人生が自由研究@野菜を育てるHさんの自由研究成果を美味しくいただく

 3月に入って暖かい日、〈楽しい農業〉のスペシャリストHさんがやってきてくれました。驚くほどの野菜の量です。

 一つ一つの野菜たちが、みずみずしく実がぎっしりしています。

 Hさんは農業だけをしているわけではありません、専門の仕事を持ち、空いた時間で畑仕事をしています。それでこれだけの量を、いろいろな人たちにおすそわけできるのですから、その実力と時間のかけ方のすごさがわかると思います。

 Hさんのすばらしいところは、それだけではなく、自由研究しながらたのしんで農業をしているところです。

 その様子を全部紹介するには、サイトの誌面ではぜんぜん足りません。

 Hさんがまず初めに話してくれたのが、このニンジンについてです。

 同じタネを同じ時にまいて、同じように水やりをして育てたのに、こんなに大きさが違っています。

 日当たりが違っていたからでしょうか?

 土の硬さが違っていたのでしょうか?

 いいえそうではありません。

 ではどういうワケか?

 それはいつか皆さんで楽しく自由研究してみてください。

 たのしい教育は、いろいろな方たちの応援で、着実に広がっています。

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なんとびっくり カイコが真冬の寒い日々に孵化(ふか)@面白い自由研究

 読者の方からのたよりに載っていたものをみて、〈たの研〉のメンバー全員が驚いたのが、この写真。

 カイコのまゆについた卵です、よ~く見てください。

 卵からかえった幼虫たちが何匹もいます。

 こんな寒いときにも孵化するんだ。

 O小学校の子どもたちが、半年くらい前の〈たの研〉ワークショップ『自由研究をたのしもう』の中で実施したプログラムでもらった卵を育てていたものだそうです。

 すばらしい。

 困ったことに、桑の葉の柔らかい新葉がなかなかなくて、子どもたちとあちこちさがしまわっているとのこと。

 ある場所をご存知の方はおしらせください。

 

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段ボールレンガの自由研究 学校に広がっていく/楽しい環境教育@楽しい自由研究

 以前書いた、段ボールレンガ(レンガ風段ボール)が好評です。自由研究で独自に段ボールで作ったボールをたのしんでいる子がいるというので、O小学校の先生が、〈たの研/たのしい教育研究所〉の段ボールレンガを借りに来ていました。

 段ボールを濡らしてからミキサーにかけ、型枠である程度固めます。

 その後、天日干しでずっと乾かすと、〈たの研〉で段ボールレンガと呼ぶブロックになります。

 A先生は〈たの研〉の段ボールレンガを手にして、予想以上の硬さに驚いています。A先生のクラスの子もきっと、このレンガ風ダンボールに触発されて、さらにいろいろな自由研究をすすめてくれるでしょう、たのしみです。

 私としては、上からおもりで抑えてもっと圧縮して硬くしなくてはと思っているところです。

 こういうものが楽しい環境教育で、楽しい自由研究です。
 そしてこういう力が本物の学力だと言い切ってよいでしょう。

 興味のある方は気軽にお問い合わせください。

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楽しい自由研究:ヘルモントさんはどうして「植物の身体のほとんどは水でできている」と考えた・予想したか?;読者のみなさんの質問から

 〈たの研/たのしい教育研究所 公式サイト〉にはたくさんのお便りが届きます。数年前のように数日でお返事することができなくり、たとえば質問が来たときに、似たようなものが重なっていったら、この記事の中に吸収してお返事を兼ねるようにしています、ご了承ください。

 さて以前書いた「ヘルモントさんが植物の体のほとんどは水でできている」と考えた記事がとても好評でいくつもおたよりをいただいています。

 ヘルモントさんはその研究を自由研究としてすすめました、誰かに命じられたわけではありません。

 私たちが木の幹をみても、枝や花や葉をみても
「そのほとんどは水でできている」とは考えませんね。
 ヘルモントはどうして、それらのほとんどが水でできていると予想したのか?

それは彼が「錬金術師」だったからでしょうか?

と書いた方もいました。

 多くの資料に〈彼は医者であり錬金術師だった〉と紹介されています。
 怪しい実験もたくさん行ったことでしょう。

 重要なことは、彼が先人の教えの通り素直に従う人間ではなく自由研究できる〈実験家〉だったことです。

 だいぶ前に書いたこの記事を読んでみてください。

ヘルモントさんの実験−自由研究〈植物のからだ〉-自分でも考えてみよう②

まず

はじめ〈2.3㎏〉しかなかったやなぎの木が,5年間で〈76.7㎏〉になった。
つまり〈74.4㎏〉増えた。

土を調べてみると

〈土〉の重さは5年前から〈60g〉減っているだけでした。
 ヘルモントさんは土が飛んでいったり、外からホコリが入ったりしないように、植木ばちにカバーをかけてありましたから、この60gが養分としてやなぎの木に入っていったのだと考えられます。

 見た目では幹や枝葉のほとんどが水だとは思えません。
でも「木が吸ったのは水だけなんだから、植物の体のほとんどは水でできているとしか考えられない」というのはおかしな予想ではないでしょう。

 見た目だけでなく、今の科学では「木の枝の水分量は30~60%くらい」だとわかっています。
つまり「植物の体のほとんどは水でできている」というヘルモントさんの予想は間違っています。

水H2Oと空気中のCO2で90~95%くらいできています。
なので「植物の体のほとんどは水と二酸化炭素でできている」と言ってよいでしょう。 ※残りは土の中の金属・ミネラルと窒素などです

 ただし、それがはっきりわかったのはヘルモントさんの実証的な実験と「植物の体のほとんどは水分だ」という間違った予想があったからだといってよいでしょう。

 予想は必ずしも正しくありません、私たちは間違った予想もたくさん立てています。

 私はたくさん方たちへの講演や授業の中で「正しく予想を立てることが大切だと考える人たちが多いと思います。でも違います、間違った予想もとても大切です。重要なことは、まず予想を立てることです」と話しています。
 ヘルモントさんの例もそのことを示してくれていると思うのですけど、どうでしょうか。

 みなさんもどんどん予想を立てて、いろいろな自由研究をすすめてください。

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