楽しい国語-武者小路実篤の美しさ/楽しいブックレビュー「真理先生」

 遠くに住む友人から届いた久しぶりのたよりには近況が綴られ「本を紹介して欲しい」と続いていました。

 四冊あげた一冊が武者小路実篤(むしゃのこうじ さねあつ)の『真理先生』です、長く読書から遠ざかっていた私が高校の頃その世界に戻り、感動した想い出の本の一冊です。

wikipediaより

 紹介した私がまた読み直したくなってしまいました。
 家のどこかにあるのだろうけど、見つかりそうもないので、買いに行こうと思っています。

 最も忘れられないのは〈馬鹿一/ばかいち〉が先生に

「人を殺してはいけないのですか」

と問いかけるところです。

先生はこう語ります。

「あなたは、自分が人に殺されてもいいと思えることがありますか。もし、あなたが他の人に殺されてよいという場合があるなら、聞かせてください」

 記憶で書いているので言い回しなどは違っているかもしれないのですけど根幹はそのままです、先生はこうつづけます。

「自分が殺されてもいい、という場合が考えられないなら、人を殺してはいけないのではないかと思います」

「逆に」という言葉を普通に使う人たちがたくさんいます、〈順接〉にも使う人がいるくらい多いのですけど、これだけ見事な逆質問は聞いたことがありません。

 片や馬鹿一も大した人物で、こう続けます。

「では、自分は殺されてもいい、と考えている人なら、他の人を殺してもよいのですか」

 それに対する真理先生の答えはなんだったか?

 興味のあるみなさんは、ぜひ読んでみませんか。

 調べてみたら新本でも手に入ります、私もさっそく本屋さんに行こうと思います。

 国語はその人の読書生活の入り口になったり、文章を綴るたのしさを味わう強化になったり、幅広くいろいろな可能性を開いてくれます。

 教員採用二次試験の相談がいろいろきているのですけど、沖縄県の今年の模擬授業の課題は「国語」です。点数に差がつきやすいので、ちょうどよいと思います。もうすでに大切な受験生たちをあずかっているので、今回の受講は難しいのですけど「来年はぜひ合格したい」という方はご相談ください。

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自由研究-沖縄の最高気温は40℃越えがざらにある?

 この夏も暑く、県外の酷暑(こくしょ)がニュースになっています、8月10日 石川家県小松市で40℃の記録が出ています。

〈40℃越え〉は今年だけのことではなく、去年2022年の7月1日の記録はこうでした。

 ところで、〈たの研〉でこういう話が出た時、Aさんが
「沖縄では40℃越えはないのに・・・、県外は沖縄よりずっと熱いんですね」
と語り、それをうけて私が
「子どもの頃、夏休みの宿題で日記に天気とか気温とか書いてた時、40.5℃とか42℃とか書いた記憶があるよ」
と話すと、ほとんどの人が
「いや~、40℃越えはないでしょう!」
といっていました。

 さてみなさん、沖縄で40℃越えの日はなかったんでしょうか?
 私が日記に書いたのは間違いだったのでしょうか。

予想 沖縄県でかつて40度越えの日は
ア.何度もあった
イ.あったけれど3~4回程度
ウ.1回あった
エ.なかった

どうしてそう予想しましたか?

 

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予想してからね

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予想してからね

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予想してからね

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予想してからね

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 沖縄県の最高気温の記録はいろいろなサイトに出ています、見やすいので https://ritoufan.com/shimanews/okinawa-hottest/ のデータを参照しましょう。

 なんと、沖縄県の最高気温は36.1℃ でした。

 私が夏休みの宿題で普通に〈42℃〉とか書いていたのは、いつものごとく夏休みはめいっぱい遊びまくり、二学期のはじまる2~3日くらい前から宿題をはじめて、やっつけ仕事で天気と気温を書いて「今日はてっちゃんと遊びました。たのしかったです」的な日記を綴っていたからなのですね。
 新聞をめくりながら細かいチェックをするような子ではなかったことを思い出しました。
 それにしても、先生も先生ですよね「きゆなくん、こんな熱いはありません」って言ってくれたらいいのに。
 見てくれてなかった証拠ですね、どっちもどっちだ ´ー`)

 とはいえ、そういう私が教師になり、子ども達とたのしい日々を過ごす様になったというのも、面白い実験結果です。

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なぞの物体-たのしく予想してみる

 夏の講座の準備で、以前使った教材を探している時に、木枠状の物体が出てきました。横20cm・たて10cm・高さ10cmくらいで、この視点でみると足になっている部分は2cm程のしっかりした木でできています。
 四面が見えるように写真をとりましょう、スタッフが〈小人の机〉といっていたのですけど、確かにそう見えないこともありません。

 

 

 何かの入れ物にはなりそうもありません、枕にするには高いし痛そうです。

 肘おきかな?

