楽しい島言葉(しまくとぅば)動画教材ができました!

 今、島言葉を学ぶ意義はなんでしょう?

 人々の想いがもっとも刻まれたものは〈ことば〉です。かつての人々が使っていたことばを学ぶことは、かつての琉球で生きた人たちの想いを知ることもできます。それは私たちの人生を今より豊かにすることにつながります。

 たのしい教育研究所のこれまでの活動の中で、島言葉は明らかに〈楽しく学ぶことができる〉ことがわかりました。

 いろいろなたのしい島言葉教材の開発がすすんでいます、今回は、たのしい夏の講座でもとりあげた「楽しい島言葉・しまくとぅば教材」の動画教材を紹介させていただきます。

 テーマは「いろいろな人たちと仲よくなるかっかけになる島言葉」です。どんどん使って、友だちをつくったり、今の友達と、もっと仲よくなってください。

 教材プリントはここからダウンロードできるようになっています⇨ https://tanokyo.com/archives/155890

 動画はこちらです⬇︎

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評価感想は宝物〈ちょうぜつたのしかった!〉-楽しい自由研究の講座大盛況

 たのしい教育研究所の夏の講座〈自由研究をたのしもう〉が実施され、大盛況のうちに実施されました。キャンセル待ちのまま参加できなかった方たちもたくさん出てしまい、心苦しく思ったのですけど、講座の満足度と安全性を優先させていただきました。参加できなかったみなさんに、心からお詫びいたします。

 〈大人も子どもも仲よくたのしく〉というサブタイトル通り、大人も子どもも一緒にたのしくもりあがっている様子が写真からも伝わると思います。

 毎回、講座の評価・感想をスタッフ全員で読んでいるのですけど、今回もうれしい言葉が続いていました。

「とても研究が楽しかった・・・、ちょうぜつ楽しかった」という言葉に、スタッフから「お~!」という声が上がっていました。

 他にも「学校ではこんなたのしい授業はうけられない・・・、秋の講座も参加したいです」という声もありました。
 たのしい教育研究所は、こういうたのしい授業が学校でできるようになることを目標に活動しています。子どもたちは〈休みより学校の授業がたのしい〉と感じ、先生たちは〈早く授業したい〉と考える、まだまだ先のことかもしれないけれど、その未来を目指して、仲間たちとたのしく活動しています。

 今回のプログラムの内容は、どれも評価が高く、〈たのしい読み語り〉も自由研究につながるものを味わってもらいました。
 機会をみてメルマガで紹介したいと思います。

 これが終わると、教員試験の合格スーパーバイズがあります。

 また100%合格を目指し、学校現場にたのしく力ある先生たちをおくりたいと思います。

 このサイトの読者のみなさんも着々と増えてきて、うれしいできごとが続いています。
 可能な方は、このサイトをいろいろな方たちにすすめて、〈たのしい教育〉の広がりに力を貸していただけると嬉しく思います。

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読者の方からの質問に答えて=研ぎすまされた文章を味わう 中島敦〈名人伝〉/楽しい国語・楽しい文学

 毎日ここに綴っている文章が読みやすく気に入っています、というお便りをいただきました。中身について詳しく書くことはできませんけど、その返事に加えて、少し書かせてください。

 ここに書いている文章は、移動中に書くこともあり、校正する時間がなく、言葉の間違いなどがあることも覚悟しながらUPしています。申し訳なく思いながら、そういう中でも、文意をよみとり、たのしみにしてくれている方たちがたくさんいることを、心から嬉しく思っています。

〈つれづれなるままに 心にうつりゆくよしなしごとを そこはかとなく書きつくって〉もなお、間違いなどない力をもつ人たちはいるでしょう、私にまだそういう力がないということです、すみません。いずれその域に達したいと思っています、長い目でお付き合いください。

 さて、ある方から「好きな作家の作品は?」という問いがありました。

 私の文章のスタイルとは異なるのですけど、中島敦の研ぎすまされた文章は、何度も読み返しています。

中島敦 wikipediaより

 中島敦には短い名文もいろいろあります、気に入りは〈名人伝〉です。
 文章もさることながら、ストーリー展開も早く〈サスペンス短編の名作〉といってもよいとおもいます。

 はじめの部分を引用しましょう。

   名人伝

         中島敦

 趙の邯鄲の都に住む紀昌という男が、天下第一の弓の名人になろうと志を立てた。己の師と頼むべき人物を物色するに、当今弓矢をとっては、名手・飛衛に及ぶ者があろうとは思われぬ。百歩を隔てて柳葉を射るに百発百中するという達人だそうである。紀昌は遥々飛衛をたずねてその門に入った。

 飛衛は新入の門人に、まず瞬きせざることを学べと命じた。紀昌は家に帰り、妻の機織台の下に潜り込んで、そこに仰向けにひっくり返った。眼とすれすれに機躡が忙しく上下往来するのをじっと瞬かずに見詰めていようという工夫である。理由を知らない妻は大いに驚いた。第一、妙な姿勢を妙な角度から良人に覗かれては困るという。厭がる妻を紀昌は叱りつけて、無理に機を織り続けさせた。来る日も来る日も彼はこの可笑しな恰好で、瞬きせざる修練を重ねる。二年の後には、遽だしく往返する牽挺が睫毛を掠めても、絶えて瞬くことがなくなった。彼はようやく機の下から匍出す。もはや、鋭利な錐の先をもって瞼を突かれても、まばたきをせぬまでになっていた。不意に火の粉が目に飛入ろうとも、目の前に突然灰神楽が立とうとも、彼は決して目をパチつかせない。彼の瞼はもはやそれを閉じるべき筋肉の使用法を忘れ果て、夜、熟睡している時でも、紀昌の目はカッと大きく見開かれたままである。ついに、彼の目の睫毛と睫毛との間に小さな一匹の蜘蛛が巣をかけるに及んで、彼はようやく自信を得て、師の飛衛にこれを告げた。

 それを聞いて飛衛がいう。

 この文章の、一つの単語、たとえば助詞一つとっても、無駄・不要というものはありません。

 声を出して読んでみると感じると思うのですけど、中島敦はリズムを刻む様に、リズムが崩れないように、言葉を選んでいます。

 kindleで無料で読むことができます⇨https://www.amazon.co.jp/%E5%90%8D%E4%BA%BA%E4%BC%9D-%E4%B8%AD%E5%B3%B6-%E6%95%A6-ebook/dp/B009IXHOJU

 青空文庫にもあります、もちろん無料です⇨https://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/620_14533.html

〈~である〉調の文章は綴らないとはいえ、こういうそういう〈もの書き〉になりたいと思っています。

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たのしい教材:仲よくなるきっかけになる島言葉① 楽しい〈しまくとぅば〉-楽しい国語

 たのしいしまくとぅば(島言葉)の新しい教材ができあがりました。たくさんのお問い合わせをいただきましたが、ご希望の方にお渡しできます。前回より大量に準備しましたが、数に限りがあります、ご了承ください。

 同時進行で〈動画〉の作成もすすんでいます、近々アップする予定です。

 印刷して利用したい方は、次のリンクからダウンロードしてご利用ください⬇︎

https://tanokyo.com/wp-content/uploads/2023/08/a9483f3dfab34f064377458b67ae7030.jpg

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