāssāre (com-共に+passus歩くこと=同じ歩み→コンパス)]
    com・pass・a・ble

共に歩くこと⇒同じ歩み⇒コンパス と説明してくれています。
ラテン語からフランス語に入っていったのですね。

インターネット上のWeblioという辞書にはこうあります。
中世ラテン語「(歩幅で)測る」の意 (COM‐+ラテン語 passus 「歩み,歩幅」)

「歩幅で測る」という意味を持つ言葉が「コンパス」なのだという話は、プログレッシブ英和中辞典も同じです。

 製図器のコンパスは、ディバイダー(分割器)と呼ばれることもある、というはなしを「その1」に書きましたが、長さを同じ長さで区切っていく事、同じ長さ(半径)で線を引く製図器としての意味としてコンパスと名付けられたのですね。

 子どもの頃、鬼ごっことか、ケンパ遊びをする時に、よく地面に円を描くことがありました。
index 円を描くのは簡単です。片足を固定して、回りながらもう一方の足で線を引くのです。
きっと古代ギリシャの人達もそうやって円を描いたことでしょう。人間が進化していく中でもっと古くから、そういう方法を発見していたに違いありません。

 人間の両脚をコンパスと呼ぶことがありますが、なんとなく、脚が製図器のコンパスに似ているから、そういうニックネームで呼ばれるようにもなった、と考えてしまいますが、人間の脚のイメージが実は先にあって、製図器のコンパスの名前に入っていったと私は思っています。

では方角を示すコンパスにはなしをすすめましょう。
方角を示すコンパスは、その製図器としてのコンパスからイメージされて出来ました。
よく見てください。
方角を同じ長さで区切ってくれているのが「羅針盤/コンパス」なのです。
スクリーンショット 2015-08-17 9.14.00 方角を区切るものとしてのコンパスです。

 もちろんコンパスは中国で発明されたという事ですから、元々は漢字です。「方位磁針」「羅針盤」などがそれです。
 それがヨーロッパに渡って、「円」を方位で区切るものとして「コンパス」という名前をあてたのでしょう。

 興味を持っていただけた方は自分でもいろいろ調べてみてください。

 

「コンパス」という一つの言葉から、いろいろな世界が広がります。
それはまるで推理小説を読むかのような、そしてそれ以上のワクワク感があります。推理小説は例えばその事件の中での世界です。しかし「言葉」は人間や社会、ものの見方・考え方など、とても大きな世界が待っています。

みなさんもぜひ、自分の気になる言葉について、予想を立てて調べてみませんか。

たとえばこの間、先生方への授業の中で
「いただく」とか「いただきます」という言葉はどういう意味か?
というはなしをしました。

多くの先生は「〈生き物の命をもらう、いただく〉という意味で使われる言葉です」と答えていました。
道徳や食育の授業でも、「食べ物の大切さ」を教えるという意味で、そのようなはなしをする先生もいるようです。

私の予想は違います。
その話を広げた人物が、以前「子ども相談室」で納得いかない説明で子どもをごまかしてしまった人物なので、そう思うということもありますが、漢字を見ても、そうではないと思っています。

自分では調べていませんが、「言葉から広がる世界」に興味をもっていただける方がいたら、調べて教えてください。機会がればこのサイトでも紹介させていただきます。

以上