前々回の続きです。
虹の色は孤の内側が青系、外側が赤系でした。
もう少し眺めてみましょう。
これは前々回と同じ時の写真です。
よ~く眺めてください。
何か気づいたことがありませんか?
実は二重の虹になっているんです。
目立つ虹の上に薄い虹がかかっています、確認してみてくれますか。
視点を左側に寄せてみましょう。
見えたでしょう。
上側に視点を移しましょう。
慣れてきたら、もう一度全体を眺めてみますよ、二重の虹が見えていますね。
さて色に注目してみましょう。
薄くて確認し辛いかもしれません、でも上の虹は内側が赤系、外側が青系です。
逆になって見えています。さっきの写真をもう一度ご覧ください。
めだつ虹を主虹(しゅこう)、薄い虹を副虹(ふくこう)と呼んだりするのですけど、そういうことは大した問題ではありませんし、それを知っているからどうだというものでもありません。
それよりも実は「虹をみつけた時にはたいていもう一つのうすい虹が見えている」ということの方がずっと大切な知識だと思います。
そして
「今度出る虹も同じ色の並びかな」
「いつでもダブルの虹が見えるのかな?」
「薄い虹がめだつ虹と同じ様な色の並びになることもあるのかな?」
そうやっていろいろな予想を立てていくことでたのしく賢くなっていきます。
「そういうことは、いちいち実物を見なくても、インターネットで調べればいいんだよ」と考える人がいるかもしれません、先生たちの中にもいるかもしれませんね。でも、海岸に行ってみごとに染まった夕焼けを眺めて感動するのと、インターネットをみて夕陽ってこういうものなんだ、確かにきれいだな、と感じるのと、どちらが幸せなのか、どちらが心動くことなのか、それは自ずと答えがでると思います。
虹の話は、また機会があれば書きましょう。
ではまた明日。
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