アウトドアワーク:草はらをたのしもう 最新のYouTube動画から

 YouTube動画の作成も順調にすすんでいます、たの研にはこどもの感覚をもった大人がたくさんいるので、実践家・モデルはたくさんいます。
 作りたいコンテンツも次々と増えていて編集がおいつかない状態です。
 まず10本完成させると、作り手の感覚も安定してくると思うのですけど、それまでの作品は荒削りでも新鮮な感覚が伝わるのではないかなぁ。

 〈アウトドア〉⇨〈ものづくり〉⇨〈アウトドア〉⇨〈ものづくり〉と来たので最新は〈アウトドア〉、自然をたのしむ内容です。

 タイトルは「〈沖縄 秋の草むらさんぽ〉虫たち編 」、たの研の近くの公園の映像を使っています。

 私が小学校で理科を担当しているとき、こども達とよく散歩にいきました、もちろん授業中です。
 散歩というのは実に学びが大きくたのしいワークです。
 子ども達と外に出かける時に語りかけていた言葉もいくつかおりこんであります。

 すぐに動きまわらず外の風、自然の彩りに身体を慣らしていくのが肝心です。
 たとえば〈みどり〉と一口に言っても、自然の中には実にたくさんの緑があるんです。

 そうやって慣れていくと、たとえばこの中にいるバッタが見えたりします。写真だと難しいと思うかもしれませんね、でも自然の中の方がもっと見つけにくい気がします。

 動画は8分版なので手軽に利用できるとおもいます、授業のはじめに、家族で公園にいく前に見るのはどうでしょう。

 こうやって動画を作っていて強く感じたのは「こんなにもたのしい」ということです。
 皆さんの心動かされるものを増やしていくことで、たのしい教育も広がってくれるでしょう。時間はどれくらいかかるのかなぁ・・・

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一生懸命が評価の基準であってはいけないと思う/たのしい教育の発想法②

 前回からの続き〈がんばればよいのか、がんばる人がすばらしいのか?〉という話からスタートし、「成功するまで頑張り続ければ必ず成功する」という美しい話を信じてよいのかがテーマです。

 数字でハッキリみることができる一つが〈ギャンブル依存症〉に関するデータです。

 前回「日本人の74.5%が人生の中でギャンブルを経験していて、男性のみにしぼってみると84.1%にのぼる」ことを示したのですけど、ギャンブル依存症で公的相談機関や自助グループに参加している人たちの借金額についても統計が出ています。

 ここで質問2です。

 ギャンブル依存で悩み、公的な相談機関に相談に来た人たちの借金額の平均値が出ています。予想してみてください。

  ア.0~50万円

  イ.100~200万円

  ウ.200~300万円

  エ.400~500万円

  オ.その他

 どうしてそう予想しましたか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 前回出した「ギャンブル障害およびギャンプル関連問題の実態調査 報告書」によると・・・

「第 3 章 ギャンブル問題で相談機関や自助グループを利用する者の実態調査(調査 B)」66pにこうあります。

⭕️ギャンブルに関連した借金額の平均値

公的機関へ相談した人の平均借金額 3,939,773円

 平均でほぼ400万円の借金があります。

 ちなみに自助グループに参加している人たちの数字はさらに上をいきます。

自助グループに参加している人の平均借金額 7,503,237 円

 平均値で750万円の借金というのは私が予想していた遥か上をいきます。

 では、その借金が膨らんでしまった人たちは、あきらめずにギャンブルし続けていたら成功者になっていたのでしょうか?

 みなさんはそういう人たちにも「あきらめずに続ければきっと成功する」と伝える勇気がありますか。

 ギャンブルの中でもっとも多くの人が経験しているのが宝くじです。宝くじはあまりにも儲ける率が低すぎて話にならないので二位のパチンコでみてみましょう。

 パチンコにかけて儲けることができる確率はどの程度だと思いますか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 こういうサイトがあります。

パチンコで負ける確率はどれくらい?凡人では勝てない仕組みのギャンブル-禁パチ22日目

 
 そこにはこうかかれています。

 パチンコで儲ける確率は10%以下なのです。

 ほとんどの人が負けてしまうパチンコに依存してしまっている人たちに「勝ち続けるまでがんばればきっと成功者になれる」といってよいのでしょうか?

 〈たのしい教育メールマガジン〉レベルの話をショートにしてこのサイトに書いてみました。

 読んでみた感想を聞かせていただけたら嬉しいです。

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一生懸命が評価の基準であってはいけないと思う/たのしい教育の発想法①

 先日車を走らせているとラジオから「成功するまであきらめなければ必ず成功する」という話が出て、「そうですよね」と深く納得していた相手役がいました。
 それは今まで何度も耳にしてきた言葉です、私がフリーになってたのしい教育研究所(RIDE)を立ち上げる時にお世話になった方たちからかけてもらった言葉の中にもありました。
 いろいろな名言集にも載っているので勇気づけられる人たちも多いことでしょう。

 

  みなさんはこの言葉を聞いてどう思いますか、あるいはどう感じましたか?
 一緒に考えてみませんか。

 

 たの研には保護者、一般の先生たちだけでなく管理職の方たちからの相談も持ち込まれます。

「がんばっている」「一生懸命とりくんでいる」というのは日本人の美徳の一つなのでしょう、管理職が先生たちを評価する時よく耳にするのが「あの先生はがんばっている」「一生懸命やっている」という言葉です。

 しかしたとえばストーカーだって一生懸命がんばっているのです。

「一生懸命やることがいいことだ」という道徳的な発想は克服しなくてはいけない思考の一つだと思います。

 そういう視点で見ていると、ラジオから流れてきた「成功するまであきらめなければ必ず成功する」「がんばり続ければ成功する」という言葉はキケンなことの様にも思えるのですけど、どうでしょうか。

 確率的に考えてみましょう、たとえばみなさんがギャンブルでひと儲けしようと考えたとします、一生懸命頑張れば、勝つまでがんばれば必ず成功するのでしょうか?

