巨大シャボン玉の実験結果 ほぼ出そろう/こども達でも成功する巨大シャボン玉

 今日はアウトドアで〈たの研〉の撮影会が行われました、裏方を仕切ってくれているミエ先生が台風接近を心配して「午前中に外で!」と段取りしてくれたおかげで、とてもスムーズに教材の撮影がすすみました。

 その一つがたの研が10年くらい研究を重ねてきた〈しっぱいの少ない巨大シャボン玉〉の楽しみ方です。

  大きなシャボン玉をつくるためにいろいろな方法が提案されているのですけど、たの研が長い間、実験を続けてきて「この方法ならほぼ大丈夫でしょう」という段階まできました。

 慣れている先生たちではなくて、私がためして4mくらいのシャボン玉ができました。
 何度も繰り返したのではなく、使ってはじめての写真がこれです。

 そろそろ講座でとりあげたいと思っているのですけど、それは来年の春の講座になりそうです。

 YouTube動画としてアップするのが先になるかもしれません、ご期待ください。

① この〈いいね〉クリックが「たの研」をもっと強くする!

② たのしい教育をより深く学び、より強く応援するための〈たのしい教育メールマガジン〉を一年間購読してみませんか。カウンセリングや講座、文章ドクター等の割引、教材購入の割引等の特典もあります

納得いかないことに従うことは〈教育〉からとても遠いこと/人間はコンピュータよりずっと賢い

 納得いかないことに従うことは〈教育〉からとても遠いことです。「石はやわらかい」と覚えてくださいといわれるとコンピュータは何の疑いもなくメモリー(記憶)してしまいます。しかし人間はそういわれても納得しません、それはコンピュータよりずっと賢いからです。

 長い情熱教師生活の経験上「学校教育の中でなかなか勉強が覚えられない」という人たちは〈つべこべ言わずに覚えよう型〉の優等生より本質的な賢さは上だという可能性が少なくないと思います。
 楽しい教育・たのしい教育は勉強が進まないという人たちだけでなく、つべこべ言わずに覚えることが得意な優等生の本質的な才能も伸ばすことができる教育です。

 さて前項で「ヨウカンは羊羹」だと書きました。

 というのは〈あつもの〉と読みます、〈熱い汁もの・お吸い物〉という意味です。

 羹(ヨウカン)はつまり〈ひつじの熱い汁もの、お吸い物〉という意味です、本来のイメージでいえばこういう湯気のたった汁もののことなのです。

  ところが私たちはヨウカンというとこれをイメージしますね。

 その由来を調べてみると・・・

 鎌倉時代から室町時代にかけて羊羹は中国の禅僧によって日本に伝わったのですが、日本の禅宗ではお肉を食べることが禁止されていたため、精進料理として羊肉をあずきと見立てて作られるようになりました。これが日本の羊羹のはじまりです。

初期の羊羹は小麦粉や葛粉を使う蒸し羊羹が主流でしたが、材料がとても高価でしたので、一般的には甘葛が用いられ、それがやがて砂糖を加えた現代のお菓子へと移り変わっていきました。

 他にも、羊の肝臓のかたちをした「羊肝こう」という中国のお菓子が日本に伝来した時に「肝」が「羹」となったという説があります。どちらにしても日本のスイーツの顔・羊羹は中国で生まれたものだったなんて、びっくりですよね。https://news.1242.com/article/144520

羊羹に“ヒツジ”がいる由来は昔の作り方に関係があった!

 とありました、いろいろ調べてみてもこういう説明しか目にすることはできませんでした。

 さてみなさんがもし国語の時間に「ヨウカンの由来に」としてこういう内容を教えられたとします。

「本当は羊の肉の汁料理だったんだけど、日本では羊の肉をあずきにかえて、今のヨウカンの形になりました、不思議ですけど覚えておきましょう」
 そういう言われて
「は~い!」
と声を上げる人の一人でしょうか。

 それとも「・・・」と黙ってしまうタイプ?
 あるいは「つまらない」と感じてたとえば運動場で体育をしている人たちの方を向いてしまう人でしょうか?

 私はそういうことを言われたら「つまらないし、そんなの信じられない」と感じるこどもでした。

 信じられないことを信じたふりをするのではなく、「そんなの信じられない」というタイプの人間のまま教師になり、30年くらい勤め、その後フリーとなって自分の授業の腕で勝負できるようになりました。

 いろいろな先生たちが学びに来てくれます、日々たのしく暮らしています。

 教育がいろいろなこども達の興味関心を高めて本質的な学力を高めていくものになる、それがたのしい教育研究所のテーマです。

 かつての私のようなこども達が学校や家庭で辛い思いをしないようにすることは、たのしい教育の普及と比例します。
  読者のみなさんも一緒に活動していただけると幸いです。
 簡単な活動が「このサイトいいよ」と周りの人たちにすすめていただくことです、よろしくお願いします。

① この〈いいね〉クリックで「たの研」が着実に強くなる!

