本そのものの魅力を超えて〈たのしい読み語り〉

 私いっきゅうは〈活字中毒〉だった時代があって、気をぬくとすぐにその症状が復活してしまうので、大量の本を処分してきたのですけど、つまりは本の魅力を十分すぎるほど知っているからです・・・おそらくタバコをやめようと努力している人たちもこんな感じなのでしょう。

 私自身これまで何度も〈読み語り〉を子ども達とたのしんできたのですけど、一人で黙って読む世界とくらべて、躍動感喜怒哀楽は格段に上回ります。

 読み語りする人と、それを目の前で固唾を呑みながらきいている子どもたち・大人達・・・
 その関係の中で高まっていくからです。

 さてこの写真をご覧ください、秋風がかけぬけてく屋外で、たくさんの子どもたちに一斉にではなく少数ずつ読み語りしています。
 手にしているのは「かがみの絵本」。

 

 こどもたちは、前のめりでたのしんでくれています。

きょうの おやつは (福音館の単行本)

 

 たのしい読み語りにも、これからますます力を入れていきたいと思っています。

 このサイトには読み語りにおすすめの本もブックレビューしてしています、興味のある方は過去の記事を検索してみてください。

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たのしい読書案内〈アライバル〉

久しぶりに読書案内をさせてください。
 私いっきゅうのとっておきの絵本の一つが〈アライバル〉、この一年で読んだ本の中でとても心動かされた一冊です。

    ショーン・タン作「アライバル」、大型の絵本です。
 2750円、映画の1.5倍くらいします、でもその価値は十分あると思います。私は5回読んで、読むたびに、心を震わせていました。

 表紙をめくるとたくさんの人たちの顔が出て来ます。その表情からも決して愉快なものではないことが伝わってくるでしょう。

 第1章の冒頭には、ある家族の写真と時計や帽子、珈琲の注がれたコップなど家の中の家具などが描かれています。


 ページをめくると、その家族の写真を大切に包み、女の人と男の人が手を重ねているシーンになります・・・

 女の子を起こして軽い食事をとらせたのでしょう、三人は路地をどこかに向かって歩き出します、そして壁には竜の尻尾の様な影が映し出されています。

 上空から見ると巨大な怪獣が街を徘徊していることがわかります。これは実在するものなのでしょうか、抽象的なイメージなのでしょうか。
 今のところわかりません・・・

 気づいたでしょうか、この絵本に言葉は登場しません。
 全て精緻なスケッチで作成されています。

 ストーリーは一人ひとりの頭の中でつながっていきます、そして私がつむいだストーリーと、みなさんがつむいだストーリーはきっと異なっているでしょう。
 つながらない部分は、何度か読んでいくうちに「これはこういうことか」という様に腑に落ちていきます。

 すでに5回読んで、これから6回目に入ります。
 絵に隠れた細かい表現も、毎回発見がなってて、どきどきしながら読んでいける力作を、みなさんも読んでみませんか。

注文できます➡︎アライバル

 

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たのしいブックレビュー「夜空を歩く本」byひな

とても久しぶりに本棚から取り出してみています。
この本の帯に書かれている言葉がとても素敵です。
・・・・
ちょっと道草でもしてみませんか
  空からあなたへの贈り物
・・・・
思わずページを開いてみたくなる言葉だと思いませんか。

「夜空を歩く本」 写真・文 林完次 (インデックスコミュニケーションズ)

夕暮れどきに残る、切ないほの明かり

明け初めるころ、なぜかホッ

最近の沖縄の夜は雲が広がっていて、なかなかよい星空を見ることはできません、でもよくみると、雲の切れ間から星が輝いている星を探すことができました。

時には、ちょっと道草をして、夜空を歩いてみませんか。 

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夏の講座は9月後半へ/夏休みこそゆったり読書 byミムラ

もう8月、夏やすみに入りました。
コロナのせいで期間が短くなりました、それでも先生方や子どもたちも、ほっとリラックスしていることだと思います。

これまで、RIDEの夏の講座は夏休みに実施していましたが、コロナの状況をみて〈9月後半〉に延期することになりました、たのしみにしていてくださいね。

さて、私は絵本をたのしんでいます。
休み明けの子どもたちにすぐに読み語りしたい本が増えていくのはすごく嬉しいことです。
 〈わたなべ ゆういち〉さんの「ねこざかなシリーズ」です、20冊もでているんですね。

 最近、友人からそのシリーズの初期に出版された「ねこざかな」をプレゼントしてもらいました。

 ねことさかなが仲良く海を「ふん ふ ふ ふーん」とゆったりおよぐところがとてもかわいい。
こんなにスッポリと魚に覆われて、食べられているのかな?
 いたくないのかな?
 とドキドキします。
 きっと子どもたちもたのしんでくれるでしょう。

 それから、絵本と一緒にパペットもついていました。またまたこれもかわいい。

ということで、はやく二学期にならないかなと、待ち遠しい日々を過ごしています。

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