PEAL心理学・PEALカウンセリング入門-自分の感情をつかむことは突破口

 夏の講座カウントダウンの日々、カウンセリングの依頼も来ています。今回は久しぶりにカウンセリング系のお話を書きましょう。

 PEALカウンセリングは〈PEAL心理学〉と呼ぶこともできます。

 感情を起点にカウンセリングをすすめる場面はたくさんあります。

 以前、サークルをつくってカウンセリングをみんなで学んでいたときに私が書いたものがあります、二、三ヶ所手をいれて紹介しましょう、読んでみてください。

感情をきっかけにして

「感情」は人間の心の中に自然にわき上がるものです。
たのしいうれしい、好き、きらい、怒り、おそれ・・・
「喜び」や「たのしさ」「うれしさ」などは特別に関係が悪い相手でなければ、周りの人たちにも共有されていく事の多い感情です。

 喜びをたくさん表現してくれる人が近くにいると、私たちもたのしくなってきますよね。

 逆に「怒っている」「イライラしている」「焦っている」etc.

 そういう感情をもっている人が近くにいると、自分も落ち着かなくなったり、あるいは、つらくなってくる事があります。
 実は自分の感情について考えておくことは、自分の目標とする人間関係を育てていくために、とても大切なことです。

 
 さて、「感情」という言葉の使われ方には次のようなものがあります。
「感情的になる」
「感情を爆発させる」
「感情をむきだしにする」
「感情に走る」

 etc
 こう並べてみると「感情」という言葉は、手のつけられないもの、暴走してしまうもののように使われる場合が多いように思えてきます。

 ところで、怒りや悲しみなどを「マイナスの感情」と呼ぶ人もいますし、良くない種類のようなものだと考える人も多いかもしれません。でも感情そのものは自然にわき上がるものですから、善し悪しで区別できるものではありません。
 ネガティブな感情もポジティブな感情も、あなたの新しいライフスタイルや、あなたと周りの人との関係を良くする突破口、糸口になるのだととらえています。
 このページでは「喜び」や「たのしさ」「怒り」や「悲しみ」でも、それらは、あなたのすてきな行動のきっかけになる、きっかけにできるという事を提案させていただきます。

 

お話感情の種類

 

感情にはどういうものがあるでしょう?

喜怒哀楽、という四つくらいだと思う人も多いかもしれません、でも時間をとって考えてみると、かなりたくさんあがってきます。
 きっといろいろな場面で、いろいろな感情を味わっている事がわかると思います。

 感情の種類をいくつか並べてみます。その言葉から思い当たるあなたの思い出を書いてみてください・・・

 

1愛しさ
2あこがれ
3怒り
4期待
5喜び
6不满
7無念
8優越感
9劣等感
10勇気
11安心
12不安
13嫌惡(けんお)
14怨み
15感謝
16驚愕(きょうがく)
17冷静
18焦燥(しょうそう)
19不思議
20幸福

 文章はまだ続くのですけど、ここまでにしておきましょう。
 随分前の文章だとはいえ、PEAL心理学のベースの一つとなっています。カウンセリングを進めるときにも「そのとき、どういう感情だったか思い出していただけますか‥‥」というように問いかける場面がたくさんあります。

 何か問題が大きくなってからカウンセリングを依頼する人たちがほとんどです。でもその前に、子どもたちとの関係、家族の関係をもっと風通しよく爽やかにしていく努力をしていくと、ずっと効果的に短期間にすすめることができます。

〈たの研/たのしい教育研究所〉には女性カウンセラーもいます、お気軽にごそうだんください。

 

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楽しさと寂(さび)しさ/楽しいPEALカウンセリング/楽しい国語・楽しい哲学・楽しい古典

 以前PEALカウンセリングの中で私が話したことに少し触れたところ、それを聞いた方からも大きな反応があったので、少し紹介します。
 「寂しい」ことは悲しいこと辛いことだと反射的に考えてしまう人がほとんどでしょう。でも本当にそうでしょうか?
 私が過ごす時間の中で執筆の時間はとても長いので、その時間は孤独に過ごしています、寂しい時間といってもよいでしょう。
 ところでもともと日本では〈わびしいこと〉〈さびしいこと〉を肯定的に、あるいは美的なものとして考えてきました。
 『わびさび』という言葉を聞いたことがあ人もいると思います、「わびしい」「さびしい」というのは、この『わびさび』のことです。別サイトの言葉を引用してみます。

 日本特有の美意識である「侘び寂び」。

「侘び」とはつつましく、質素なものにこそ趣があると感じる心のこと。

 一方、「寂び」とは時間の経過によって表れる美しさを指します。この世のものは時が経つにつれ汚れたり、欠けたりして変化しますが、それを劣化と否定的にとらえず、変化が織りなす多様な美しさを「寂び」と呼び、肯定するのです。