② たのしい教育をより深く学び、より強く応援するための〈たのしい教育メールマガジン〉を一年間購読してみませんか。カウンセリングや講座、文章ドクター等の割引、教材購入の割引等の特典もあります

おかしの〈かるかん〉の語源は?

 たのしく島言葉の教材づくりをしていると、いろいろな言葉を島言葉と結びつけて考えるところがあって、たとえば〈カルカン〉はチンスコーとかサーターアンダギーと同じように沖縄のお菓子の一つだろうと思っていました。

 私だけかと思ってwebで検索するとyahooのサイトにも「かるかんは沖縄のおかしでしょうか」というやりとりがありました、私だけのイメージではないようです。

 先日たの研の仲間が鹿児島に行ったというので、美味しい〈カルカン〉をみやげの一つに持って来てくれました。みんな美味しい美味しいと食べたのでなくなる前に写真を撮っておきました。ひらがなで〈かるかん〉なんですね。

 
 リュウキュウイモ がサツマイモに名前を変えたように、かるかんも元々沖縄のお菓子だった可能性はあるとはいえ、それはさておき進みましょう。

  かるかんには四角いものや丸いものがあります、ふわふわしたお菓子です。

 

  この説明書きで知ったのですけど、かるかんには漢字がありました、「軽羹」です。が難しい漢字です。

 この〈〉は羊羹(ようかん)の〈〉です。

 語源をみると〈軽いヨウカン〉という意味で〈カルカン〉と呼ばれるようになったということです。諸説あるのでしょうけど、私はこの説が正しいと思っています。

 それを知った上でみると確かに似ていますね。

 これは羊羹(ようかん)。

これは軽羹(かるかん)。

これは羊羹。

 これは軽羹。

 カルカン・かるかんは島言葉、沖縄ルーツではないのですね。

 追記)カルカンの語源は分かりやすかったのですけど、あわせて〈羊羹〉の語源も紹介しようと思っていたので、それは項をわけて書かせてください

① この〈いいね〉クリックで「たの研」が着実に強くなる!

② たのしい教育をより深く学び、より強く応援するための〈たのしい教育メールマガジン〉を一年間購読してみませんか。カウンセリングや講座、文章ドクター等の割引、教材購入の割引等の特典もあります

一生懸命が評価の基準であってはいけないと思う/たのしい教育の発想法②

 前回からの続き〈がんばればよいのか、がんばる人がすばらしいのか?〉という話からスタートし、「成功するまで頑張り続ければ必ず成功する」という美しい話を信じてよいのかがテーマです。

 数字でハッキリみることができる一つが〈ギャンブル依存症〉に関するデータです。

 前回「日本人の74.5%が人生の中でギャンブルを経験していて、男性のみにしぼってみると84.1%にのぼる」ことを示したのですけど、ギャンブル依存症で公的相談機関や自助グループに参加している人たちの借金額についても統計が出ています。

 ここで質問2です。

 ギャンブル依存で悩み、公的な相談機関に相談に来た人たちの借金額の平均値が出ています。予想してみてください。

  ア.0~50万円

  イ.100~200万円

  ウ.200~300万円

  エ.400~500万円

  オ.その他

 どうしてそう予想しましたか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 前回出した「ギャンブル障害およびギャンプル関連問題の実態調査 報告書」によると・・・

「第 3 章 ギャンブル問題で相談機関や自助グループを利用する者の実態調査(調査 B)」66pにこうあります。

⭕️ギャンブルに関連した借金額の平均値

公的機関へ相談した人の平均借金額 3,939,773円

 平均でほぼ400万円の借金があります。

 ちなみに自助グループに参加している人たちの数字はさらに上をいきます。

自助グループに参加している人の平均借金額 7,503,237 円

 平均値で750万円の借金というのは私が予想していた遥か上をいきます。

 では、その借金が膨らんでしまった人たちは、あきらめずにギャンブルし続けていたら成功者になっていたのでしょうか?

 みなさんはそういう人たちにも「あきらめずに続ければきっと成功する」と伝える勇気がありますか。

 ギャンブルの中でもっとも多くの人が経験しているのが宝くじです。宝くじはあまりにも儲ける率が低すぎて話にならないので二位のパチンコでみてみましょう。

 パチンコにかけて儲けることができる確率はどの程度だと思いますか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 こういうサイトがあります。

パチンコで負ける確率はどれくらい?凡人では勝てない仕組みのギャンブル-禁パチ22日目

 
 そこにはこうかかれています。

 パチンコで儲ける確率は10%以下なのです。

 ほとんどの人が負けてしまうパチンコに依存してしまっている人たちに「勝ち続けるまでがんばればきっと成功者になれる」といってよいのでしょうか?

 〈たのしい教育メールマガジン〉レベルの話をショートにしてこのサイトに書いてみました。

 読んでみた感想を聞かせていただけたら嬉しいです。

① たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!

② たのしい教育をより深く学び、より強く応援するための〈たのしい教育メールマガジン〉を一年間購読してみませんか。カウンセリングや講座、文章ドクター等の割引、教材購入の割引等の特典もあります