ヨシタケシンスケの感覚/心うごかされる感覚は〈たのしい教育派〉と同じ/楽しいブックレビュー

 ヨシタケシンスケさんとのつきあいはとても長い、といっても勝手にこちらが気に入って、ほぼ全ての作品を複数冊購入していたり、たくさんの人たちに紹介したり、ヨシタケさんと電話で一度お話ししたくらいなのだけど。とはいえ、長くヨシタケさんの作品に感動し続けた人間は、ヒットしてから感動してきた人たちと違う視点で語ることもできると思います。

 これだけ売れる前のヨシタケさんの作品も、今と比べて劣るとは思えません。あの頃ちりばめられていたいろいろな毒を抜いて、もっとたくさんの人が共感してくれるだろうというテーマを選んで出したら、大いに評価されたということだと思います。

 ヨシタケさんの「これはおもしろい」と心動かされる感覚は、たのしい教育の感覚と共通しています。

 これは第1研の私のパソコンの横に置いてある一冊「しかも フタが無い」です、わたしはこういうことに気づく、心動かされるヨシタケさんの感覚が大好きです。

 

〈毒をぬいて〉と書いたのは、たとえばこういう感覚で、しかもこれは弱い毒です。

 ヨシタケさんの毒も虚無感も、無意味さを味わうところも含めて、また初期の頃の作品集を出してくれないかなぁ。
 タイトルも含めて、すばらしいセンスの作品群だと思います。

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評価感想は宝物で大切な実験結果-楽しく評価論

 先生や保護者のみなさんで、自分のこどもに評価してもらっている人はどのくらいいるでしょう? 「自然に評価が生まれるからいいじゃないか」と考える人がいるかもしれませんけど、自ら積極的に評価してもらうことです。
 家族でやる時には、直接自分を評価してもらうのは慣れないと思うので、たとえば「今日行ったレストランの評価は?」とか「今度みた映画の評価は?」を〈満足度〉で5段階評価してもらうとよいと思います。
 加えて『どうしてそう評価したの?』尋ねて、理由を聞いてあげてください。
 そのうちに慣れてきたら、家庭のことや学校のことなどを評価してもらって理由を尋ねていくことで、対話も生まれて、〈ではどの様にしていこうか〉という具体的な方向性も見えてくる様になります。

 教師はどうでしょう?

 子どもたちのために日々の教育があるわけですから、一番大切な子どもたちの声を具体的にはたずねる行為は必須だと思います、学期末に教師側からの評価を伝える何十倍も必要だと思います。

 顧客を大切にして伸びている企業は顧客数の増減で判断する前にそうしていますし、それを無視する企業は潰れていきます。学校は顧客数にあたる〈登校率〉がどんどん減ってきているわけですし、従業員にあたる先生たちが勤務内容に耐えられずどんどん病休をとる、つまり本務の従業員数がどんどん減ってきているのに、その現象を早く察知できる〈評価・感想〉をとるスタイルはほとんどないと思います。

 明治期に先進国を真似て形作った学校教育のスタイルは強力で、いまここにきてもその形を本質的に変えるまでにはいたらないのですね、だからこそ、たのしい教育研究所の地道な取り組みは大切です。教育に全力投球する仲間同士として、学校が少しずつ子どもたち・先生たちの笑顔が増えていく方向に、〈行きたい〉と思ってくれるところにシフトするための取り組みは大切だと思います。

 長くなりました、これは最近実施した〈特別支援教育もたのしく〉の参加者の皆さんが残してくれた評価感想です。時間の関係で、後日送信してもらうスタイルにしたので、まだ全員分の確認はできていないのですけど、これまで確認した評価は全て満足度100%です。

 いくつか紹介します、個人名が出た部分は伏せてあります。

 

 もう一つ、かなり具体的に内容の部分もあったので伏せておきました、ご了承ください。

 学校でもこんな感じで書いてもらうとよいと思います、もちろん毎時間毎時間は難しいと思います、でも1日一回、この授業についてとか、今日の1日についてという様な評価は可能だと思います。

「評価論」としてまず〈たのしい教育メールマガジン〉に書きたいと思っているテーマです。

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秋の講座のたのしいプログラムづくり進行中!〈絵本には夢がいっぱい〉-楽しい学習・たのしい授業・楽しい授業・楽しい学力・楽しい教材・楽しい学力向上

 たのしい特別支援の講座が大好評の中、幕を閉じました、さっそく〈たの研〉のメンバーで秋の講座の準備が進行中です。

 読書の秋には、絵本をテーマにした《たのしい教育》のプログラムがいくつか登場います。

 たくさんの先生たちから要望の多い〈食べ物系〉のたのしいプログラムも開発中で、かなり高い満足度を得ています。

 やらされるから学ぶ、競争として学ぶのではなく〈たのしいから学ぶ〉という流れにすすむのが「たのしい教育」です。

 秋の講座は11月25日(土)の予定ですすめています、公式の広報まで少しお待ちください。

 また〈たのしい教育〉に興味のある方は、気軽にお問い合わせください。

 

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楽しい特別支援ワークショップたのしく終える‼️

 楽しい特別支援教育の講座を開催しました、〈たの研〉の講座はいつも笑顔がいっぱいです。特別支援教育の講座だからといって、普通クラスで使えないわけではありません。普通学級の先生たちからも「参加したい」という声があがり、その分の席を増やして開催しました。

 ミムラ先生がいっぱいのプログラムを紹介してくれたのですけど、これは〈アクティブ・ビンゴ〉の様子です。

 仲間と協力してボールを並べてながらビンゴをつくる/三つ並べをするゲームです、知恵をしぼりながらすすんでいくので、自然とグループ内のコミュニケションも深まっていきます。

 今回のワークショップのテーマは〈仲よくなる〉と〈自分の想い・考えを周りの人たちに伝える〉です、自分の考えを周りの人たちに伝えるプログラムも充実しています。
 これは、水に浮かべた時、重さはどれくらい増えるのか?
 木の重さ全部がそのままプラスされるのか?
 水から出ている部分の重さはあまり加わることがないのか?
 という問題について、いろいろな考えを出し合って、実験するプログラムです。

 準備した売り物も着々と売れていき、ワークショップなのに、春夏秋の大きな講座の様な感じがしました。

 いよいよ来月は〈秋の講座〉です、明日のスタッフ・アイディアミーティングで、詳細が決定するので、来週にはリーフの印刷に入る予定です、あと少しお待ちください。

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