 顔が疲れた時にささえるのかな?

 お豆腐をつくる時に型枠とかになったりして・・・

 みなさんも予想してみませんか。

 この謎はいつか解けるのでしょうか、全ての謎が解けるわけではありませんから、永遠の謎のままなのかもしれません。

 いずれにしても、たのしみな謎がまた一つ増えました、もしかしてご存知の方がいたら、お知らせいただければ幸いです。

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夏の講座に参加してくださった皆さんへの手紙

 たのしい教育研究所の夏の講座が終わり、参加した方たちへ次のようなメールを送ったところ、参加者の方から折り返し便りが届きました。これからの教育にとって〈たのしさ〉が重要であるという気持ちを共有してくださった様で、このサイトも隅々まで読んでみます、ということでした、とても嬉しい便りです。
 参加者のかたからの便りを載せることはできませんので、私が送ったものをのせたいと思います。
 もしもメール等の設定でうまく受信できなかった方がいるかもしれません、その方にもぜひこの手紙を読んでいただきたいと思っています。

たのしい夏の講座に参加してくださったみなさんへ

 

こんにちは、たのしい教育研究所のきゆなです。
会場の関係で急いで片付けにはいらなくてはいけなかったので、ラストに加えたかった話をメールにさせていただきます。

今回、たのしい教育研究所の講座に参加してくださったことに、心から感謝しています。
講座の中で感じていただけたのではないかと思うのですけど、たのしいと自然に頭が動き、賢くなっていきます。
「授業はたのしかったけれど全然かしこくならない」ということはありません。
もっと学びたい探究したいと感じて、授業後もさらに賢くなっていきます。
自分の興味関心を広げていって「これをもっと学びたい/あれも学びたい」というように学んでいくこととでは突破力がぜんぜん違ってきます。それは歴史の中で数々証明されています。ガリレオもアインシュタインもニュートンも、みんなそうでした。

〈たの研〉には先生方や管理職の方達、保護者の方達も相談にやってきます。そのことからも、そして全体としての不登校の増加の様子をみても、学校教育はなかなか「たのしい」というようにはなっていないことがわかります。
そういう現状でも、少しずつ〈たのしい教育〉が広がって、子どもたちが学校でも、こういうプログラムを受けることができるようになることがたのしい教育研究所の目標の一つです。そのためにたのしい授業ができる先生たちを増やしていくことにも、力を入れています。

もし講座の内容に満足していただけた方は、〈たの研〉の活動を応援していただければ幸いです。
うちの公式サイトを周りの方々に紹介したり、講座の広報をしてくださったりすることも、とても嬉しく思います。

 講座後、みなさんからのうれしい評価・感想をスタッフ全員で丁寧に読ませていただきました。
 そこには
「自由研究がこんなにたのしいとは思いませんでした」
「超絶たのしい」
「大人ものめりこんでしまいました」
という様な熱い言葉がたくさん綴られていました。
中にはスタッフに「もっと感想をいっぱい書きたいから、秋の講座をうけにきます」と言いにきてくれた子もいました。
 感想・評価はたのしい教育研究所の宝物です、本当にありがとうございました。

 今回は、キャンセル待ちのまま、受講できなかった方たちもたくさん出ましたので、次回の講座に向けて、いろいろなアイディアを出しているところです。
 すでに「秋の講座に申込みます」と言ってくださっている皆さんもいるのですけど、期日と内容を確定し、開催一月前くらいに広報させていただく予定です。
それまで少しお待ちください。

 子どもも大人もたのしく賢くなっていき、いろいろな問題や課題を元気に明るく突破していける人たちが増えていくように、これからもたのしくがんばっていきたいと思います。

 

残りの夏休みも、子どもたちとたのしくお過ごしください。
お礼を込めて、筆を置かせていただきます。
またお会いできることをたのしみにしています。

 

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