 借金やギャンブル依存症などに関連した〈たのしい教育授業書〉を作成しようと考えて集めた資料の一つに国立病院機構 久里浜医療センターがまとめた「ギャンブル障害およびギャンプル関連問題の実態調査」報告書があります、公的な調査結果をまとめたもので、いろいろ興味深いデータがはっきりと数字で示されている貴重な資料です。

⇨https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document41.pdf

 この中にあるデータから質問させてください。

質問:日本人の何パーセントくらいが、ギャンブルの経験があると思いますか?

 ギャンブルとは次のものです
 ア) パチンコ  イ) パチスロ  ウ) 競馬    エ) 競輪    オ) 競艇    カ) オートレース   キ) 宝くじ(ロト・ナンバーズ等も含む) ク) サッカーくじ  ケ) 証券の信用取引,先物取引市場への投資,FX  コ) インターネットを使ったギャンブル(競馬,競輪,競艇,オートレースを除く) サ) 海外のカジノ  シ) その他のギャンブル

 

予想

 ア.0~5%

 イ.10~20%

 ウ.30~40%

 エ.50~60%

 オ,70%以上

 

どうしてそう予想しましたか?

 

前述の資料22pから抜粋します。

【問 12】あなたはこれまでにギャンブルをしたことがありますか。

(複数選択) ギャンブルを生涯において経験したことがあると回答した割合(生涯ギャンブル経験あり)は,全体 の 74.5%(男性の 84.1%,女性の 65.7%)であった。

 過去 1 年間にギャンブルを経験した割合は,全 体の 33.6%(男性の 45.0%,女性の 22.9%)であった。

 

 日本人の74.5%が人生の中でギャンブルを経験していて、男性のみにしぼってみると84.1%にのぼります。

 過去1年という期間限定でみても全体として33.6%がギャンブルを経験しています、男性のみでは45%です。

 繰り返しになりますが、ギャンブルをしているたくさんの人たちは、あきらめさえしなければ成功する、儲けることができるのでしょうか?
 みなさんの考えを聞かせてください。

〈たのしい教育メールマガジン〉レベルの内容になってきました、項を分けて続けましょう。

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カウンセラーは自分の問題をカウンセリングできるか? 師の野田俊作が語ったこと

 たのしいPEAL教育カウンセラー養成講座の5回コースが終わりました、理論2~3割、実技7~8割の実践コースです。

 参加者もメキメキと力をつけてきました。

 はじめに私が経験してしたいくつかのカウンセリング流派の流れを語り、その中でPEALカウンセリングの何が画期的なのか具体的に話をしたのですけど、少なくとも他流派の中級レベルの力は着実についていると思います。

 ラストの理論編の一つとして「PEAL(教育)カウンセラーは自分の問題・課題をカウンセリングできるか?」というテーマについて整理しました。

 みなさんはどう思うでしょうか?

 専門なんだからお手のものでしょう、と思いますか?

 師の野田俊作は明確にこう答えてくれました。

「人間は自分の髪の毛を上にひっぱって空にのぼっていくことはできない、カウンセラーも自分の問題を自分でカウンセリングできない」

 基盤の一つにアドラー心理学が位置するPEALカウンセリングもそうか?

 受講者の方たちには
「PEALカウンセリング課題解決シート」を利用して〈書く〉という手法で対話しつつ問題を整理していくことができる。慣れてくると選択肢を出しながら、うまく解決の道筋にいたることもできるようになるでしょう」
と伝えました。

 それはPEALカウンセリングの構造(流れ)が明確に確立されているからだということと合わせて、かねてから利用してきた〈ブレインノート〉を利用することができたからです。

 以前「PEALカウンセリング課題解決シート」を作成して、必要な方たちにお頒けしていたのですけど、品切れになったままでした。

 しばらくして落ち着いたら使い方も含めてセットにしようと思います。

 ところで〈書く〉という手続きは、とても有効です。

 PEALカウンセリングを学んでいないひとは、その流れで解決していく流れが見えないとはいえ、〈自分の問題をはっきりさせる〉という一つとってみても、ノートに「いったい自分は何に困っているのか、困難を感じているのか」について書いてみることをおすすめします。

 頭の中にあるそのイメージを書き出していくうちに、実は自分が本当にこだわっているのはこのことだ、自分がとてもつらいのはこのことだというものが見えてくることがよくあります。
 問題・課題の対象がはっきりみえてくると、その対策についても具体的にイメージできる様になるでしょう。

 書くことは苦手だという人も、100均でB5かA4サイズのスケッチブックを買ってきて、それに書いてみることをおすすめします。

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