 絢爛さや豪華さ、シンメトリーを美とする西洋の美意識に対して、「侘び寂び」に象徴される日本の美は、質素さや閑寂さ、非対称や余白を重んじます。こうした「侘び寂び」の美意識は、禅や茶の湯、絵画や庭園、美術工芸品など、日本文化と日本人の価値観に大きな影響を与えています。

https://www.the-kansai-guide.com/ja/article/item/16213/

 さびしさは辛いことだとだ、と考えてしまうのは、もしかするとメディアのせいかもしれません。一人でいてはいけない、孤独は辛い、仲間と協力して活動することが生き甲斐を感じることだetc. テレビなどの中にはそういうコンテンツに満ちています。
 けれど、それはほんとうか、立ち止まって考えてみることも大切でしょう。

 私は2週間くらい山に入ってほとんど誰とも語らず過ごしたことがありました、今でもたのしいすばらしい想い出の一つです。

 敬愛する河口慧海(チベット旅行記を著した僧侶)も瞑想で自分の心の中を澄ます、心の中で対話することを続けながら苦難の旅を続け、仏典を持ち帰るという目的を達成しました。

  かつての同僚で、映画館に一人では入れない、という人がいました。
 きっと一人で座っているのは寂しい姿だと考えているからでしょう。
 レストランに一人で入るのに躊躇するという人もいました。

 そうかなぁ~

 山をあるいて木の実の色に感動した時「これはいいなぁ~」という言葉にならない声が染み入ってきます、自分の声です。
 一人でいると自分の心の中を見つめることにもなります、自分と対話することもあります。
 自分の心の中を見つめることも、慣れてくると、たのしくなってきます。

 逆に、仲間と一緒、友だちと一緒の楽しみばかり、家族みんな一緒のたのしみしか求めないとしたら、そちらの方が心配になります。
 周りの人は都合よく自分と付き合ってくれるわけではありません。

 ここでPEALカウンセリングの流れを展開することはできないのですけど、問題意識として考えていくきっかけにはなると思います。

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子どもたちの無邪気さと素直さと直球の言葉

 A先生からの話です。準備していった教材にある子が「しょぼい」と言っていたそうです。

 A先生は実力も高く、笑いながら話していたので、その言葉を元に授業をバージョンアップさせることができるでしょう。

 でも、その言葉を起点に子どもとの人間関係が悪化してしまうことになってしまうことも考えられます、どちらかというとその方が多いように思います。

 そのとき思い出したのが谷川俊太郎が小学校に詩の授業に呼ばれて行った時の話です。

wikipediaより

 教室に入った自分(谷川俊太郎)に、ある子が
 「あ、生なま谷川だ! まだ生きてたんだ」
 と言ったというのです。

 さすが谷川俊太郎は動揺することはなかったとようですけど、捉え方によれば「死んでたと思ったよ」ということですから残酷な言葉です。

 子どもたちの素直な言葉は、時に残酷なキリとして身体に突き刺さることがあります。

 親も子どもに言われた言葉に傷ついてしまうことがあるでしょう。

 教師は教育のプロです。親はいろいろな状況の中でも子どもたちのためにがんばっています。

 ショックを受けたら深呼吸して、美味しいものを食べて、たのしい映画でも見ましょう、アクションものがよいかもしれない。

 子どもに投げかけられたキリのような言葉で傷つくこともあるとはいえ、それが自分をアップグレードさせるきっかけにもなります。

 どうしたらよいか迷っていたら、気軽にご相談ください。たのしい教育にはたくさんの選択肢を準備しています。

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楽しい教育を応援してくださる組織〈沖縄ろうきん/沖縄労働信用金庫〉に大きな感謝と敬意を込めて充実した活動を推進中!

 この度、沖縄ろうきん(沖縄労働金庫)が当NPOの取組みに理解と関心、そして高い評価を加え〈たの研/たのしい教育研究所〉が実施する親子支援へ今後3年間、資金面で応援してくださることとなりました。

 大きな感謝を込め、拠出していただく大切な資金を何十倍の価値にかえて、子どもたち、保護者の皆さんの笑顔・元気・可能性を高める活動に利用させていただきます。

 子どもたちが「もっと学びたい」と感じ、どんどん可能性を伸ばしていくことは、親、教師にとどまらず、社会全体にとっても大きな喜びです。

 沖縄には日本全体に関わる問題・課題が数々存在しています。

 一気に平和的に解決することは困難でも、賢く元気で力ある子どもたちを育てていくことで、沖縄そして日本全体が着実によくなっていくと思います。

 それまでまだまだ時間がかかるでしょう。
 それでもたのしく元気に、この大切な活動をすすめていきたいと考えています。

 応援してくださる皆さんが増えていくことが何よりの支援です。
 資金面だけでなく、このサイトの記事を一つ選んで、いろいろな方達に「ここいいよ、読んでみて」と広げてくださることも大きな力になります。

 すでに〈たの研/たのしい教育研究所〉の公式サイトは全国のブログ評価サイトの教育部門で複数トップを独走中ですが、それをさらに加速する力は貴重です。

 応援よろしくお願いいたします。

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